2026年の天皇賞(秋)は、11月1日(日)に東京競馬場の芝2000メートルで行われる。レース直前の追い切りでは、クロワデュノールの栗東CWでの力強い動き、レガレイラの美浦ウッドでの併せ馬先着、マスカレードボールの坂路での軽快な調整など、各馬の仕上がりを判断する材料がそろい始めた。
10月28日時点では、1週前追い切りに続いて最終追い切りの速報が各社から伝えられている。日刊スポーツなどの競馬報道によると、各陣営の調整方針は一様ではない。速い時計を出して負荷をかける馬がいる一方、すでに仕上がっていることを前提に坂路で軽めに整える馬もいる。数字だけを並べて優劣を決めると、こうした違いを見落としやすい。
【最新速報】天皇賞秋2026の最終追い切り評価と注目馬

2026年10月28日の追い切り速報で目を引いたのは、栗東と美浦それぞれで異なる調整を進める有力馬たちだ。以下では、公表された調教時計と関係者コメントを基に、レース前の状態を読み解く。
クロワデュノール:3頭併せで最先着、長めから負荷をかける
クロワデュノールは栗東CWで6ハロン81秒7-ラスト1ハロン11秒6を記録し、3頭併せで最先着した。1週前には6ハロン80秒4-11秒6をマークしており、長めから負荷をかける過程を経て、最終追い切りでもしっかりと動けている。
日刊スポーツの10月28日付報道によると、騎乗したクリスチャン・デムーロ騎手は、状態の良さに加えて操縦性の向上にも手応えを示した。斉藤崇史調教師も、しっかり動いたうえでフィニッシュできたことを評価している。
編集部評価:A評価。 1週前に十分な負荷をかけ、最終追い切りでは併せ馬で先着した点を高く評価したい。長めからの時計と終いの反応が両立しており、現時点で有力な仕上がり候補の一頭だ。
シェイクユアハート:終い11秒4、余裕を残した動き
シェイクユアハートは栗東CWで単走を行い、6ハロン81秒3-ラスト1ハロン11秒4を計時した。1週前には6ハロン79秒2-11秒4と、より速い全体時計を出している。
古川吉洋騎手は最終追い切りについて、最後の3ハロンを意識した内容で、余裕を持って走り終えたと説明。宮徹調教師も、状態の良さから81秒台の時計が無理なく出たという趣旨のコメントを残している。
編集部評価:A評価。 最終追い切りでさらに時計を詰めることよりも、余力を保って動けているかがポイント。1週前に負荷をかけ、最終追い切りで動きを整える流れは、仕上げの観点から好材料だ。
レガレイラ:美浦ウッドの3頭併せで最先着
レガレイラは美浦ウッドで3頭併せを行い、6ハロン84秒0-ラスト1ハロン11秒2をマーク。中央から伸びて最先着し、軽快なフットワークを見せた。
1週前は同じ美浦ウッドで6ハロン79秒9-11秒5。最終追い切りでは全体時計が遅くなった一方、ラスト1ハロンは11秒2まで加速している。木村哲也調教師は、折り合いとゴールに向かって走り切る姿勢を確認したと説明している。
編集部評価:A評価。 全体時計の単純比較では1週前より軽い内容だが、最終追い切りで終いの反応を確認できた点は評価できる。併せ馬で先着したことも含め、動きの質を重視したい。
マスカレードボール:坂路で軽めの調整、仕上がりには自信
昨年の天皇賞(秋)を制したマスカレードボールは、美浦坂路で4ハロン54秒1-ラスト1ハロン12秒4を記録した。馬なりで僚馬を追走し、外にわずかに先着。最後はリアライズシリウスと併入する形になった。
1週前には美浦ウッドで6ハロン82秒4-11秒0を記録している。日刊スポーツの報道によると、手塚貴久調教師は、それまでの調教内容が充実していたことから、最終追い切りは息を整える程度の軽めの調整と説明。仕上がりについても自信を示した。
編集部評価:A評価。 坂路の時計だけを見れば、ほかの馬より見劣りするように映るかもしれない。しかし、1週前にウッドで負荷をかけ、最終追い切りでコンディションを整える狙いなら、時計が遅いこと自体はマイナス材料にならない。海外遠征後の一戦でもあり、当日の気配まで確認したい。
リアライズシリウス:坂路4ハロン53秒0、上向きの気配
メンバー唯一の3歳馬として注目されるリアライズシリウスは、美浦坂路で3頭併せを行い、4ハロン53秒0-ラスト1ハロン12秒0をマークした。馬なりで登坂し、マスカレードボールとは併入している。
1週前は美浦ウッドで6ハロン82秒8-11秒0。騎乗した津村明秀騎手は、先週強めに追ったことで動きが素軽くなり、最後も良い形で終えられたという趣旨のコメントを残した。
編集部評価:A評価。 1週前のウッドで終い11秒0を出し、最終追い切りでは坂路で素軽さを確認する流れが好印象。最終時計の速さだけでなく、負荷をかけた後に動きが改善している点に注目したい。
ホウオウビスケッツ:馬なりで余力十分、状態の上向きを示す
ホウオウビスケッツは美浦ウッドで2頭併せを行い、5ハロン69秒8-ラスト1ハロン12秒0を記録した。馬なりで併走相手と併入し、余力を残した内容となった。
岩田康誠騎手は自信を持った走りができていたと評価し、疲れを残さない調整を心がけていると説明。奥村武調教師も、10月27日の段階で、昨年や一昨年と比べても良い状態に持ってこられているとの見解を示していた。
編集部評価:A評価。 速い時計を出すことよりも、余力とコンディションの維持を優先した調整と見られる。毎日王冠2着から臨む一戦で、馬体の張りや最終的な気配も確認したい。
ダノンデサイル:全体82秒6、集中力とバランスを確認
ダノンデサイルは栗東CWで単走を行い、6ハロン82秒6-ラスト1ハロン11秒6をマークした。1週前は6ハロン78秒1-11秒6と、全体時計を速めた調整を行っている。
安田翔伍調教師は、宝塚記念以来の実戦となることを踏まえ、負荷が不足しないよう全体時計を出したと説明。2週前と比べてバランス面の改善を感じる一方、理想の状態に向けて改善の余地もあると述べている。
編集部評価:B+評価。 終い11秒6を維持しながら、精神面とバランスの改善を進めている点は評価できる。一方、陣営が改善の余地に言及しているため、現時点では絶好調と断定せず、最終的な気配を見極めたい。
ジョバンニ:時計は控えめでも、馬場状態を考慮したい
ジョバンニは栗東坂路で4ハロン59秒0-ラスト1ハロン13秒0。1週前には栗東CWで6ハロン79秒6-11秒8を記録していたが、最終追い切りはかなり控えめな内容となった。
ウマニティが伝えたサンケイスポーツの報道によると、杉山晴紀調教師は当初55~56秒程度を想定していたものの、馬場が重かったため、適度な負荷をかけられたとの見解を示した。また、落ち着きのある状態でレースに向かえることを評価している。
編集部評価:B評価。 4ハロン59秒0という数字だけで評価を下げるのは早計だ。馬場状態と調整意図を考慮し、落ち着きや気配、レースまでのコンディション維持を重視したい。
【調教時計を比較】1週前追い切りと最終追い切りの違い
天皇賞秋の調教評価では、1週前追い切りと最終追い切りをセットで見ることが欠かせない。1週前は負荷をかけて心肺機能や筋力、反応を確認し、最終追い切りでは疲労を残さず、レースで力を発揮できる状態に整えるという考え方が基本になる。
以下は、10月28日までに公表された調教時計を整理した比較表だ。1週前と最終追い切りでコースや距離が異なる馬もいるため、数字を横並びにして順位を決めるのではなく、調整過程の違いを読み取ることが大切だ。
| 馬名 | 1週前追い切り | 最終追い切り | 評価のポイント |
|---|---|---|---|
| クロワデュノール | 栗東CW・6F80秒4-1F11秒6 | 栗東CW・6F81秒7-1F11秒6 | 3頭併せで最先着。長めからの負荷と終いの反応を評価 |
| シェイクユアハート | 栗東CW・6F79秒2-1F11秒4 | 栗東CW・6F81秒3-1F11秒4 | 終いの時計を維持。余力を残した仕上げが好印象 |
| マスカレードボール | 美浦ウッド・6F82秒4-1F11秒0 | 美浦坂路・4F54秒1-1F12秒4 | 1週前に負荷をかけ、最終追い切りは軽めに調整 |
| レガレイラ | 美浦ウッド・6F79秒9-1F11秒5 | 美浦ウッド・6F84秒0-1F11秒2 | 全体時計は控えめでも、終いは加速。3頭併せで最先着 |
| リアライズシリウス | 美浦ウッド・6F82秒8-1F11秒0 | 美浦坂路・4F53秒0-1F12秒0 | 強めに追った後の素軽さがポイント。坂路で併入 |
| ホウオウビスケッツ | 美浦ウッド・6F82秒8-1F11秒7 | 美浦ウッド・5F69秒8-1F12秒0 | 馬なりで余力を確保。疲労を抑えながら調整 |
| ダノンデサイル | 栗東CW・6F78秒1-1F11秒6 | 栗東CW・6F82秒6-1F11秒6 | 終いの時計を維持。バランスと集中力の改善を確認 |
| ジョバンニ | 栗東CW・6F79秒6-1F11秒8 | 栗東坂路・4F59秒0-1F13秒0 | 重い馬場を考慮した控えめな内容。時計だけで判断しない |
表の読み方: 1Fは最後の1ハロン、4F・5F・6Fはそれぞれ4・5・6ハロンの計時を示す。坂路とウッドでは計測条件や調整目的が異なるため、コースの違う時計を直接比較するのは適切ではない。各馬がどの段階で負荷をかけ、最終追い切りでどのように整えたかを確認したい。
また、全体時計が速い馬が必ずしも最も良い状態にあるとは限らない。最終追い切りで速い時計を出す必要がないほど仕上がっている馬もいれば、負荷をかけて状態を上げる必要がある馬もいる。時計の意味は、それまでの調教過程と合わせて初めて明確になる。
【美浦・栗東を分析】坂路とウッドチップ、併せ馬は何を見る?
天皇賞秋の追い切りを比較する際は、美浦トレセンと栗東トレセンの違いだけでなく、どのコースを選び、どのような動きをさせたのかに注目したい。今回も、美浦ウッドで調整する馬と、栗東CWで負荷をかける馬、坂路で仕上げる馬に分かれている。
美浦ウッド・栗東CWは全体時計と終いの伸びを確認
ウッドチップコースでの追い切りでは、長めからの全体時計と、直線に入ってからの伸びを合わせて見る。長い距離を走りながら終いも伸びていれば、負荷をかけたうえで反応を保てている可能性がある。
クロワデュノールは栗東CWで長めから追い切り、3頭併せで最先着。シェイクユアハートも同コースで終い11秒4を記録した。一方、レガレイラは美浦ウッドで全体時計を抑えながらラスト1ハロン11秒2を出している。こうした違いは、各馬の仕上げ方の違いとして読み解きたい。
坂路調教は時計の速さだけでなく、フォームと余力が重要
坂路調教では、登坂中のフォーム、脚さばき、ラストの失速の有無、騎手の手応えなどが判断材料になる。マスカレードボールは4ハロン54秒1、リアライズシリウスは53秒0を記録したが、両馬とも馬なりで調整している。
この2頭のように、坂路で軽めの調整を行った馬は、時計が遅いことだけを理由に評価を下げるべきではない。1週前のウッドでどれだけ負荷をかけたか、最終追い切りで息遣いや動きが整っているかを確認することが重要だ。
併せ馬の動きは「先着・同入」だけでは判断できない
併せ馬では、相手に先着したか、同じ位置でゴールしたかに加え、追走の仕方や直線での反応、追われてからの伸びを確認する。クロワデュノールとレガレイラは3頭併せで最先着。リアライズシリウスとマスカレードボールは坂路で併入している。
ただし、先着した馬が必ず優れているわけではない。併走相手の力量や追い切りの目的によって、求められる内容は変わる。先着を目指して強く追う調教と、余力を残して相手と同じ位置で終える調教では、評価基準も異なる。
馬なりと強めの違いは、時計よりも負荷のかけ方にある
「馬なり」は騎手が手綱を強く動かして追い立てず、馬の走る気持ちや自然な動きを生かす調整を指す。「強め」は馬なりより積極的に促して負荷をかける内容で、「一杯」はさらに強く追う調整を表す。
馬なりで速い時計が出ていれば、余力を残しながら動けている可能性がある。一方、強めに追って時計を出した場合は、負荷に対する反応や、追われてからの伸びを見たい。調教の強さが異なる馬を時計だけで比べると、仕上がりの評価を誤ることがある。
【追い切りランキング】現時点の調教評価と予想の組み立て方
10月28日までの調教時計、併せ馬の動き、陣営コメントを総合すると、現時点ではクロワデュノール、シェイクユアハート、レガレイラ、リアライズシリウスを高く評価したい。マスカレードボールは軽めの最終追い切りを選んだ背景を踏まえ、時計以上に調整過程を評価する。
以下は、現時点で公表された内容を基にした編集部独自の暫定評価であり、公式の格付けではない。最終追い切りの情報がそろう前の段階であるため、出走馬全頭を確定順位として並べるものではない。
- 上位評価:クロワデュノール。 1週前から十分な負荷をかけ、最終追い切りでは3頭併せで最先着。長めからの調整と終いの反応がそろった。
- 上位評価:シェイクユアハート。 1週前と最終追い切りで終い11秒4を記録。余力を残した動きと陣営の手応えが好材料。
- 上位評価:レガレイラ。 美浦ウッドで3頭併せの最先着。最終追い切りで終い11秒2まで伸ばした点を評価する。
- 上位評価:リアライズシリウス。 1週前のウッドで負荷をかけ、最終追い切りは坂路で素軽さを確認。調整過程に良化が見られる。
- 調整過程を評価:マスカレードボール。 1週前にウッドで終い11秒0を出し、最終追い切りは坂路で軽め。時計の遅さよりも、仕上がりを整える意図を重視したい。
- 引き続き確認:ダノンデサイル。 終い11秒6を維持し、バランス面の改善も報告された。陣営が示す改善の余地が、最終的にどう変化するかが焦点。
- 時計以外も重視:ホウオウビスケッツ、ジョバンニ。 前者は馬なりで余力を残し、後者は重い馬場を考慮した控えめな坂路調教。数字だけで評価を下げないことが重要だ。
調教評価と予想を結び付ける際は、まず1週前追い切りで負荷が十分だったかを確認し、次に最終追い切りで動きが良化したか、疲労が見られないかを判断する。そのうえで、過去の実績や東京芝2000メートルへの適性、枠順、展開予想を加えると、追い切りだけに偏らない予想を組み立てやすい。
特に注意したいのは、追い切りランキングの上位馬をそのまま馬券の軸にすることだ。調教で良く見えた馬でも、展開や位置取り、当日の馬場状態によって結果は変わる。調教は能力を直接順位付けするものではなく、その能力をレースで発揮できる状態にあるかを判断するための材料と考えたい。
【過去の追い切り傾向】好時計だけでは勝ち馬を見抜けない
天皇賞秋の過去の追い切り傾向を考えるうえでは、調教時計の速さだけでなく、どのコースで最終追い切りを行ったか、前走の内容はどうだったか、人気や実績がどの程度あるかも合わせて検討する必要がある。
2014~2025年の12回を集計した民間の競馬データ分析では、最終追い切りの場所が美浦だった馬が9勝したと報告されている。ただし、この数字だけで美浦所属馬や美浦で追い切った馬が有利と断定することはできない。出走馬の構成や調整方針が年によって違ううえ、12回という限られた期間の集計だからだ。
一方、JRA公式サイトの2026年版データ分析では、過去10年の天皇賞(秋)について、前走で単勝1番人気だった馬が8勝していると紹介されている。前走1番人気馬の3着内率は48.1%で、前走2番人気馬も43.5%だった。これは追い切りの直接的な傾向ではないが、調教評価を過信せず、前走の実績や支持の背景も合わせて判断する材料になる。
過去データを活用する際に大切なのは、数字の見栄えよりも、その数字が何を示しているかを理解することだ。「美浦で最終追い切りをした馬が勝っている」「速い時計を出した馬が好走した」といった傾向が見つかっても、それが勝因そのものとは限らない。馬の能力、調整の目的、レース展開など複数の要因が結果に影響する。
また、2026年のJRA公式出馬表は10月29日(木)に公開予定とされている。JRAの調教動画も同日に公開予定で、公式ページへの掲載は10月31日(土)午前の予定だ。したがって、10月28日時点の追い切り速報は重要な判断材料になるものの、枠順や公式映像を含めた最終確認はその後に行いたい。
【天皇賞秋追い切り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の天皇賞秋で、追い切り評価が高い馬はどれですか? A1:10月28日時点では、クロワデュノール、シェイクユアハート、レガレイラ、リアライズシリウスを上位候補として評価しています。1週前からの調整過程、終いの反応、併せ馬の動き、陣営コメントを総合した暫定評価です。
Q2:天皇賞秋の最終追い切りでは、調教時計のどこを見ればよいですか? A2:全体時計とラスト1ハロンの両方を確認してください。全体時計が速くても終いに失速していないか、逆に全体時計が控えめでも直線でしっかり伸びているかが大切です。コースや馬場状態、馬なり・強めといった負荷の違いも考慮しましょう。
Q3:1週前追い切りと最終追い切りは、どちらを重視すべきですか? A3:どちらか一方だけでなく、2回の追い切りをセットで判断するのがおすすめです。1週前に十分な負荷をかけ、最終追い切りで軽快さや反応を確認する馬もいます。最終追い切りが軽めだからといって、仕上がりが悪いとは限りません。
Q4:坂路とウッドチップコースでは、どちらの調教が有利ですか? A4:コースそのものに一律の優劣があるわけではありません。坂路は登坂時のフォームや反応、ウッドは長めからの負荷や終いの伸びなどを確認しやすい点が特徴です。馬の状態や調整方針に合った内容かどうかを重視してください。
Q5:天皇賞秋の出走予定馬と最終追い切りの公式映像はいつ確認できますか? A5:JRAの案内では、出馬表は2026年10月29日(木)に公開予定です。調教動画も同日に公開予定で、公式ページへの掲載は10月31日(土)午前の予定とされています。枠順や映像を確認したうえで、最終的な評価を見直すとよいでしょう。
まとめ:天皇賞秋2026は追い切りの時計と仕上げ方を総合判断
2026年の天皇賞(秋)は、11月1日(日)の東京芝2000メートルで行われる。10月28日時点の追い切りでは、クロワデュノールの3頭併せでの先着、シェイクユアハートの終い11秒4、レガレイラの終い11秒2、リアライズシリウスの坂路での素軽い動きが注目材料となっている。
一方、マスカレードボールのように最終追い切りを軽めに整える馬や、ジョバンニのように馬場状態を考慮して時計を抑えた馬もいる。こうしたケースでは、最終時計の速さだけで評価を決めるのではなく、1週前からの負荷、動きの変化、陣営の説明を確認することが欠かせない。
【プロの結論】 天皇賞秋の追い切りを予想に生かすなら、最終時計のランキングをそのまま信じるのではなく、①1週前に十分な負荷をかけたか、②最終追い切りで反応が良化したか、③併せ馬で余力や集中力を示したか、④陣営のコメントと実際の動きが一致しているか、の4点を軸に比較したい。
今後は10月29日のJRA公式出馬表と調教情報を確認し、枠順や当日の馬場状態も加味して評価を更新することが重要だ。追い切りは馬の能力を決める絶対的な指標ではないが、レース当日に力を発揮できる状態かを見極めるための有力な判断材料になる。