東京ヤクルトスワローズの星知弥(ほし・ともや)投手は、力強い直球を武器に救援陣を支える右腕です。2026年シーズンは自己最多の51試合に登板し、防御率2.63、31ホールドを記録。さらに国内フリーエージェント(FA)権を取得したことで、今後の去就にも注目が集まっています。
1994年4月15日生まれ、栃木県出身の星は、宇都宮工業高校から明治大学へ進み、2016年ドラフト2位でヤクルトに入団しました。2025年には17セーブ、防御率1.67と結果を残し、2026年の推定年俸は5600万円に到達しています。この記事では、プロフィールや経歴、NPB公式の年度別成績、年俸の推移、FAをめぐる最新状況まで整理し、投手としての実績と今後の注目点を解説します。
【星知弥の現在】ヤクルト背番号24のプロフィールと基本情報

星知弥は、東京ヤクルトスワローズに所属するプロ野球投手です。球団公式プロフィールによると、2026年シーズンの登録情報は背番号24、右投右打、身長183cm、体重91kg。1994年4月15日生まれで、2026年10月25日時点では32歳です。
出身地は栃木県。プロ入り前は宇都宮工業高校と明治大学で野球に取り組み、大学時代の実績を評価されてプロの世界へ進みました。2017年に一軍でのキャリアをスタートさせ、2026年でプロ10年目を迎えています。
星の特徴は、力のある直球を軸に、変化球を織り交ぜて打者を抑える投球です。プロ入り当初は長いイニングを投げる機会もありましたが、近年は救援投手としての役割を確立。試合の中盤から終盤にかけて登板し、リードを守る仕事を担ってきました。
2026年は自己最多の51試合に登板。登板数だけでなく、防御率2.63、31ホールドという結果からも、チームのブルペンを支える存在としての働きがうかがえます。
【経歴とプロ入りまで】宇都宮工業高校・明治大学からドラフト2位へ
星の野球人生を振り返るうえで重要なのが、宇都宮工業高校から明治大学へ進んだ経歴です。高校時代から直球を武器とし、大学では東京六大学野球を経験。プロ入り前に実戦経験を積み重ね、2016年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けました。
栃木県立宇都宮工業高校の同窓会による紹介では、星は高校在籍時から150km/h近い直球を投げていたとされています。高校3年時には明治大学への進学を決め、その後、大学野球で投手としての幅を広げました。
明治大学では、1年春からリーグ戦に登板。大学野球の情報をまとめる週刊ベースボールONLINEなどによると、当初は救援や抑えを中心に経験を積み、4年時には先発としても実績を残しています。2016年秋季リーグでは3勝を挙げ、明治大学のリーグ優勝に貢献しました。
加えて、2016年の明治神宮野球大会では決勝戦に2番手として登板し、5回無失点と好投。打撃でもソロ本塁打を放つ活躍を見せました。投手としての能力だけでなく、大舞台で結果を残した経験も、プロ入り前の評価を支える材料となりました。
2016年10月のドラフト会議でヤクルトから2位指名を受け、2017年にプロ入り。入団1年目から一軍で24試合に登板し、110回1/3を投げて4勝7敗、防御率4.73を記録しました。プロの打者と対戦する中で、先発・救援の両方を経験したことが、その後の役割の変化につながっています。
【年度別成績を比較】2026年最新成績とキャリアの転換点
星知弥の実績を把握するには、単年の数字だけでなく、年度ごとの登板数や防御率、ホールド、セーブの変化を見ることが欠かせない。NPB公式の個人年度別成績と球団公式の成績情報をもとに、主な節目をまとめました。
| 年度 | 主な成績・出来事 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 2016年 | ヤクルトからドラフト2位指名 | 明治大学での実績を評価されプロ入り |
| 2017年 | 24試合、4勝7敗、防御率4.73 | プロ1年目に110回1/3を投げる |
| 2022年 | 7試合、防御率4.38 | 登板機会が限られた時期 |
| 2023年 | 47試合、防御率3.38、20ホールド | 救援投手として存在感を高める |
| 2025年 | 44試合、17セーブ、防御率1.67 | 抑えを任され、自己最高水準の成績 |
| 2026年 | 51試合、31ホールド、防御率2.63 | 自己最多登板で救援陣を支える |
※2026年の成績はシーズン終了時点のNPB公式記録に基づきます。2025年の17セーブは、球団の抑えを担った時期の実績です。
2017年は110回1/3を投げており、救援専門の投手という現在のイメージとは異なる起用も経験しました。その後、登板数や防御率に波があったものの、2023年には47試合に登板し、20ホールドを記録。救援投手としての役割を着実に広げています。
特に注目したいのが、2025年から2026年にかけての役割の変化です。2025年は17セーブ、防御率1.67と優れた数字を残しました。一方、2026年はセーブが1にとどまる一方で、31ホールドを記録しています。これは単純な成績低下を意味するものではなく、試合終盤のリードをつなぐセットアッパーとしての働きが数字に表れていると考えられます。
2026年の51登板はキャリア最多です。防御率も2点台を維持しており、前年の抑え経験を経て、再び異なる救援ポジションで貢献したシーズンと評価できます。
【2026年最新成績を分析】防御率2.63・31ホールドの意味
NPB公式の個人年度別成績によると、星の2026年シーズンは51試合、2勝4敗、1セーブ、31ホールド、防御率2.63。投球回は48回、被安打45、被本塁打3、奪三振33、与四球19でした。
救援投手の評価では、勝敗だけを見ても実際の貢献度を把握しきれません。中継ぎ投手は先発投手と比べて投球回が少なく、試合の状況によって登板時の難易度も変わるためです。星の場合は、31ホールドと51登板という数字が、救援陣の中で担った役割を理解するうえで重要になります。
ホールドは、一定の条件を満たしながらリードを保って降板した救援投手に記録される指標です。セーブが試合を締めくくる役割を示すのに対し、ホールドは主に試合途中のリードを維持する働きを評価します。31ホールドを記録した星は、2026年に勝利の方程式を支える場面で起用されたことが数字から読み取れます。
また、防御率2.63は、2025年の1.67と比べれば上昇しています。ただし、2025年は抑えとして17セーブを挙げたシーズンであり、2026年は登板数が増え、ホールドを積み重ねる役割を担いました。起用法や登板状況の違いを考慮せず、防御率だけで優劣を判断するのは適切ではありません。
評価する際には、登板数、防御率、ホールド・セーブ、奪三振、四球を合わせて見るのが有効です。星は2026年に自己最多の登板をこなしながら防御率2点台を維持しました。安定した救援投手としての実績を積み重ねた一方、19四球という数字もあり、今後は制球面を含めた投球の安定性が引き続き注目点となります。
【星知弥の年俸】2026年は推定5600万円、前年から倍増
星知弥の2026年の推定年俸は5600万円です。週刊ベースボールONLINEの年俸推移やデイリースポーツの2026年度契約更改情報では、前年の2800万円から2800万円増となっています。金額は報道に基づく推定年俸であり、球団が個別契約の詳細をすべて公表しているという意味ではありません。
過去の推定年俸を見ると、2017年の1200万円からスタートし、2018年は2200万円、2023年は1500万円、2024年は3000万円、2025年は2800万円、2026年は5600万円と推移しています。毎年右肩上がりだったわけではなく、成績や役割、契約更改の評価によって変動してきました。
2026年の大幅増を考えるうえで重要なのは、前年の働きです。2025年は防御率1.67、17セーブという好成績を残し、抑えとしてチームに貢献しました。こうした実績が翌年の年俸に反映されたと考えられます。
年俸は選手の価値を考える材料の一つですが、金額だけで能力を判断することはできません。救援投手の場合、登板数やホールド、セーブ、防御率に加え、チーム事情や起用法も評価に影響します。星の年俸推移は、長いキャリアの中で役割を変えながら実績を積み、2025年に大きな結果を残した経過を反映したものといえます。
【評判と今後の焦点】国内FA権取得で去就に注目
2026年の星をめぐる最大の話題は、シーズン成績に加えて国内FA権を取得したことです。NPBは10月19日、2026年度のFA有資格選手を公示し、星を国内FA権保有選手として掲載しました。長年ヤクルトでプレーしてきた右腕が、今後どのような決断を下すのかに関心が集まっています。
スポニチアネックスの10月8日付報道によると、星はFA権について「ゆっくり考えて答えを出す」という趣旨の姿勢を示し、球団への感謝にも言及しました。また、プロ10年目のシーズンについて、内容だけでなく体力面・精神面でも負担が大きかったと振り返っています。
10月4日の本拠地最終戦後には、応援団が星の残留を願うコールを送ったことも報じられました。2025年に抑えを経験し、2026年には自己最多の51試合に登板した実績を考えれば、救援陣の編成を左右する存在として注目されるのは自然な流れです。
ただし、FA権を取得したことと、実際に権利を行使することは別です。権利を持つ選手には、残留や他球団への移籍など複数の選択肢があります。2026年10月25日時点では、10月8日に本人が熟考する姿勢を示したことと、10月19日にNPBが有資格者として公示したことが確認できる主な動きです。最終的な去就は、その後の本人や球団の発表によって判断する必要があります。
星の評価を整理すると、強みは一軍での登板経験、直球を軸にした投球、そして抑えとセットアッパーの双方を経験している点です。一方で、2026年は前年より防御率が上がっており、シーズンを通した安定性やコンディション管理も今後の焦点となります。FAの判断においても、本人の希望、球団の役割構想、契約条件などが関係すると考えられます。
【星知弥】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:星知弥は2026年現在、どこの球団に所属していますか?
A1:2026年シーズンは東京ヤクルトスワローズに所属し、背番号24でプレーしました。国内FA権を取得しているため、今後の去就にも注目が集まっています。
Q2:星知弥の2026年最新成績は?
A2:NPB公式のシーズン終了時点の記録では、51試合登板、2勝4敗、1セーブ、31ホールド、防御率2.63です。51登板は自己最多となります。
Q3:星知弥の年俸はいくらですか?
A3:2026年の推定年俸は5600万円です。報道されている前年の2800万円から2800万円増となっています。
Q4:星知弥はどこの高校・大学の出身ですか?
A4:栃木県の宇都宮工業高校を卒業後、明治大学に進学しました。大学4年時の2016年ドラフト会議で、東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けています。
Q5:星知弥はFA権を行使して移籍するのでしょうか?
A5:2026年10月25日時点では、FA権を取得したことと、本人が熟考する姿勢を示したことが報じられています。権利を行使するか、ヤクルトに残留するかについては、最終的な発表を待つ必要があります。
まとめ:星知弥の実績と今後を見極めるポイント
星知弥は、宇都宮工業高校、明治大学を経て2016年ドラフト2位でヤクルトに入団した右腕です。プロ入り後は登板機会や役割の変化を経験しながら実績を積み、2025年には17セーブ、防御率1.67を記録。2026年には自己最多の51試合に登板し、31ホールド、防御率2.63という成績を残しました。
2026年の推定年俸は5600万円で、国内FA権の取得によってキャリアの新たな節目を迎えています。今後の動向を追う際は、移籍の噂だけに注目するのではなく、本人の発言、球団の公式発表、NPBの公示を照らし合わせることが大切です。
投手としての評価では、登板数、防御率、ホールド、セーブを組み合わせて見ることがポイントになります。2026年に自己最多の登板を果たした星が、今後どのような役割を担い、どの球団でプレーするのか。その判断は、ヤクルトの救援陣の編成だけでなく、星自身のキャリアを考えるうえでも重要な注目点です。