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【区間別】6区~10区の区間賞と復路の勝負を分けたポイント

橘 昂 橘 昂 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

復路は5区間で構成され、総距離は109.6km。山下りの6区から、東京・大手町へ向かう10区まで、それぞれ異なる走力とレース運びが求められる。

第102回大会では、5区間すべてで異なる選手が区間賞を獲得したわけではなく、青山学院大学が2区間を制したほか、國學院大學、創価大学、駒澤大学がそれぞれ1区間を制した。

第102回大会・復路区間賞一覧



6区・20.8km
区間賞


小池莉希(創価大学・3年)

56分48秒

箱根駅伝復路メンバー

箱根町~小田原


7区・21.3km
区間賞


高山豪起(國學院大學・4年)

1時間00分54秒


小田原~平塚


8区・21.4km
区間新記録


塩出翔太(青山学院大学・4年)

1時間03分45秒


平塚~戸塚


9区・23.1km
区間賞


佐藤有一(青山学院大学・4年)

1時間07分38秒


戸塚~鶴見


10区・23.0km
区間新記録


佐藤圭汰(駒澤大学・4年)

1時間07分31秒


鶴見~大手町


出典は関東学生陸上競技連盟の第102回大会「区間賞一覧」。8区の塩出翔太と10区の佐藤圭汰は区間新記録を樹立した。

6区:箱根の山下りで流れをつかむ

6区は箱根町から小田原までの20.8km。下り坂を中心とするコースで、スピードだけでなく、下りの走り方や脚への負担を抑える技術が問われる。

この区間を制したのは創価大学の小池莉希。56分48秒という記録で区間賞を獲得した。青山学院大学の石川浩輝も区間3位でまとめ、首位を守る走りを見せた。

7区:國學院大學の高山が流れを引き寄せる

7区は小田原から平塚までの21.3km。山下りを終えた後、平地での安定したペース配分が求められる。

ここで区間賞を獲得したのが國學院大學の高山豪起だ。4年生としての経験を生かし、1時間00分54秒で区間トップに立った。國學院大學が総合2位に入るうえで、要点になった。

8区:塩出翔太が区間新記録を樹立

8区は平塚から戸塚までの21.4km。復路の中盤に位置し、後半の9区・10区に向けて流れをつくる役割がある。

青山学院大学の塩出翔太は1時間03分45秒で走り、区間新記録を樹立。4年生としての最後の箱根駅伝で、チームの優勝を後押しする大きな結果を残した。

9区:長距離区間で佐藤有一が区間賞

9区は戸塚から鶴見までの23.1km。復路で最も長い区間であり、後半のスタミナやペース維持が重要になる。

この区間で区間賞を獲得したのは、中央大学の吉居駿恭ではなく、青山学院大学の佐藤有一だった。佐藤は1時間07分38秒を記録し、青山学院大学の優位をさらに強めた。

10区:佐藤圭汰が大手町で区間新記録

最終10区は鶴見から大手町までの23.0km。優勝争いだけでなく、シード権争いや総合順位の確定にも関わる重要な区間だ。

駒澤大学の佐藤圭汰は、当日変更でこの区間に配置された期待に応え、1時間07分31秒の区間新記録を樹立。最後まで駒澤大学の存在感を示す走りとなった。

【往路順位と最終結果】青山学院大学が3連覇を達成

復路の見どころを理解するには、1月2日の往路終了時点の順位を確認する必要がある。第102回大会では青山学院大学が往路首位に立ち、早稲田大学がわずか18秒差で追う展開だった。

復路スタート時の上位校の順位

往路順位 大学名 青学大との時間差
1位 青山学院大学 0秒
2位 早稲田大学 18秒
3位 中央大学 1分36秒
4位 國學院大學 1分54秒
5位 城西大学 2分12秒
6位 順天堂大学 3分41秒
7位 駒澤大学 4分52秒
8位 創価大学 5分54秒
9位 日本大学 6分52秒
10位 東海大学 8分02秒

出典:関東学生陸上競技連盟「復路走者一覧」。

スタート時点では、青山学院大学と早稲田大学の差は18秒。中央大学と國學院大學も2分以内につけており、復路序盤から上位争いが動く可能性があった。

一方、駒澤大学は7位で、青山学院大学から4分52秒差。佐藤圭汰を最終10区に起用したことからも、後半に向けた巻き返しが注目される構成だった。

第102回箱根駅伝・最終総合順位

最終的には青山学院大学が総合優勝を果たし、3連覇を達成。総合タイムも大会新記録となった。

最終順位 大学名 総合タイム
1位 青山学院大学 10時間37分34秒
2位 國學院大學 10時間40分07秒
3位 順天堂大学 10時間43分55秒
4位 早稲田大学 10時間44分29秒
5位 中央大学 10時間44分31秒
6位 駒澤大学 10時間44分50秒
7位 城西大学 10時間46分17秒
8位 創価大学 10時間51分40秒
9位 帝京大学 10時間53分15秒
10位 日本大学 10時間53分56秒

出典:國學院大學陸上競技部の大会結果発表。

特に注目したいのは、國學院大學が総合2位に入り、大学最高順位を更新したことだ。往路4位から復路で順位を上げ、10時間40分07秒という大会新記録を達成した。

また、帝京大学は往路17位から総合9位まで順位を上げ、シード権を獲得。復路の選手変更と各区間の粘りが、順位を大きく変える可能性を示した大会でもあった。

【プロの結論】復路メンバーを見るときに重要な3つの判断基準

箱根駅伝のメンバー情報を調べる際には、単に選手名を確認するだけでは十分ではない。特に2026年の第102回大会では、区間エントリーと当日変更後の出走者に大きな違いがあった。

1. 区間エントリーと確定メンバーを区別する

12月29日に発表された区間エントリーは、各大学が予定している区間配置を示すものだ。しかし、補欠選手との入れ替えが認められているため、その段階では実際の出走者が確定していない。

確定情報を確認するなら、1月3日付の関東学生陸上競技連盟の復路走者一覧を見るのが適切だ。今回の駒澤大学の佐藤圭汰や中央大学の吉居駿恭も、当日変更を経て最終的な配置が決まった。

2. 選手の実績だけでなく区間との相性を見る

有名選手やエースが配置されたからといって、必ず区間賞を獲得するわけではない。6区の山下り、8区の中盤戦、9区・10区の長距離区間では、それぞれ異なる適性が求められる。

今回の大会でも、塩出翔太は8区、佐藤圭汰は10区で区間新記録を樹立した。選手の知名度だけでなく、配置された区間と実際の記録をセットで見ることが、正確な戦力分析につながる。

3. 往路順位と復路の区間賞を合わせて評価する

往路で首位だった青山学院大学は、復路でも塩出翔太と佐藤有一が区間賞を獲得し、総合優勝につなげた。一方、國學院大學は7区の高山豪起らの活躍で総合2位まで順位を上げた。

つまり、復路メンバーの評価では、個々の選手の実力だけでなく、チーム全体の配置、往路でのタイム差、後続区間への流れまで考慮する必要がある。

2026年の大会は、エースを後半に配置する戦略と、変更せずに当初の布陣を維持する戦略の両方が見られた。結果まで照らし合わせると、単純な選手の知名度では測れない駅伝の面白さが見えてくる。

【箱根駅伝復路メンバー2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の箱根駅伝復路はいつ開催された?
A1:第102回箱根駅伝の復路は、2026年1月3日(土)に開催された。6区から10区までの5区間で、総距離は109.6kmだった。

Q2:2026年の復路で当日変更された注目選手は誰?
A2:代表的な選手は、駒澤大学の佐藤圭汰、中央大学の吉居駿恭、國學院大學の高山豪起だ。佐藤は10区、吉居は9区、高山は7区に配置された。

Q3:青山学院大学の復路メンバーは誰?
A3:6区・石川浩輝、7区・佐藤愛斗、8区・塩出翔太、9区・佐藤有一、10区・折田壮太。復路の当日変更はなく、塩出と佐藤有一が区間賞を獲得した。

Q4:2026年の復路で区間賞を獲得した選手は?
A4:6区は創価大学の小池莉希、7区は國學院大學の高山豪起、8区は青山学院大学の塩出翔太、9区は青山学院大学の佐藤有一、10区は駒澤大学の佐藤圭汰だった。

Q5:復路の確定メンバーはどこで確認できる?
A5:関東学生陸上競技連盟の第102回大会公式記録に掲載された「復路走者一覧」と「復路選手変更一覧」で確認できる。区間エントリー発表時の情報と混同しないことが大切だ。

まとめ:2026年の箱根駅伝復路は選手起用と終盤の勝負が見どころ

第102回箱根駅伝の復路では、青山学院大学が塩出翔太、佐藤有一らの活躍によって優勝を確実なものとし、総合3連覇を達成した。

一方、駒澤大学の佐藤圭汰は10区で区間新記録、中央大学の吉居駿恭は9区、國學院大學の高山豪起は7区でそれぞれ存在感を示した。早稲田大学も複数区間で当日変更を行い、最後まで上位争いを展開した。

2026年大会の復路メンバーを正確に把握するための要点は、次の3点に集約できる。

  • 12月29日の区間エントリーではなく、1月3日の復路確定一覧を基準にする。
  • 当日変更による選手の入れ替えと、実際の区間賞・区間記録を照らし合わせる。
  • 往路順位と復路の結果を合わせて、各大学の総合力を評価する。

箱根駅伝は、単純にエースを何人そろえたかで決まる大会ではない。5区間を誰が、どの順番で走り、どれだけ安定して次の走者へつなげるか。その積み重ねが最終的な順位を決める。

第102回大会は、青山学院大学の3連覇、國學院大學の躍進、そして佐藤圭汰や塩出翔太らの区間新記録によって、復路の選手起用が結果に直結することを改めて印象づけた大会となった。

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コンテンツディレクター 橘 昂
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スポーツの試合結果と選手情報を担当。リーグ公式の記録と球団・チームの発表を照合し、数字は一次資料の値のみを使います。

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