2026年10月25日、読売ジャイアンツの来季に向けた戦力整理が新たな局面を迎えた。球団は湯浅大内野手に来季の選手契約を結ばない旨を通知し、浅野翔吾外野手、北浦竜次投手ら6選手についても自由契約とする通知を行った。9月末から続く一連の発表により、2027年シーズンに向けたチーム編成の輪郭が見え始めている。
一方、37歳の小林誠司をはじめとするベテランの去就や、岸田行倫・大城卓三・甲斐拓也が競う捕手陣の構成、外国人選手の契約更新は、引き続き注目されるテーマだ。今季の成績や年齢、出場機会だけでなく、育成契約への移行と通常の戦力外通告の違いも踏まえ、ジャイアンツ戦力外2026年最新情報と2027年の戦力構想を整理する。
【10月25日更新】ジャイアンツ戦力外2026年最新情報と公式発表の要点

2026年の巨人では、9月30日の育成選手9人への通告を皮切りに、10月1日、5日、9日と契約に関する発表が続いた。そして10月25日には、湯浅大内野手への来季契約を結ばない旨の通知と、6選手への自由契約通知が明らかになった。
今回の発表で特に注目されるのが、2022年ドラフト1位の浅野翔吾だ。プロ4年目の今季は一軍出場が9試合にとどまり、8月には右膝内側半月板の手術を受けた。一方、ファームでは打率.322、6本塁打、OPS.922を記録しており、二軍での打撃成績だけを見れば、将来性が失われたと判断できる内容ではない。
スポーツ報知や日刊スポーツなどの10月25日付報道によると、浅野ら6選手には自由契約の通知が行われ、育成契約を打診する見込みとされている。これは、選手としての契約形態を見直す動きであり、通常の意味での戦力外通告と同一視するのは適切ではない。
また、湯浅は2022年に自己最多の63試合に出場した内野手だが、2026年は4試合、2打数無安打に終わった。複数の内野ポジションを守れる選手であっても、一軍での出場機会が限られれば、チーム編成の中で優先順位が変わることがある。
なお、10月23日には松井秀喜氏の新監督就任も発表された。新体制の始動を前に、巨人は選手の契約整理と来季の役割分担を並行して進めている。
【戦力外・自由契約選手一覧】2026年の発表を時系列で整理
以下は、10月25日までに報じられた読売ジャイアンツの戦力外通告・自由契約通知の対象選手を、発表日と区分ごとに整理したものだ。戦力外通告、来季契約を結ばない旨の通知、自由契約は、それぞれ意味が異なるため区別して確認したい。
| 発表日 | 選手・守備位置 | 通知内容・区分 |
|---|---|---|
| 9月30日 | 板東湧梧(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 富田龍(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 松井颯(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 石田隼都(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 吉村優聖歩(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 森本哲星(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 喜多隆介(捕手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 北村流音(内野手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 9月30日 | 田上優弥(内野手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 10月1日 | フランシス・グズマン(投手) | 育成選手への戦力外通告 |
| 10月5日 | 山田龍聖(投手) | 来季契約を結ばない旨の通知 |
| 10月5日 | 郡拓也(捕手) | 来季契約を結ばない旨の通知 |
| 10月5日 | 岡田悠希(外野手) | 来季契約を結ばない旨の通知 |
| 10月5日 | 萩尾匡也(外野手) | 自由契約の通知 |
| 10月9日 | 松浦慶斗(投手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 湯浅大(内野手) | 来季契約を結ばない旨の通知 |
| 10月25日 | 北浦竜次(投手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 鈴木大和(外野手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 知念大成(外野手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 三塚琉生(外野手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 浅野翔吾(外野手) | 自由契約の通知 |
| 10月25日 | 宇都宮葵星(内野手) | 自由契約の通知 |
10月25日までに、戦力外通告または自由契約の通知を受けた選手は計22人となった。ただし、この数字は各種通知の対象者を合算したものであり、全員が同じ条件で球団を離れることを意味しない。
10月5日の萩尾、10月9日の松浦、10月25日の6選手については、自由契約と育成契約の打診・移行見込みを分けて考える必要がある。自由契約になった時点で、現役引退や他球団への移籍が決まったわけではない。
また、表は10月25日までの発表を反映したものだ。今後の契約交渉や追加発表によって、育成再契約、他球団移籍、現役引退などの進路が明らかになる可能性がある。
【巨人戦力外候補予想】小林誠司の可能性と岸田・大城・甲斐の捕手争い
巨人の戦力外候補を考える際、ファンの関心が集まりやすいのが小林誠司の去就だ。1989年6月7日生まれの小林は、2026年シーズン中に37歳となった。2013年ドラフト1位で入団し、守備力や投手との連係を評価されてきた一方、打撃面では苦しいシーズンが続いている。
日本野球機構(NPB)の個人成績によると、小林の2026年成績は20試合出場、13打数1安打、打率.077。打席数が少ないため、この数字だけで打撃能力のすべてを判断することはできないが、一軍で打席に立つ機会が限られていることは、来季の役割を考えるうえで無視できない材料だ。
ただし、小林の評価は打率だけでは決まらない。捕手には投手の持ち味を引き出す配球、試合中の状況判断、守備時の連係など、打撃成績に表れにくい役割がある。控え捕手としての経験が、首脳陣にどの程度評価されるかが判断の分かれ目になる。
2026年の捕手陣を見ると、岸田行倫、大城卓三、甲斐拓也がそれぞれ異なる強みを持っている。
- 岸田行倫:2026年は58試合に出場し、打率.239、4本塁打。2025年には打率.293を記録しており、攻守両面で出場機会を確保できるかが焦点となる。
- 大城卓三:2026年は112試合に出場し、打率.260、10本塁打。打力を生かせる捕手として、打線への貢献が強みだ。
- 甲斐拓也:経験豊富な捕手として、投手との連係や守備面での働きが期待される。岸田・大城との起用バランスが、チーム全体の捕手運用に影響する。
- 小林誠司:37歳という年齢と2026年の出場状況を踏まえ、控え捕手としての必要性や若手への役割移行が判断材料になる。
- 山瀬慎之助:25歳の若手捕手。将来を見据えた一軍経験の確保や育成方針も、捕手陣全体の編成に関わる。
この構図から見ると、小林の戦力外候補説には年齢と出場機会という根拠がある。しかし、2026年10月25日時点で小林に戦力外通告があったという公式発表はない。予想記事で名前が挙がることと、球団が実際に契約方針を決めたことは別問題だ。
捕手を単純に年齢順で整理すれば、経験豊富な選手を手放すことが最適解になるとは限らない。捕手の人数、投手陣との相性、故障への備え、一軍と二軍の役割分担まで含めて考える必要がある。
【巨人ベテラン選手の去就】年齢・成績・役割から見える判断基準
巨人の戦力外予想では、小林に加えて坂本勇人らベテラン選手の去就も話題になりやすい。しかし、ベテラン選手の契約を考える際には、年齢だけでなく、今季の出場状況、守備位置の競争、チーム内で担っている役割を分けて検証することが大切だ。
坂本は2026年に67試合へ出場し、打率.175、5本塁打を記録した。全盛期と比較すれば数字は厳しいが、内野の複数ポジションを含む起用法や、打線の中でどのような役割を担えるかによって評価は変わる。年齢や打率だけを理由に、引退や戦力外を既定路線として扱うことはできない。
また、ベテランの去就は本人の現役続行の意思や球団との契約交渉にも左右される。球団が来季契約を提示するかどうかと、選手本人が引退を選ぶかどうかは別の判断だ。契約満了、自由契約、戦力外通告、現役引退を一括りにすると、実際の動向を見誤る。
2026年に通告を受けた選手の顔ぶれからも、判断基準が年齢だけではないことが分かる。湯浅は守備力と走塁を生かしてきたが、今季の一軍出場は4試合だった。浅野は21歳の若手ながら、一軍出場の少なさと故障が重なり、自由契約の通知を受けた。
つまり、若手であれば必ず残留できるわけでも、ベテランであれば成績だけで契約を失うわけでもない。球団が求める役割を来季も果たせるか、同じポジションにどのような選手がいるか、育成枠をどう活用するかという複数の要素が重なって、編成上の判断が下される。
読売ジャイアンツ退団選手の情報を追う際には、現役引退が発表された選手、自由契約となった選手、来季契約を結ばないと通知された選手を分けて確認したい。現時点で発表のないベテランについては、候補予想と確定情報を混同しないことが重要だ。
【巨人外国人選手の退団予想】ダルベックらの成績と契約事情
2027年に向けた戦力整理では、外国人選手の契約交渉も大きな焦点になる。日刊スポーツは10月12日、巨人の外国人選手について、大幅な入れ替えが起こる可能性を報じた。もっとも、報道で去就が不透明とされた選手と、球団が退団を正式発表した選手は区別して考える必要がある。
打撃面で存在感を示したのがボビー・ダルベックだ。NPBの2026年シーズン成績では、135試合に出場して打率.252、25本塁打、81打点を記録した。チームトップの本塁打数を残した長距離打者であり、打線の中軸を担える点は大きな強みとなる。
日刊スポーツの報道では、ダルベックは来季も契約してもらえれば戻りたいという残留希望を示したとされる。これだけの本塁打数を残した選手を球団がどう評価し、契約条件を調整するかは、外国人編成を考えるうえで要点だ。
一方、同紙はマルティネスについて契約上の事情から残留が見込まれるとし、ハワードとバルドナードについては退団の可能性が高いと報道した。また、キャベッジ、ウィットリー、ティマ、マタ、ルシアーノについては去就が不透明とされている。
これらは10月12日時点の報道に基づく見通しであり、10月25日現在の正式な契約決定と同じではない。外国人選手の場合、シーズン成績だけでなく、年俸、契約年数、故障歴、国内選手とのポジション競争、翌年の補強計画などが交渉に影響する。
例えば、25本塁打を放ったダルベックであっても、残留が自動的に決まるわけではない。反対に、成績が振るわなかった選手でも、契約条件や役割を変更して再契約する選択肢はある。外国人選手の退団予想を読むときは、成績による評価と契約交渉の進捗を切り離して捉えたい。
【巨人2027年シーズンの戦力構想】戦力外通告はいつまで続くのか
2026年の戦力外通告を理解するには、プロ野球の通告時期も押さえておきたい。第1次戦力外通告期間は、ファームのレギュラーシーズン終了後からクライマックスシリーズのファーストステージ前日までが基本となる。2026年は9月28日から10月9日までだった。
第2次戦力外通告期間は、クライマックスシリーズの全日程終了後から10月30日までとされている。したがって、10月25日時点で今後の追加発表が行われる可能性は残っている。第1次期間に発表がなかった選手であっても、それだけで来季契約が確約されたことにはならない。
ただし、追加発表が必ずあるという意味でもない。選手ごとの契約状況や球団の判断によって発表の有無は変わるため、候補予想だけを根拠に特定の選手が戦力外になると決めつけることはできない。
2027年の編成を考えるうえで大きな変化となるのが、10月23日に発表された松井秀喜新監督の就任だ。松井氏は3年契約、背番号90で新体制を担い、10月30日から秋季練習で指揮を執る予定と報じられている。
新監督の就任は、選手の起用法やポジション争いを見直すきっかけになる可能性がある。とりわけ巨人では、捕手の起用バランス、内野のベテランと若手の競争、外国人選手の契約更新、育成選手から支配下登録への昇格など、複数の課題を同時に整理する必要がある。
今季の一軍成績だけでは測れない若手の成長も、来季構想を左右する。浅野のようにファームで好成績を残しながら故障で一軍出場が限られた選手の場合、自由契約の通知後に育成契約を結ぶことになれば、再び支配下登録を目指す道が残される。これは、選手を完全に手放す判断とは異なる。
戦力外通告の理由を読み解くには、選手個人の成績に加え、支配下登録枠、育成選手の運用、同一ポジションの競争、故障からの回復見込みを総合的に見る必要がある。2027年の巨人がどの選手を一軍戦力として残し、誰に育成からの再挑戦を求めるのかが、今後の注目点となる。
【ジャイアンツ戦力外】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人の戦力外選手は誰ですか?
A1:10月25日までに、育成選手への通告、来季契約を結ばない旨の通知、自由契約の通知を受けた選手は計22人です。ただし、自由契約と通常の戦力外通告は異なり、育成契約を打診される見込みの選手も含まれます。最新の対象者と契約状況は、読売ジャイアンツの公式発表で確認する必要があります。
Q2:小林誠司は2026年に戦力外になるのでしょうか?
A2:2026年10月25日時点で、小林誠司に戦力外通告があったという公式発表はありません。今季は20試合出場、打率.077という成績でしたが、捕手には配球や投手との連係など打撃以外の役割もあります。年齢や成績を理由にした候補予想と、球団が発表した契約方針を分けて判断しましょう。
Q3:巨人の戦力外通告はいつまで行われますか?
A3:2026年の第1次期間は9月28日から10月9日まで、第2次期間はクライマックスシリーズの全日程終了後から10月30日までとされています。10月25日時点では追加発表の可能性がありますが、必ず新たな通告があるわけではありません。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
2026年10月25日までのジャイアンツ戦力外情報では、育成選手を含む複数の選手に戦力外通告や自由契約の通知が行われ、2027年に向けた戦力整理が進んでいる。湯浅大への来季契約を結ばない旨の通知と、浅野翔吾ら6選手への自由契約通知は、今回の大きな動きとなった。
一方、小林誠司や坂本勇人らベテランの去就、岸田・大城・甲斐を中心とした捕手争い、外国人選手の契約更新については、成績だけで結論を出すことはできない。出場機会、守備面の役割、契約条件、故障状況、若手の育成方針まで含めて判断する必要がある。
今後の情報を追う際に最も重要なのは、球団公式発表、報道による見通し、個人の戦力外候補予想を明確に区別することだ。予想記事に名前が挙がったことは、契約終了が決まったことを意味しない。また、自由契約の通知は、現役引退や他球団への移籍が確定したこととも異なる。
松井秀喜新監督のもとで始まる2027年シーズンに向け、巨人がどの選手を主力として起用し、誰に育成からの再挑戦を求めるのか。公式発表とシーズン成績を照らし合わせながら、今後の入退団情報を確認していきたい。