2026年の日本対ブラジルサッカーは、FIFAワールドカップの舞台で生まれた劇的な逆転劇と、11月14日に予定されている再戦によって、大きな注目されています。6月29日(現地時間)のW杯ラウンド32では、日本代表が佐野海舟のゴールで先制したものの、ブラジル代表に後半2得点を許し、1-2で敗れました。
ただし、日伯戦の歴代対戦成績を調べる際には、数字の基準日にも注意が必要です。日本サッカー協会(JFA)の公式記録によると、日本は2025年10月にブラジルから歴史的な初勝利を挙げています。その後、2026年W杯で敗れたため、現在の通算成績は日本の1勝2分け12敗です。この数字を2025年6月時点の成績とするのは正確ではありません。11月のシンガポール大会の日程、放送・配信、注目選手、W杯での敗因まで、公式記録をもとに整理します。
【W杯ラウンド32】日本対ブラジルは1-2で決着、先制からの逆転劇を振り返る

FIFAワールドカップ2026のラウンド32で実現したブラジル対日本は、6月29日(現地時間)、米ヒューストンのヒューストン・スタジアムで行われました。日本時間では6月30日未明に当たる一戦です。
日本は前半29分、佐野海舟が中盤で相手のパスを奪い、そのまま前進してペナルティーエリア手前から低いシュートを決めました。ブラジルの攻撃を抑えながら、ボールを奪った瞬間に前へ出る日本の狙いが実った先制点でした。
日本は1点リードで前半を終えましたが、後半に入るとブラジルが攻撃の圧力を強めます。56分、右サイドからのクロスにカゼミーロが頭で合わせて同点。さらに後半アディショナルタイムの90分+5分、ガブリエウ・マルティネッリが決勝ゴールを挙げ、ブラジルが2-1で勝利しました。
FIFAの公式マッチレポートとJFAの試合記録が示すとおり、日本は前半のリードを守り切れず、ラウンド32で敗退。ベスト16進出を逃しました。スコアだけを見れば1点差ですが、試合の流れは前半と後半で大きく変化しています。
日本にとって悔やまれるのは、ブラジル相手に先制できる攻撃力と、前半を優位に進める守備組織を示しながら、後半の圧力に対応し切れなかったことです。試合を通して何もできなかったわけではありません。勝利まであと一歩に迫ったからこそ、失点につながった局面の検証が重要になります。
【ブラジル対日本の逆転の経緯】後半に何が起きたのか
逆転の背景には、ブラジルの攻撃方法の変化と、日本が自陣に押し込まれた時間の長さがありました。JFAの公式レポートによれば、ブラジルは後半、中盤の選手が日本の守備ラインと中盤の間でボールを受ける場面を増やし、サイドを広く使ってクロスを供給する攻撃を強めています。
日本は前半、コンパクトな守備ブロックを保ち、相手のパス交換を制限していました。しかし、後半は自陣で守る時間が長くなり、こぼれ球を回収するセカンドボール争いでも苦戦。守備を整え直す前に次の攻撃を受ける展開が続きました。
同点弾は、まさにその状況を突いたものでした。56分、ブラジルの最終ラインの選手が高い位置まで進出し、右からクロスを供給。カゼミーロがファーサイドでヘディングを合わせました。日本が警戒していたクロスへの対応を、相手の後方からの攻撃参加によって崩された形です。
日本は66分に堂安律と中村敬斗を下げ、菅原由勢と鈴木淳之介を投入。78分には田中碧と町野修斗を送り出し、状況の打開を図りました。それでも、守備から攻撃へ切り替えるための余力を十分に確保できず、ブラジルの圧力を受け続けます。
そして90分+5分、ペナルティーエリア付近での攻防からボールを得たマルティネッリがシュートを決めました。延長戦が見え始めた時間帯に決勝点を許したことで、日本のW杯は終わりました。
この試合から読み取れる課題は、単純な守備人数の不足ではありません。強豪国にリードしたあと、どこでボールを奪い返すのか、相手のサイド攻撃にどう対応するのか、そして奪ったボールをどう前進につなげるのか。守備と攻撃を切り離さずに設計する必要があります。
【日本代表ブラジル戦のスタメン】W杯の布陣と試合経過を整理
2026年W杯ラウンド32で、森保一監督は3バックを軸とする布陣を採用しました。JFAの公式マッチレポートに記載された日本の先発メンバーは、GK鈴木彩艶、DF冨安健洋・谷口彰悟・伊藤洋輝、MF佐野海舟・鎌田大地、両ウイングバックに堂安律と中村敬斗、前線に伊東純也と前田大然、最前線に上田綺世という構成です。
前半は佐野のボール奪取からの先制点が生まれ、守備の安定感も見られました。しかし、後半はブラジルの攻撃参加とサイドからの供給に押し込まれ、交代選手を投入したあとも主導権を取り戻せませんでした。
試合速報やスタメンを確認する際は、先発メンバーだけでなく、交代の時間帯と得点の前後関係も見る必要があります。今回の試合では、同点に追いつかれたあとに日本が交代で流れを変えようとしたものの、終盤の失点を防げなかった点が大切です。
なお、ここで紹介したスタメンは6月のW杯で実際に出場したメンバーです。11月14日のブラジル戦に向けた先発メンバーとは別であり、次戦のスタメンは試合当日の発表を待つ必要があります。
【日伯戦の歴代対戦成績】日本は何勝何敗?数字の基準日に注意
日本対ブラジルの通算成績を確認するうえで、特に注意したいのが2025年10月の歴史的な一戦です。それまでブラジルに勝てなかった日本は、東京スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2025で3-2の逆転勝利を収めました。JFAはこの試合を、14度目の対戦で挙げた初勝利として記録しています。
2025年6月時点では、両国は13試合を戦い、日本は0勝2分け11敗でした。その後、2025年10月の勝利で通算1勝となり、2026年W杯でブラジルに敗れた結果、通算15試合で1勝2分け12敗となっています。
したがって、「日本対ブラジルの通算成績は1勝2分け12敗」という数字自体は正しいものの、2025年6月時点の記録として紹介するのは誤りです。日付を区別し、どの試合まで含めた数字なのかを確認することが大切です。
| 時期 | 対戦の節目 | 日本から見た結果・通算成績 |
|---|---|---|
| 2025年6月時点 | 過去13試合 | 0勝2分け11敗 |
| 2025年10月14日 | キリンチャレンジカップ2025 | 日本が3-2で勝利。14戦目でブラジルから初白星 |
| 2026年6月29日 | FIFAワールドカップ2026・ラウンド32 | ブラジルが2-1で勝利 |
| 2026年10月時点 | 通算15試合 | 日本の1勝2分け12敗 |
2025年10月の逆転勝利と、2026年W杯での逆転負けを並べると、日伯戦は一方的な歴史だけでは語れなくなっています。日本がブラジルから初めて勝利した事実は大きな前進でしたが、W杯の一発勝負では、相手の修正に対応し続ける力が問われました。
通算成績は過去の結果を示す数字であり、次の試合の勝敗を決めるものではありません。2025年に勝ったから次も勝てる、あるいはW杯で敗れたから次も不利だと考えるのではなく、両試合で何が機能し、何が崩れたのかを比較することが、再戦を読み解く手がかりになります。
【日本対ブラジル2026年11月14日】シンガポール大会の日程・テレビ放送・配信
日本代表は2026年11月、シンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」に参加します。日本、ブラジル、パラグアイ、シンガポールの4代表が参加する大会で、日本は11月14日にブラジル、11月17日にパラグアイと対戦します。
JFAが9月18日に公表した放送・配信情報によると、ブラジル戦はテレビ朝日系全国ネットで生中継され、U-NEXTでも無料ライブ配信と見逃し配信が予定されています。
日本対ブラジルの試合情報
- 開催日:2026年11月14日(土)
- キックオフ:現地時間18時15分、日本時間19時15分
- 会場:シンガポールナショナルスタジアム
- テレビ放送:テレビ朝日系全国ネット生中継
- ネット配信:U-NEXTで無料ライブ配信・見逃し配信
日本対パラグアイの試合情報
- 開催日:2026年11月17日(火)
- キックオフ:現地時間21時10分、日本時間22時10分
- 会場:シンガポールナショナルスタジアム
- テレビ放送:日本テレビ系全国ネット生中継
- ネット配信:TVerでライブ配信、U-NEXTでライブ配信・見逃し配信
この大会は、勝敗に応じてトーナメントが進む形式ではありません。JFAの大会概要では、各試合は90分で終了し、延長戦やPK戦は実施せず、最終順位も決定しないとされています。11月14日の日本対ブラジルの結果にかかわらず、17日の日本対パラグアイは予定どおり行われます。
また、2026年10月25日時点では、11月シリーズに臨む日本代表の招集メンバーとブラジル戦のスタメンは、まだ発表されていません。W杯で先発した選手が再び起用されるか、新たな選手が試されるかは、メンバー発表と試合当日の情報を確認する必要があります。
【次戦の注目点】W杯の敗因をどう修正し、再戦につなげるか
11月14日のブラジル戦で注目したいのは、W杯で課題となった後半の試合運びを改善できるかどうかです。前半を無失点で終えたり先制点を奪ったりするだけでは、強豪国を相手に勝ち切ることはできません。相手が戦い方を変えたときに、守備の配置とボールの運び方を修正できるかが問われます。
第一の注目点は、中盤のスペース管理です。 W杯では、ブラジルが中盤の選手を日本の守備ラインと中盤の間に進出させ、攻撃を組み立てました。日本が前線からプレスをかけるのか、中央を締めて相手をサイドへ誘導するのか。選手同士の距離を保ちながら、相手のパスコースを限定できるかがポイントです。
第二の注目点は、クロスへの対応とセカンドボールの回収です。 カゼミーロの同点弾は、サイドからのクロスと後方からの攻撃参加が組み合わさって生まれました。ゴール前のマークだけでなく、クロスを上げる選手への圧力、中央に走り込む選手の受け渡し、こぼれ球への反応をセットで考える必要があります。
第三の注目点は、守備から攻撃への切り替えです。 日本が自陣に押し込まれる時間が長くなると、ボールを奪っても味方が前進するための距離が遠くなり、攻撃を継続しにくくなります。前線でボールを収める選手や、サイドの背後を狙う選手をどう使うかが、守備の負担を減らすうえでも重要になります。
加えて、W杯の敗戦を踏まえた選手起用にも注目です。主力の組み合わせを維持して連係を高めるのか、別の選手を試して選択肢を増やすのか。招集メンバーとスタメンの発表から、森保監督が再戦で何を確認しようとしているのかを読み取れます。
【プロの結論】日本対ブラジルを評価する3つの判断基準
日本対ブラジルを観戦する際は、最終スコアだけでなく、試合の中で何が起きたかを確認が必要です。W杯の2-1という結果は日本にとって敗戦ですが、前半の守備と先制点には成果がありました。一方、後半に押し込まれた展開と終盤の失点には、改善すべき課題が表れています。
1. 相手の修正に対応できているか。 前半に機能した戦術が後半も通用するとは限りません。相手が中盤の配置や攻撃の幅を変えた際、日本が守備の立ち位置やプレスのかけ方を調整できるかを見ます。
2. リードしたあとも攻撃の選択肢を保てているか。 守備に人数をかけること自体は悪い判断ではありません。しかし、ボールを奪ったあとに前線へつなげなければ、相手の攻撃を何度も受けることになります。攻撃を継続できるかどうかは、守備の安定にも直結します。
3. 試合終盤に集中力と運動量を維持できているか。 W杯では終了間際に決勝点を許しました。交代選手の投入によって守備強度を保てるか、疲労が蓄積した時間帯でもマークとカバーの連係が崩れないかは、再戦で確認したいポイントです。
今回のシンガポール大会は、W杯の敗戦を直接取り返すためのノックアウト戦ではありません。順位を決める大会でもなく、延長戦やPK戦もありません。だからこそ、結果と同時に、戦術の修正や選手層の確認という観点から試合内容を評価するのが適切です。
【日本対ブラジルサッカー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の日本対ブラジルのW杯の試合結果は?
A1:2026年6月29日(現地時間)のFIFAワールドカップ2026ラウンド32で、ブラジルが日本に2-1で勝利しました。日本は29分に佐野海舟が先制しましたが、56分にカゼミーロ、90分+5分にガブリエウ・マルティネッリが得点し、逆転負けとなりました。
Q2:日本代表とブラジル代表の通算成績は?
A2:2026年W杯の対戦終了時点で、日本の通算成績は1勝2分け12敗です。ただし、2025年6月時点では0勝2分け11敗でした。2025年10月14日に日本が3-2で初勝利を挙げ、その後2026年W杯で敗れたことで、現在の数字になっています。
Q3:2026年11月14日のブラジル戦は何時からで、どこで見られる?
A3:シンガポールナショナルスタジアムで現地時間18時15分、日本時間19時15分にキックオフ予定です。テレビ朝日系全国ネットで生中継され、U-NEXTでは無料ライブ配信と見逃し配信が予定されています。
まとめ:11月の再戦はW杯で見えた課題を測る一戦
2026年の日本対ブラジルは、W杯ラウンド32で日本が先制しながら2-1で逆転負けを喫する結果となりました。ブラジルの後半の攻撃修正、クロスへの対応、セカンドボール争い、試合終盤の守備は、日本代表が次の段階へ進むために検証すべき課題です。
日伯戦の通算成績は、2026年W杯終了時点で日本の1勝2分け12敗。2025年10月には歴史的な初勝利を挙げており、過去の対戦結果を正確な日付とともに理解することも欠かせない。
次のブラジル戦は、2026年11月14日(土)の日本時間19時15分キックオフ。テレビ朝日系とU-NEXTで視聴できる予定です。W杯の敗戦からどのような修正を加え、ブラジルの攻撃にどう対応するのか。スコアだけでなく、試合中の戦術変更、選手起用、終盤の戦い方に注目することで、日本代表の現在地がより明確に見えてきます。