スマホの電源を切りたいのに、電源ボタンを長押ししても電源メニューが表示されない。iPhoneとAndroidで操作が違ううえ、GalaxyやAQUOS R9ではボタンの組み合わせが異なるため、戸惑う人も少なくありません。
2026年10月現在、スマホの電源の切り方は機種やOSのバージョンによって異なります。Androidでは電源ボタンの長押しに別の機能が割り当てられている機種もあり、従来の操作だけでは電源を切れない場合があります。一方、クイック設定パネルや設定メニューを使えば、物理ボタンを使わずに電源を切れる機種もあります。
【まず確認】スマホの電源を切る方法と画面を消す操作は違う

スマホの操作で最初に区別したいのは、「画面を消す」「電源を切る」「再起動する」の3つです。いずれもボタン操作が関係しますが、端末の状態はそれぞれ異なります。
- 画面を消す: ディスプレイを消灯してロックする操作。スマホ本体は動作しており、着信や通知を受け取れる。
- 電源を切る: スマホの動作を終了させる操作。通常、通話や通知の受信もできなくなる。
- 再起動する: スマホをいったん終了させ、自動的に起動し直す操作。不具合や動作の重さが改善する場合がある。
電源ボタンを短く1回押しても、通常は画面が消えるだけです。電源が切れたわけではありません。反対に、電源を切ったつもりでも画面が暗くなっただけなら、スマホは動作し続けています。
また、電源を切るとアラームや通知などの動作にも影響することがあります。翌朝のアラームを使う場合や、緊急連絡を受ける可能性がある場合は、完全に電源を切る必要があるかどうかも確認しておきましょう。
【iPhone】電源の切り方と設定メニューから終了する方法
iPhoneの電源の切り方は、Face ID搭載モデルとホームボタン搭載モデルで異なります。Appleサポートの案内に沿って、手元の機種に合う方法を選びましょう。
Face ID搭載のiPhoneで電源を切る
iPhone X以降のFace ID搭載モデルなどでは、基本的に次の手順で電源を切ります。
- 本体側面のサイドボタンと、音量を上げるボタンまたは下げるボタンのどちらかを同時に長押しする。
- 画面に電源オフスライダが表示されたら、ボタンから指を離す。
- 画面上の「スライドで電源オフ」をスライドする。
- 画面が消え、電源が切れるまで待つ。
電源を切る操作では、サイドボタンだけでなく音量ボタンも一緒に押すのがポイントです。サイドボタンだけを長押しすると、Siriなど別の機能が起動する場合があります。
ホームボタン搭載のiPhoneで電源を切る
iPhone 8、iPhone 7、iPhone 6やiPhone SE(第2・第3世代)など、対象となるホームボタン搭載モデルでは、サイドボタンを長押しして電源オフスライダを表示します。iPhone SE(第1世代)やiPhone 5以前の対象モデルでは、上部のボタンを使います。
スライダが表示されたら、画面の案内に従って操作すれば電源を切れます。ボタンの配置や操作方法はモデルによって異なるため、ボタンだけで判断しにくい場合は設定メニューを利用しましょう。
ボタンを使わず「設定」から電源を切る
iPhoneでは、設定アプリからも電源を切れます。
- 「設定」アプリを開く。
- 「一般」をタップする。
- 画面下部にある「システム終了」をタップする。
- 表示された電源オフスライダを操作する。
サイドボタンが押しにくい場合や、ボタンの反応が悪い場合に便利な方法です。機種やiOSのバージョンによっては、コントロールセンターに表示される電源アイコンから終了操作に進める場合もあります。
iPhoneの電源を入れる方法
電源を切ったiPhoneは、サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しすると起動します。上部にボタンがある旧モデルでは、そのボタンを使用します。
ボタンを押しても起動しない場合は、バッテリー切れの可能性があります。充電器に接続してしばらく待ってから、もう一度電源を入れてみてください。
【Android】電源ボタンの長押しで切れない理由と基本操作
Androidスマホで電源ボタンを長押ししても電源メニューが表示されない場合、すぐに故障と判断する必要はありません。機種によっては、長押しに音声アシスタントなどの機能が割り当てられているためです。
Google Pixelの公式サポートでは、Pixel 6以降について、電源ボタンと音量大ボタンを数秒間同時に長押しして電源メニューを表示する方法が案内されています。一方、Pixel 5a以前では電源ボタンの長押しが基本です。
Androidスマホの基本的な電源の切り方
Androidでは、まず次の手順を試してください。
- 本体側面にある電源ボタン、または機種指定のボタンの組み合わせを長押しする。
- 電源メニューが表示されたら「電源を切る」を選ぶ。
- 確認画面が表示された場合は、画面の案内に従って確定する。
- 画面が消えるまで待つ。
電源ボタンだけでメニューが出ない場合は、音量大ボタンとの同時押しを試す方法があります。ただし、これはすべてのAndroid機種に共通する操作ではありません。GalaxyやAQUOSなどでは、それぞれのメーカーが案内する手順を優先してください。
Google Pixelで電源ボタンの長押し設定を変更する
Pixel 6以降では、電源ボタンの長押しで音声アシスタントが起動する設定になっている場合があります。電源メニューを呼び出したい場合は、設定から割り当てを変更できます。
- 「設定」を開く。
- 「システム」から「ジェスチャー」を選ぶ。
- 「電源ボタンを長押し」をタップする。
- 選択肢に「電源ボタン メニュー」があれば、それを選ぶ。
設定を変更すると、電源ボタンの長押しから電源オフや再起動を選びやすくなります。メニュー名や設定の場所は、Androidのバージョンによって異なることがあります。
【機種別比較】Galaxy・AQUOS R9・らくらくスマホの電源の切り方
Androidは機種によって電源メニューを表示する方法が異なります。ここでは、SamsungのGalaxy、シャープのAQUOS R9、らくらくスマホの代表的な操作を整理します。
| 機種・シリーズ | 通常の電源オフ方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| iPhone | Face ID搭載モデルはサイドボタンと音量ボタンを同時に長押し | 設定の「一般」から「システム終了」も選べる |
| Google Pixel 6以降 | 電源ボタンと音量大ボタンを同時に長押し | 設定変更により電源ボタン長押しからメニューを表示できる |
| Galaxy | サイドボタンと音量ダウンボタンを同時に長押しし、電源メニューを表示 | 長押しの割り当てや操作方法は機種・One UIのバージョンで異なる |
| AQUOS R9 | 電源キーと音量UPキーを同時に押し、電源メニューから「電源を切る」を選ぶ | クイック設定パネルや設定メニューからも操作できる |
| らくらくスマホ | 電源ボタンを長押しし、携帯電話オプションなどの画面から「電源を切る」を選ぶ | 機種により確認画面や強制終了の操作が異なる |
Galaxyの電源を切る方法
Galaxyでは、サイドボタンと音量ダウンボタンを同時に長押しすると、電源メニューを表示できます。メニューが出たら「電源OFF」または「電源を切る」に相当する項目を選び、確認画面が表示された場合は確定します。
Samsung Japan公式サポートによると、サイドボタンの長押しには音声アシスタントなどの機能が割り当てられている場合があります。2026年6月26日更新の再起動ガイドでも、通常の再起動と強制再起動は操作時間を区別して案内されています。
ボタン操作が難しい場合は、クイックパネルを開き、電源アイコンからメニューを表示する方法もあります。画面内の表示や手順はGalaxyの機種とOne UIのバージョンによって変わるため、実際の表示を確認してください。
AQUOS R9の電源を切る方法
シャープの公式サポートは、AQUOS R9を例に、電源を切る方法を4つ紹介しています。通常のボタン操作だけでなく、クイック設定パネル、設定メニュー、ユーザー補助機能メニューを利用できる点が特徴です。
方法1:電源キーと音量UPキーを同時に押す
本体側面の電源キーと音量UPキーを同時に押します。電源メニューが表示されたら「電源を切る」を選びます。押すタイミングがずれるとうまくいかないことがあるため、同時に押すことを意識しましょう。
方法2:クイック設定パネルから操作する
画面上端から下へスワイプして通知パネルを表示し、さらに下へスワイプしてクイック設定パネルを開きます。右下の電源アイコンをタップし、「電源を切る」を選択します。
方法3:設定メニューから操作する
シャープの案内では、「設定」から「システム」、「電源メニュー」の順に進む方法が紹介されています。機種やソフトウェアのバージョンによっては、「お困りのときは」から「電源メニュー」に進む構成もあります。
方法4:ユーザー補助機能メニューを使う
「設定」から「ユーザー補助」、「ユーザー補助機能メニュー」を開き、ショートカットをオンにします。画面に表示されたユーザー補助機能ボタンをタップし、メニュー内の「電源」を選択すると、電源オフの操作に進めます。
これらの手順は、シャープ公式の「スマホの電源を切る(OFFにする)4つの方法」で紹介されているものです。AQUOSシリーズでも機種によって画面構成が異なるため、AQUOS R9以外では手元の端末の表示を確認してください。
らくらくスマホの電源を切る方法
らくらくスマホは、電源ボタンを長押しして携帯電話オプションなどのメニューを表示し、「電源を切る」を選択する方法が基本です。機種によっては、その後に「OK」をタップして終了を確定します。
ドコモが公開しているらくらくスマートフォンの操作ガイドでも、電源ボタンを押し続けてオプション画面を開き、「電源を切る」を選んで確定する手順が紹介されています。
ただし、らくらくスマホという名称だけでは、正確な操作を一つに絞れません。FCNTの公式FAQでは、らくらくスマートフォン F-53Eについて、画面が反応しない場合に電源ボタンと音量ダウンボタンを8秒以上押す方法や、32秒以上押す強制再起動の方法を案内しています。これは対象機種の案内であり、すべてのらくらくスマホに共通する操作ではありません。
【電源ボタンが使えない】クイック設定・設定メニュー・ユーザー補助機能で解決
電源ボタンを押しても反応しない、長押しすると別の機能が起動する、ボタンが故障しているかもしれない。そんなときは、画面を操作できるかどうかで対処法を分けると、無駄な操作を減らせます。
クイック設定パネルから電源を切る
クイック設定パネルは、画面上部からスワイプして開く、Wi-FiやBluetooth、画面の明るさなどを操作するメニューです。対応機種では、ここに電源アイコンが表示されます。
- 画面の上端から下にスワイプする。
- 必要に応じて、もう一度下にスワイプする。
- 電源アイコンを探してタップする。
- 電源メニューが表示されたら「電源を切る」を選ぶ。
機種によっては、電源アイコンが最初の画面に表示されない場合があります。アイコンの配置やクイック設定の編集方法は、メーカーやOSのバージョンによって異なります。
設定メニューから電源オフを選ぶ
設定メニューから電源を切れるかどうかは、機種によって異なります。AQUOS R9では、シャープの公式案内にある「設定」から「システム」、「電源メニュー」と進む方法が利用できます。
同じAndroidでも、他社製端末に同じメニューがあるとは限りません。設定アプリ内で「電源メニュー」などの項目が見つからない場合は、クイック設定パネルを使うか、メーカーの取扱説明書を確認しましょう。
ユーザー補助機能メニューから電源を切る
ユーザー補助機能メニューは、画面上で大きな操作メニューを呼び出せる機能です。対応機種では、電源や音量などの操作を画面から実行できます。
一般的な設定の流れは、「設定」から「ユーザー補助」を開き、「ユーザー補助機能メニュー」を有効にする方法です。設定後、画面に表示されたショートカットをタップし、電源関連の項目を選択します。
ただし、この機能は電源ボタンが物理的に故障していても、画面のタッチ操作が正常にできる場合に役立つ方法です。画面そのものがフリーズしている場合には、タッチ操作ができないため、強制再起動など別の手段を検討する必要があります。
電源ボタンを長押ししても切れないときの確認事項
電源メニューが表示されないときは、次の順番で確認してください。
- 長押しで別の機能が起動する: 電源ボタンの割り当てを確認するか、機種指定のボタンの組み合わせを使う。
- ケースがボタンを妨げている: ケースを外し、ボタンが正常に押せるか確かめる。
- 画面は動くがボタンが反応しない: 対応機種ならクイック設定パネルや設定メニューから電源を切る。
- 画面が固まり、タッチも反応しない: 通常の電源オフではなく、機種別の強制再起動を確認する。
強い力でボタンを押し込んだり、機種が分からないまま複数のボタンを長時間押し続けたりするのは避けましょう。電源ボタンの故障が疑われる場合は、メーカーや携帯電話会社のサポートに相談するのが安全です。
【フリーズ時の対処】スマホの強制終了・強制再起動と電源の入れ方
画面が動かない、タッチ操作ができない、通常の電源メニューも表示できない場合は、強制再起動が選択肢になります。ただし、強制終了と強制再起動は同じ意味ではありません。
強制終了は、通常のメニュー操作を介さずに端末の動作を停止させることです。強制再起動は、端末を強制的に再起動させる操作です。機種によっては、ボタン操作で電源が切れたあとに自動で起動する仕組みになっています。
iPhoneの強制再起動方法
Face ID搭載モデルなど、音量ボタンを使うタイプのiPhoneでは、Appleサポートが次の手順を案内しています。
- 音量を上げるボタンを押して、すぐに放す。
- 音量を下げるボタンを押して、すぐに放す。
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする。
- Appleロゴが表示されたら、サイドボタンを放す。
この操作では、音量ボタンを押し続けるのではなく、順番に押してすぐ放すことがポイントです。サイドボタンだけを長押しする通常の電源オフとは手順が異なります。
ホームボタン搭載モデルなどでは手順が異なる場合があります。Appleの公式サポートで、該当するiPhoneのモデルに合った方法を確認してください。
Galaxyの強制再起動方法
Samsung Japan公式サポートでは、多くのGalaxyについて、サイドボタンと音量ダウンボタンを同時に7秒以上長押しする強制再起動方法を案内しています。通常の再起動で使う操作よりも長く押し続ける必要がある点に注意してください。
電源メニューが表示されても、画面が消えるまでボタンを離さないよう案内されている機種があります。操作しても再起動しない場合は、ケースがボタンを妨げていないか、バッテリー残量が十分かを確認しましょう。
AQUOS・その他のAndroidの強制再起動方法
Androidの強制再起動は、メーカーや機種による違いが特に大きい操作です。電源キーと音量キーの同時長押しで対応できる端末もありますが、使用する音量ボタン、長押しする秒数、振動した時点で指を離すかどうかは共通ではありません。
例えば、auの公式サポートでは、Android端末の強制再起動について、機種により音量キーの種類や操作時間が異なることを説明しています。AQUOS R9の通常の電源オフ操作を、そのまま強制再起動の手順として使わないようにしましょう。
画面が固まった場合、強制操作は未保存のデータが失われる可能性があります。まずは通常の再起動ができるかを確認し、操作不能の状態が続く場合に限って、該当機種の公式手順を試してください。
スマホの電源を入れる方法
電源を切ったスマホを再び起動する場合は、通常、電源ボタンを数秒間長押しします。Appleロゴやメーカーのロゴが表示されたら、起動が始まった合図です。
ボタンを押しても起動しない場合は、バッテリーが切れている可能性があります。充電器とケーブルを接続してしばらく待ち、改めて電源を入れてみてください。GoogleのAndroidヘルプでは、電源が入らない端末について、充電器やケーブルの確認、十分な充電時間の確保なども案内しています。
充電しても反応しない、異常に熱くなる、バッテリーが膨張している、何度も起動を繰り返すといった症状がある場合は、無理に操作を続けず、メーカーや修理窓口に相談しましょう。
【スマホ電源切り方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スマホの電源ボタンを長押ししても電源が切れないのはなぜですか?
A1:Androidでは、電源ボタンの長押しに音声アシスタントなどの機能が割り当てられている場合があります。機種に応じて音量ボタンとの同時押しを試すか、クイック設定パネルや設定メニューから電源を切ってください。
Q2:スマホを再起動すると写真やアプリのデータは消えますか?
A2:通常の再起動で、保存済みの写真やアプリのデータが消えることは一般的にありません。ただし、操作中の未保存データは失われる可能性があります。強制終了や強制再起動を行う前には、通常の操作ができるかを確認しましょう。
Q3:スマホの画面がフリーズして電源も切れないときはどうすればいいですか?
A3:通常の電源オフができない場合は、機種別の強制再起動を試します。iPhoneの多くのFace ID搭載モデルでは音量上、音量下、サイドボタンの順に操作します。GalaxyやAQUOS、らくらくスマホでは手順が異なるため、メーカー公式の案内を確認してください。
まとめ:スマホの電源を切るなら機種に合った方法を選ぼう
スマホの電源の切り方は、iPhoneとAndroidで異なるだけでなく、Androidの中でもGalaxy、AQUOS R9、らくらくスマホなどの機種ごとに違いがあります。電源ボタンを長押しする方法でうまくいかない場合も、すぐに故障と決めつける必要はありません。
通常の電源オフが目的なら、まずは機種に合ったボタン操作を試し、難しければクイック設定パネルや設定メニューを利用しましょう。ユーザー補助機能メニューも、対応機種では有効な選択肢です。
画面がフリーズして操作できない場合は、通常の電源オフとは区別して強制再起動を検討します。ただし、強制操作のボタンや秒数は機種によって異なるため、メーカー公式の案内を優先してください。
覚えておきたいのは、画面を消す操作と電源を切る操作は違うということです。自分のスマホの機種名と正しい電源操作を把握しておけば、いざというときも落ち着いて対処できます。