ベビースターラーメンの初代キャラクターは、1959年の発売当初からオレンジ色のパッケージに描かれていた女の子のイラストです。現在の「ホシオくん」や、長年親しまれた「ベイちゃん」とは異なり、初代には正式なキャラクター名がありません。おやつカンパニーでは、復刻企画などで「レトロベビーちゃん」という社内呼称を使用しています。
ベビースターの歴史をたどると、初代の女の子から2代目のベイちゃん・ビーちゃん、そして3代目のホシオくんへと、時代に合わせてキャラクターが変化してきたことが分かります。また、商品名も発売当初の「ベビーラーメン」から「ベビースターラーメン」へ変更されました。おやつカンパニーの公式沿革やキャラクター関連の発表をもとに、初代キャラの正体、歴代キャラクター、パッケージの変遷、名称変更の理由まで整理します。
【初代キャラの正体】ベビースターの最初のキャラクターは女の子だった

ベビースターの初代キャラクターを知りたい人が、まず押さえておきたいのは、初代が男の子ではなく、女の子のイラストだったという点です。
おやつカンパニーが2016年に公表したベイちゃん・ビーちゃんの引退に関する発表では、1959年の発売当初から約30年間、オレンジ色を特徴とするパッケージに初代キャラクターの女の子が描かれていたと説明されています。
つまり、現在のホシオくんを初代と考えたり、1988年に登場したベイちゃんを初代と呼んだりするのは誤りです。ベイちゃんは2代目にあたります。
初代キャラクターに正式名称はある?
初代の女の子には、ベイちゃんやホシオくんのような正式なキャラクター名がありません。おやつカンパニーが過去のキャラクターを取り上げた記念企画では、「レトロベビーちゃん」という呼び名が使われていますが、同社の発表では正式名称ではなく社内呼称とされています。
そのため、「ベビースターの初代キャラクターの名前は?」という疑問に対する正確な答えは、正式名称はなく、社内呼称はレトロベビーちゃんです。
名前がなかったからといって、初代の存在が曖昧だったわけではありません。約30年にわたって商品パッケージに登場し、ブランドの初期を象徴するビジュアルとして親しまれてきました。
初代パッケージの特徴
初代パッケージを見分ける際の大きな手がかりは、オレンジ色の背景と女の子のイラストです。現在の洗練された商品デザインとは異なり、初期のベビースターは、キャラクターと商品名を組み合わせて商品を印象づけるデザインでした。
初代の女の子が登場したのは1959年。商品名が「ベビースターラーメン」に変わった1973年を経ても、その後しばらくは初代キャラクターが使われ続けました。キャラクターの交代と商品名の変更は、同じタイミングで行われたわけではありません。
【歴代キャラクター一覧】初代からホシオくんまでの変遷を年表で整理
ベビースターのキャラクターは、大きく分けて3代にわたって変化してきました。おやつカンパニーの公式沿革とキャラクター関連の発表を照らし合わせると、商品名の変更、パッケージの刷新、キャラクターの交代がそれぞれ異なる節目に起きていることが分かります。
| 時期 | キャラクター・商品 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 1959年 | 初代・女の子のイラスト | 「ベビーラーメン」の発売開始。オレンジ色のパッケージに初代キャラクターが登場。 |
| 1973年 | 初代キャラクターの時代 | 商品名を「ベビースターラーメン」に変更。 |
| 1988年 | 2代目・ベイちゃん | 白色を基調としたパッケージへ大幅に刷新。ベイちゃんが登場。 |
| 2000年 | ベイちゃん・ビーちゃん | 2代目のキャラクターにビーちゃんが加わる。 |
| 2016年 | ベイちゃん・ビーちゃん | 同年をもってキャラクターを引退することが発表された。 |
| 2017年 | 3代目・ホシオくん | 新キャラクターとして登場。歌やダンスを通じてブランドの楽しさを伝える役割を担う。 |
この年表で特に重要なのは、1988年と2017年です。1988年はパッケージとキャラクターが大きく変わった年であり、2017年はベイちゃん・ビーちゃんからホシオくんへと世代交代した年にあたります。
2代目ベイちゃん・ビーちゃんはどんなキャラクター?
ベイちゃんは1988年のパッケージ刷新に合わせて登場した男の子のキャラクターです。おやつカンパニーの発表によると、ビーちゃんはその後の2000年に加わりました。2人は2016年まで約30年にわたって活躍しています。
2代目の大きな特徴は、着ている衣装によって商品の味を想像しやすくする役割を担っていたことです。フレーバーに合わせてさまざまな衣装を身にまとい、文字がまだ読めない子どもにも商品の違いが伝わるよう工夫されていました。
ベイちゃんとビーちゃんは、単にパッケージを飾る存在ではありません。商品を視覚的に区別し、味のイメージを伝えるブランドの案内役でもあったのです。
3代目ホシオくんの特徴
ホシオくんは、2016年12月におやつカンパニーから新キャラクターとして発表され、2017年1月31日に行われたキャラクター引き継ぎ式を経て本格的に登場しました。現在の公式キャラクター紹介ページでも、3代目として紹介されています。
公式プロフィールでは、元気で活発、少し目立ちたがり屋な男の子として設定されています。星柄の服を好み、歌とダンスを特技とする点も特徴です。「キブンちょい上げ」という合言葉には、ベビースターを食べる楽しさや気分が上向く感覚を伝えたいというブランドの方向性が表れています。
初代がパッケージ上のイラストとしてブランドを支えたのに対し、ホシオくんは動画やプロモーションなども含めて活躍するキャラクターへと役割を広げています。
【キャラクター変更の理由】1988年と2017年に何が変わったのか
ベビースターのキャラクター変更は、単にデザインを新しくするためだけに行われたものではありません。商品を販売する環境や、消費者に伝えたい価値が変わるなかで、パッケージとキャラクターの役割も変化してきました。
1988年はオレンジ色から白色へ。売り場の変化が背景に
1988年の刷新では、初代の女の子が描かれたオレンジ色のパッケージから、白色を基調としたデザインへ大きく変更されました。このときに登場したのがベイちゃんです。
商品開発に関する説明を掲載したテレビ番組やキャラクター関連の取材記事では、駄菓子屋中心だった販売環境が、スーパーマーケットやコンビニエンスストアへ広がっていったことが、パッケージ刷新の背景として紹介されています。
売り場が変われば、商品に求められる見せ方も変わります。多くの商品が並ぶ棚のなかで目を引くこと、商品名を認識しやすくすること、味の違いを直感的に伝えることが、パッケージの重要な役割になりました。
ベイちゃんの衣装をフレーバーに合わせて変える仕組みは、こうした課題にも対応するものでした。キャラクターの存在そのものが、商品を分かりやすく伝える機能を持っていたのです。
2017年の交代は「おいしさ」から「楽しさ」への広がり
ベイちゃんとビーちゃんは2016年に引退し、2017年にホシオくんが登場しました。おやつカンパニーの新キャラクター発表では、ベイちゃんたちが伝えてきた「おいしさ」を受け継ぎながら、これからは「たのしさ」も伝えていくという方向性が示されています。
ホシオくんは、歌やダンスを通じてベビースターの魅力を伝えるキャラクターとして設定されました。これは、パッケージのなかで味を伝える役割に加えて、映像やイベントなど、ブランドとの接点を広げる役割を持たせたものと考えられます。
約30年活躍したキャラクターを交代させるのは、長年のファンにとって大きな変化です。一方で、ブランドが次の世代に認知されるためには、新しい表現を取り入れることも必要になります。ベビースターの交代劇には、長年培ったイメージを守りながら、時代に合わせて伝え方を更新するという課題が表れています。
【ベビースターラーメンの名前の由来】1973年の改称と1971年説を検証
ベビースターの歴史を理解するうえで、キャラクターと並んで重要なのが商品名です。1959年に発売された当初の商品名は「ベビーラーメン」でした。現在の「ベビースターラーメン」という名前になったのは、発売から14年後の1973年です。
なぜ「ベビーラーメン」から「ベビースターラーメン」へ変わった?
おやつカンパニーの公式トリビアによると、「ベビーラーメン」という名前には、子ども向けの小さなラーメンのかけらという意味が込められていました。
1973年には、子どもたちのおやつのなかで一番になってほしいという願いから、「スター」を加えた「ベビースターラーメン」へ名称を変更しました。「スター」は星を意味すると同時に、一番星のような存在を目指すブランドの思いを表しています。
同社の公式沿革では、1973年に商品名を変更するとともに、価格を10円から20円へ改定したことも記録されています。商品名の変更は、単なる呼び方の修正ではなく、ブランドをより印象的に伝えるための節目だったといえます。
1971年説と1973年説、どちらが正しい?
ベビースターラーメンの名称変更について調べると、1971年とする資料が見つかることがあります。一方、おやつカンパニーの公式沿革、公式トリビア、同社が公表したブランドの歴史に関する資料では、名称変更年は一貫して1973年とされています。
そのため、公式情報を基準に年表を整理する場合は、1973年を採用するのが適切です。1971年説については、資料によって年次に違いがある点を区別し、公式記録と同じ確度の情報として扱わないことが大切です。
なお、商品が誕生した1959年と、名称が変更された1973年は別の出来事です。初代キャラクターの登場時期を知りたい場合は1959年、現在のブランド名が生まれた時期を知りたい場合は1973年を確認すると、混同を避けられます。
そもそもベビースターラーメンはどうやって誕生した?
おやつカンパニーのブランド紹介によると、ベビースターの誕生には、即席めんの製造工程で生じる麺のかけらが関係しています。当時、麺を天日干しで製造していた際にこぼれ落ちた麺を、創業者の松田由雄氏が「もったいない」と考え、味付けして従業員のおやつにしたことが始まりです。
その後、味や食感を調整して商品化され、1959年に「ベビーラーメン」として発売されました。ラーメンを調理せず、そのままおやつとして食べるという発想が、長く続くブランドの出発点になったのです。
ベビースターは、現在ではラーメン味だけでなく、焼きそばやうどんなどの麺をイメージした商品、地域限定商品、異なる形状のスナックなども展開しています。商品名に「ラーメン」が残っている一方で、ブランドとしての楽しみ方は広がり続けています。
【初代キャラと現在を比較】パッケージから読み取れるブランドの進化
初代の女の子と現在のホシオくんを比べると、見た目の違いだけでなく、キャラクターに担わせている役割の違いが見えてきます。
初代と現在の主な違い
初代は、オレンジ色のパッケージに描かれた女の子のイラストです。ブランドの初期を象徴する存在であり、当時の商品を思い出すための重要な手がかりになっています。
一方、ホシオくんは星柄の服を着た男の子で、歌やダンスを得意とする設定です。商品パッケージだけでなく、ブランドの楽しさを伝えるプロモーションにも活用されています。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
- 初代:女の子のイラスト。オレンジ色のパッケージとともにブランド初期を象徴する。
- 2代目:ベイちゃん・ビーちゃん。衣装を通じてフレーバーを伝え、商品を分かりやすく区別する。
- 3代目:ホシオくん。歌やダンスなどを通じて、ベビースターを食べる楽しさを幅広く伝える。
初代のパッケージを探すときのチェックポイント
初代の女の子が描かれたパッケージを探す場合、まず注目したいのは、オレンジ色を基調としたデザインと女の子のイラストの組み合わせです。ただし、復刻商品や記念企画の商品も存在するため、見た目だけで製造年代を断定することはできません。
おやつカンパニーは、歴代キャラクターを取り上げた記念商品でも初代のイラストを採用しています。2021年のホシオくんデビュー5周年記念企画では、初代キャラクターを復刻パッケージに登場させた商品が紹介されました。
そのため、古いパッケージを見つけたときは、キャラクターの絵柄に加え、商品名、パッケージ全体のデザイン、発売時期に関する表示などを確認するのが有効です。初代の絵柄が使われていることと、その袋自体が1959年当時の製品であることは、同じ意味ではありません。
【ベビースターランド】初代キャラやブランドの歴史をもっと楽しむ方法
ベビースターの歴史を実物で楽しみたい人には、横浜中華街にある横浜博覧館の「おやつファクトリー」内に設けられた「ベビースターランド」も選択肢の一つです。
横浜博覧館の公式案内によると、ベビースターランドでは、ベビースターラーメンができあがる様子を見学できるほか、できたての商品や店舗限定のオリジナル商品を楽しめます。キャラクターの歴史を知るだけでなく、ブランドの原点である麺スナックそのものに触れられる場所です。
訪問前に知っておきたいこと
ベビースターランドは、横浜博覧館2階の「おやつファクトリー」にあります。市販品とは違うできたてのベビースターや限定商品を楽しめるため、横浜中華街の散策と組み合わせるのにも向いています。
ただし、初代キャラクターの原画や1959年当時の未開封パッケージが常設展示されていることまで、公式案内から確認できるわけではありません。初代キャラの資料を目的に訪れる場合は、現地で何が見られるのかを事前に確認しておくと安心です。
また、キャラクターの変遷や復刻商品の情報を調べる際は、おやつカンパニーの公式キャラクター紹介、公式沿革、過去のプレスリリースを併せて確認すると、商品名の変更とキャラクターの交代を正しく整理できます。
【ベビースター 初代キャラ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベビースターの初代キャラクターの名前は何ですか?
A1:初代は1959年の発売当初からパッケージに描かれていた女の子のイラストです。正式名称はなく、おやつカンパニーでは「レトロベビーちゃん」という社内呼称が使われています。
Q2:ベビースターの歴代キャラクターは誰ですか?
A2:初代の女の子、2代目のベイちゃん・ビーちゃん、3代目のホシオくんです。ベイちゃんは1988年に登場し、ビーちゃんは2000年に加わりました。2人は2016年に引退し、ホシオくんが2017年から3代目として登場しています。
Q3:ベビースターラーメンに名前が変わったのは何年ですか?
A3:おやつカンパニーの公式沿革や公式トリビアでは1973年とされています。子どもたちのおやつの中で一番星になってほしいという願いを込めて、「ベビーラーメン」に「スター」を加えたものです。1971年とする資料もありますが、公式情報を基準にする場合は1973年を採用します。
まとめ:【プロの結論】初代キャラを知る鍵は名前よりも時代背景にある
ベビースターの初代キャラクターは、1959年の発売当初からオレンジ色のパッケージに描かれていた女の子のイラストです。正式名称はなく、「レトロベビーちゃん」は社内呼称として使われています。長年活躍したベイちゃん・ビーちゃん、現在のホシオくんへと続く歴史を知ることで、ブランドがどのように変化してきたかも見えてきます。
商品名の変遷も押さえておきたいポイントです。1959年の「ベビーラーメン」は、子どもたちのおやつの中で一番星になってほしいという願いから、公式沿革上は1973年に「ベビースターラーメン」へと改称されました。キャラクターの交代と名称変更は別々の出来事であり、それぞれの年を区別することが、歴史を正しく理解する近道です。
初代キャラクターや昔のパッケージを探すときは、オレンジ色の背景と女の子のイラストを目印にしつつ、復刻商品と当時の実物を区別することが大切です。おやつカンパニーの公式沿革やキャラクター関連の発表を確認すれば、見た目の懐かしさだけでなく、ベビースターが長年にわたりブランドを育ててきた過程まで理解できます。