ベビーカーの平均価格はいくらなのか。2026年に購入を検討している人にとって、3万円台で十分なのか、5万〜7万円台のモデルを選ぶべきなのかは、出産準備の予算を左右する大きな問題だ。ベビーカーは価格帯が広く、A型・B型・AB型の違いに加え、軽さ、走行性、折りたたみやすさ、シートの快適性などによっても価格が変わる。
2026年の購入動向調査と、コンビ・アップリカ・サイベックスの公式掲載価格を照らし合わせると、ベビーカーの購入予算は新品で4万〜6万円程度をひとつの目安にすると比較しやすい。ただし、全国の購入者を対象にした統一的な平均購入額が公表されているわけではなく、実際の購入額は選ぶタイプや購入方法によって異なる。安さだけで決めると、重さや収納性、段差での押しやすさが合わず、買い替えが必要になるケースもある。
【2026年最新】ベビーカーの平均価格はいくら?購入予算の目安を解説

2026年10月時点で、ベビーカーの平均価格を考える際には、実際の購入者が支払った金額と、メーカーが設定する販売価格を分けて見る必要がある。メーカー希望小売価格が6万円の製品でも、販売店のセールやポイント還元、型落ち品の値下げによって実際の購入額は変わるからだ。
子育て世帯向けの調査や主要メーカーの公式価格を参考にすると、購入予算を立てる際の目安は次のとおりだ。これは2026年の全国統一平均値ではなく、商品選びに使うための価格帯の整理である。
- 1万〜3万円台:B型を中心とする低価格帯。腰が据わる時期から使うセカンドベビーカーや、必要な機能を絞って購入したい家庭に向く。
- 3万〜5万円台:軽量なA型や、基本機能を備えたB型などを比較しやすい価格帯。予算と使い勝手のバランスを取りたい人向け。
- 5万〜7万円台:両対面式、衝撃吸収機能、操作性などを重視する場合に候補が広がる価格帯。
- 8万円以上:走行性、デザイン、素材、拡張性などにこだわる上位モデルが中心。高価格だからといって、すべての家庭に必要な機能が増えるわけではない。
2026年4月に公表された株式会社コズレの「2025年・2026年 定点調査」では、妊娠中および0歳以上の子どもがいる会員を対象に調査を実施。2026年調査の有効回答数は444人だった。同社の公表資料によると、購入価格が7万円以上の層は約21%となり、2025年の約17%から増加している。高価格帯を選ぶ家庭が一定数存在することがわかる。
ただし、7万円以上の製品を選ぶ人が増えているからといって、すべての家庭が高額モデルを必要としているわけではない。日常的に使う頻度、電車やバスを利用する回数、自宅の収納スペース、車への積み下ろしなどによって、適切な価格帯は変わる。
購入費用を抑えたいなら、最初に「いくらまで出せるか」だけでなく、「どの機能にお金をかけるべきか」を決めることが大切だ。
【価格比較表】A型・B型・AB型ベビーカーの価格相場と違い
ベビーカーの価格差を生む大きな要因のひとつが、使用を始められる月齢と、シートやフレームに求められる機能の違いだ。A型は赤ちゃんの首や腰が十分に据わる前から使うことを想定し、B型はお座りができるようになった時期からの使用を想定している。
一般に、A型はリクライニングや対面機能などが充実しているモデルが多く、B型は軽さやコンパクトさを重視した製品が多い。AB型は、A型相当の機能と軽量性を両立した製品などを指す通称として使われることがあるが、価格を一律に比較できる独立した正式分類ではない。
| タイプ | 新品の価格目安 | 主な特徴 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| A型 | 約3万〜7万円台 | 生後1か月頃から使える製品が多く、リクライニングや両対面機能を備えたモデルも豊富 | 新生児期から外出する予定があり、長く使える1台を探している家庭 |
| B型 | 約1万〜3万円台 | 一般に生後6〜7か月頃から使用。軽量・コンパクトなモデルが多い | 抱っこひもなどを併用し、成長後の移動を楽にしたい家庭 |
| AB型 | 約3万〜7万円台 | A型相当の使用条件を満たしながら、軽量性なども重視した製品が中心 | 新生児期からの使いやすさと、日常の持ち運びやすさを両立したい家庭 |
| 中古品 | 数千円〜2万円前後が目安 | 年式、使用頻度、保管状態、付属品によって価格が大きく変わる | 購入費用を抑えたい家庭。安全性や製品状態を確認できることが条件 |
上記は新品・中古品の販売価格や主要メーカーの掲載価格を参考にした比較用の目安であり、すべての製品の平均額を示すものではない。実際の価格は販売店、モデル、カラー、発売年、セールの有無などによって異なる。
A型ベビーカーの価格は、両対面機能やクッション性、走行性能などによって幅が広い。一方、B型ベビーカーの価格は比較的抑えやすく、軽量モデルを中心に選択肢がある。新生児期から使う必要がない家庭では、最初からB型を選ぶことで購入費用を節約できる場合もある。
なお、A型・B型の違いは価格だけでは判断できない。購入時には対象月齢、適応体重、リクライニング角度、製品安全協会のSG基準への適合なども確認したい。AB型という商品名や販売上の呼称だけで使用条件を判断せず、製品ごとの仕様を確認することが重要だ。
【価格差の理由】コンビ・アップリカ・サイベックスの公式価格を比較
同じベビーカーでも、3万円台の製品と7万円台の製品では、設計や使い勝手に違いがある。価格差の背景にあるのは、単なるブランド名だけではない。フレームの構造、車輪の設計、振動への配慮、シートの機能、折りたたみ機構、耐荷重、デザインなど、複数の要素が価格に反映されている。
2026年の主要メーカーの公式掲載価格から、具体的な例を見てみよう。
コンビのベビーカー価格
コンビ公式ブランドストアでは、A型の「スゴカルR エッグショック ZA」が税込6万9,300円、2026年9月1日発売の「auto N first II NC」が税込7万400円で掲載されている。一方、B型の「auto N second QC」は税込3万2,890円だ。新生児期から使える製品と、成長後の使用を想定した製品で価格差が生まれている。
アップリカのベビーカー価格
アップリカの公式製品情報では、2026年9月発売のA型「カルーンエアー メッシュ AD」が税込3万7,400円。軽さを重視したA型の選択肢だ。また、2026年3月発売の「ラクーナ クッション AI」は税込6万6,000円で、こちらも生後1か月から使用できるA型に分類される。B型の「マジカルエアー AI」は税込2万1,450円で、軽量なセカンドベビーカーを検討する場合の比較対象になる。
サイベックスのベビーカー価格
サイベックス公式オンラインストアでは、2026年モデルの「メリオ カーボン」が税込7万4,690円で掲載されている。生後1か月から3歳頃までを対象とするモデルで、片手での開閉や走行性を特徴としている。一方、6か月頃から使える「リベル」の2026年モデルは、公式オンラインストアでキャンペーン対象価格2万9,975円で掲載されている。キャンペーン価格は変動するため、通常時の価格と混同しないよう注意したい。
これらの公式価格を比較すると、同じメーカーの製品でも使用開始月齢や機能によって価格が変わり、A型の中でも3万円台から7万円台まで差があることがわかる。
ただし、公式掲載価格はメーカーや公式オンラインストアの表示であり、量販店やECサイトの実売価格とは一致しないことがある。価格比較では、単に最安値を見るのではなく、同じ型番、同じ付属品、同じ保証条件で比較することが大切だ。
2026年の購入動向にも変化が見られる。株式会社コズレの調査では、アップリカの購入ブランドシェアが2025年の約26%から2026年の約35%へ拡大し、サイベックスは約22%で2位となった。コンビは約19%だった。同調査では、走行性や操作性への関心も高まっており、メーカーの知名度だけでなく、実際の使いやすさが購入判断に影響している。
メーカーの評判を比較する際は、口コミの件数やブランドイメージだけで決めないことも重要だ。店頭で実際に押してみて、小回りの利き方、段差を越えるときの感触、片手での折りたたみやすさを確かめれば、自分の生活に合う製品を選びやすくなる。
【予算別】安いベビーカーのおすすめの選び方と購入費用
ベビーカーを安く購入したい場合、価格だけでなく、必要な機能と使用期間をセットで考えると失敗しにくい。特に、A型を購入してからB型へ買い替える予定があるのか、最初から1台を長く使いたいのかによって、適切な予算は変わってくる。
予算2万円台:必要な機能に絞る
予算を2万円台に抑えたいなら、B型を中心に比較すると候補を探しやすい。アップリカの「マジカルエアー AI」のように、軽量性を重視した製品もある。新生児期からの使用が必要な場合は、対象月齢を満たすA型の型落ち品やセール品も比較対象にしたい。ただし、対象月齢を満たさないB型を価格だけで選ぶことは避けよう。
予算3万〜5万円台:価格と使いやすさのバランスを取る
この価格帯では、軽量なA型や、基本機能を備えたB型などを比較できる。駅の階段やバスを利用することが多いなら本体重量を、住宅街や公園での移動が多いなら車輪や段差への対応を重視したい。必要な機能を満たすモデルが見つかれば、高価格帯に予算を引き上げる必要はない。
予算5万〜7万円台:毎日の負担を減らす機能を検討する
毎日ベビーカーを使う家庭や、赤ちゃんを抱っこしながら開閉する場面が多い家庭では、操作性や走行性に予算を配分する価値がある。両対面機能、クッション性、収納スペースなど、実際に使う機能を優先して選ぼう。
予算8万円以上:高機能が本当に必要かを見極める
上位モデルは、走行性やデザイン、素材、拡張性などに魅力がある。ただし、価格が高いほど、どの家庭でも満足度が高くなるわけではない。移動のほとんどが車で、ベビーカーを短時間しか使わない家庭なら、上位モデルの機能を十分に活用できない可能性もある。
2026年1月に公表されたストッケの調査では、全国の子どもを持つ母親300人のうち、購入時に本体の軽さを重視した人は61%、走行性を重視した人は50%、価格の安さを重視した人は37%だった。また、最初に購入したベビーカーへの不満では、折りたたんでも大きく持ち運びにくいという回答が34%、重すぎて持ち運びが大変という回答が31%だった。
この結果から読み取れるのは、購入前に比較しやすい価格や重量だけでは、実際の使いやすさを十分に判断できないという点だ。毎日の移動に合った機能を選ぶことが、買い直しによる追加出費を抑えることにもつながる。
【中古・レンタルも比較】ベビーカーの購入費用を抑える方法
新品のベビーカーを購入する以外にも、中古品、レンタル、お下がりという選択肢がある。使用期間が限られることや、子どもの成長に合わせて必要な機能が変わることを考えると、最初から新品を買うことだけが合理的とは限らない。
中古ベビーカーの相場
中古販売価格の集計例では、ベビーカー880件の取引を対象にしたデータで、中央値は9,700円、価格帯の中心は5,800〜1万7,000円とされている。メーカー別ではサイベックスの中央値が1万3,000円、アップリカが1万円、コンビが8,100円という結果も報告されている。ただし、これは特定の中古取引データの集計であり、全国すべての中古品に当てはまる相場ではない。
中古品を購入するときは、年式や価格だけでなく、フレームの変形、車輪の摩耗、ブレーキ、シートベルト、折りたたみ機構、リクライニング機構を確認したい。説明書や付属品の有無、メーカーの修理対応、リコール情報も確認しておくと安心だ。
特に、目に見える汚れが少ないことと、安全に使えることは別の問題だ。点検状況が不明な製品や、重要な部品の欠損・破損がある製品は、安くても避けたほうがよい。
ベビーカーのレンタル費用
短期間だけ使うなら、レンタルも選択肢になる。例えば、ダスキンのベビー用品レンタルサービス「かしてネッと」では、A型の軽量タイプの基本料金として1か月3,850円が掲載されている。3か月以上の契約には割引が適用されるプランもあり、配送を利用する場合は別途費用がかかる。
一方、外出先で必要なときだけ借りるサービスもある。ベビカルでは、貸し出し場所やモデルによって異なるものの、基本料金は1時間250〜500円、12時間最大2,000円を目安としている。旅行や短時間の外出など、使用頻度が低い場合に検討しやすい。
レンタルが購入より安くなるかどうかは、利用期間と回数によって変わる。数日から数週間の利用ならレンタルが有利な場合がある一方、長期間にわたって日常的に使うなら購入のほうが費用を抑えられる可能性がある。
株式会社コズレの2026年調査では、ベビーカーのレンタルに抵抗があると答えた人は約60%だった。不安要素では衛生面が約70%と最も多く、利用のたびに発生する費用や、他人が使った製品への抵抗感も挙がっている。レンタルを選ぶ場合は、清掃・点検の体制や破損時の負担、返却条件を事前に確認したい。
お下がりや譲渡品も購入費用の節約につながる
親族や知人から譲り受けられるなら、購入費用を大きく減らせる可能性がある。ただし、譲り受けた場合でも、使用年数、保管状態、事故歴、部品の欠損などを確認することは欠かせない。費用がかからないことより、安全に使用できる状態かどうかを優先しよう。
【失敗しない選び方】ベビーカーの価格比較で見るべき5つのポイント
ベビーカーの価格を比較するとき、表示価格だけを見て決めると、購入後に使いにくさを感じる場合がある。価格差が生まれる理由を理解し、日常の使い方に合った製品を選ぶために、次の5項目を確認したい。
- 1. 使用開始月齢:新生児期から使うなら対象月齢が合うA型などを選ぶ。B型は使用開始条件を必ず確認する。
- 2. 本体重量と折りたたみサイズ:電車やバス、階段、車への積み込みが多い場合は、重量だけでなく折りたたんだ後の大きさも重要だ。
- 3. 走行性と段差への対応:タイヤの構造やサスペンションなどによって押し心地が変わる。できれば実物を押して比較する。
- 4. 収納と日常の操作性:荷物かごの容量、荷物の出し入れ、片手での開閉、シートベルトの装着などを確認する。
- 5. 安全性とアフターサポート:対象月齢・体重、SG基準への適合、リコール情報、修理や部品交換への対応を確認する。
特に注意したいのは、「軽ければ使いやすい」「高ければ後悔しない」という思い込みだ。軽量なモデルは階段や持ち運びで便利な反面、路面や荷物の量によっては走行性が気になる場合がある。逆に、走行性を重視した製品でも、折りたたみサイズが自宅や車に合わなければ日々の負担になりかねない。
2026年の株式会社コズレの調査では、ベビーカーの購入方法として実店舗が約66%を占め、インターネットショッピングは約32%だった。走行性や操作性を確かめるために、店舗で実物を確認する購買行動が一定の支持を得ている。
おすすめの購入手順は、まずオンラインで価格と仕様を比較し、候補を2〜3台に絞ってから店舗で試す方法だ。最後に公式ストアや販売店の価格、送料、保証条件、ポイント還元を比較すれば、価格と使いやすさの両面から判断しやすい。
【プロの結論】ベビーカーは、購入時の価格だけでなく、毎日どれだけ使うか、何年使えるか、持ち運びにどの程度の負担がかかるかまで考えて選びたい。5万円の製品と3万円の製品の差が、毎日の外出をどれだけ快適にするのかを具体的に考えることが、納得できる買い物につながる。
【ベビーカー平均価格】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベビーカーの平均価格は2026年にいくらですか?
A1:新品の購入予算は4万〜6万円程度を目安にすると、主要メーカーの幅広い製品を比較しやすい。ただし、2026年の全国統一平均購入額が公表されているわけではないため、これは実際の購入者全員の平均値ではなく、価格比較に使うための目安だ。
Q2:A型とB型では、どちらのベビーカーが安いですか?
A2:一般にB型のほうが安価な製品を探しやすい。B型は1万〜3万円台、A型は3万〜7万円台をひとつの目安にできる。ただし、A型にも軽量な低価格モデルがあり、B型にも高機能なモデルがあるため、タイプだけで価格が決まるわけではない。
Q3:コンビ・アップリカ・サイベックスで、価格が安いメーカーはどこですか?
A3:メーカー全体で一律に比較することは難しい。コンビはA型の6万〜7万円台やB型の3万円台の例があり、アップリカには3万円台のA型や2万円台のB型がある。サイベックスも、モデルやキャンペーンによって3万円前後から7万円台まで価格が異なる。メーカー名だけでなく、同じ使用条件の製品を比較することが大切だ。
Q4:ベビーカーは中古とレンタルのどちらがお得ですか?
A4:短期間だけ使うならレンタル、長期間にわたって日常的に使うなら購入や中古品が有利になる場合がある。中古品は年式や状態、レンタルは利用期間や送料、延長料金によって総費用が変わるため、購入前に合計金額を比較したい。
Q5:ベビーカーを安く買うなら、いつがよいですか?
A5:型落ち品の販売時期、店舗のセール、ECサイトの大型セールなどは価格を比較する機会になる。ただし、安くなっているという理由だけで購入を急がず、対象月齢、保証、付属品、在庫状況、実際の使いやすさを確認してから決めよう。
まとめ:ベビーカーの平均価格と後悔しない購入判断
2026年のベビーカー選びでは、新品で4万〜6万円程度を予算の目安にしながら、A型・B型・AB型の違いと、日常の移動環境に合う機能を比較することが大切だ。低価格帯でも必要な機能を備えた製品はあり、反対に高価格帯のモデルでも、生活スタイルに合わなければ十分に使いこなせない可能性がある。
コンビ、アップリカ、サイベックスの公式価格を見ると、A型は3万円台から7万円台、B型は2万円前後から3万円台まで選択肢がある。加えて、中古品やレンタルを活用すれば、購入費用を抑えられる場合もある。
購入前には、価格、重量、折りたたみサイズ、走行性、安全性、保証条件を確認し、可能であれば実店舗で押し心地を試しておきたい。ベビーカーは価格の安さだけでなく、毎日の移動をどれだけ快適にできるかという視点で選ぶことが、長く納得して使うための判断基準になる。