2026年6月11日から7月19日まで、カナダ・メキシコ・アメリカの3か国で開催されたFIFAワールドカップ2026が閉幕した。史上初の48チーム参加、全104試合という拡大大会を制したのはスペイン。7月19日の決勝でアルゼンチンを延長戦の末に1-0で下し、通算2度目の世界王者に輝いた。
日本代表はグループFを1勝2分けの2位で突破。初のラウンド32ではブラジルに一時リードを奪う健闘を見せたものの、終盤の失点で1-2と敗れ、最終順位は21位となった。FIFAの公式記録と日本サッカー協会(JFA)の試合結果をもとに、大会全体のスコア、日本代表の成績、グループF順位表、決勝トーナメント、最終順位、歴代優勝国との比較まで整理する。
【大会結果】スペインが優勝!決勝はアルゼンチンに1-0、延長106分の決勝弾

FIFAワールドカップ2026の決勝は、2026年7月19日にニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで開催された。対戦カードはスペイン対アルゼンチン。前回王者アルゼンチンが連覇を狙う一方、スペインは2010年南アフリカ大会以来の優勝を目指す一戦となった。
試合は90分を終えて0-0。スペインが主導権を握りながらも、アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスらの守備に阻まれ、得点が生まれないまま延長戦に突入した。
均衡を破ったのは延長106分。スペインのフェラン・トーレスが決勝ゴールを決め、スコアは1-0に。ニコ・ウィリアムズがペドロ・ポロのクロスを折り返し、トーレスがシュートを叩き込んだ。これが試合唯一の得点となり、スペインが世界の頂点に立った。
FIFAの決勝レポートによると、スペインは試合を通じて20本のシュートを放ったのに対し、アルゼンチンは2本。スペインは大会を通じても失点をわずか1に抑え、攻撃力と守備の安定性を兼ね備えた優勝チームとなった。
大会の最終上位4チームは、優勝スペイン、準優勝アルゼンチン、3位イングランド、4位フランス。3位決定戦ではイングランドがフランスを6-4で破った。ブカヨ・サカのハットトリックも飛び出した打ち合いは、決勝とは対照的なゴールラッシュとなった。
大会の基本情報を整理すると、開催期間は6月11日から7月19日まで。カナダ、メキシコ、アメリカの16開催都市を舞台に、48チームが104試合を戦った。FIFAの大会総括では、総観客数は681万966人と発表されている。
【日本代表の成績】グループFを2位突破もブラジルに敗れ、最終21位
日本代表はグループFでオランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦した。結果は1勝2分けで勝ち点5。3試合を通じて無敗を維持し、得点7、失点3、得失点差プラス4という成績で2位通過を決めた。
初戦のオランダ戦は2-2の引き分け。続くチュニジア戦では4-0と快勝し、最終節のスウェーデン戦も1-1で引き分けた。勝ち点を積み上げてグループステージを突破した点は、日本代表にとって今大会の大きな成果だ。
グループFの最終順位は以下のとおり。FIFAとJFAの公式記録に基づく数字で、勝ち点と得失点差が各チームの成績を端的に示している。
| 順位 | 代表チーム | 勝・分・敗 | 得点・失点 | 勝ち点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | オランダ | 2勝1分0敗 | 10得点・4失点 | 7 | +6 |
| 2位 | 日本 | 1勝2分0敗 | 7得点・3失点 | 5 | +4 |
| 3位 | スウェーデン | 1勝1分1敗 | 7得点・7失点 | 4 | 0 |
| 4位 | チュニジア | 0勝0分3敗 | 2得点・12失点 | 0 | -10 |
日本代表のグループステージ全結果
- 6月14日:オランダ 2-2 日本。中村敬斗と鎌田大地が得点し、強豪相手に勝ち点1を獲得。
- 6月20日:チュニジア 0-4 日本。鎌田大地、上田綺世、伊東純也らが得点し、4点差の勝利を収めた。
- 6月25日:日本 1-1 スウェーデン。前田大然のゴールで先制したが、後半に追いつかれ、引き分けでグループステージを終えた。
ブラジル戦は佐野海舟の先制弾も、終了間際に逆転を許す
日本代表の決勝トーナメント初戦は、5度の優勝を誇るブラジルとの対戦だった。現地時間6月29日、ヒューストン・スタジアムで行われたラウンド32の試合は、ブラジル 2-1 日本で決着した。日本時間では6月30日の試合にあたる。
日本は29分、佐野海舟のゴールで先制。前半を1-0で折り返し、強豪ブラジルを相手に勝ち上がりへの期待を抱かせた。しかし56分にカゼミーロの得点で同点とされ、試合は1-1のまま終盤へ進む。
勝負を決めたのは後半アディショナルタイムの90分+5。ガブリエウ・マルティネッリがゴールを決め、ブラジルが2-1で逆転勝利を収めた。JFAの公式試合記録でも、佐野の先制点、カゼミーロの同点弾、マルティネッリの決勝点が確認できる。
日本はグループステージで無敗だったものの、ノックアウトステージでは1試合で大会を終えた。最終順位は21位。グループ2位という成績と大会全体の21位という数字は、評価対象が異なるため、混同しないことが大切だ。
【全試合結果一覧】グループステージ72試合と決勝トーナメント32試合
FIFAワールドカップ2026は、12グループで各4チームが戦う方式で実施された。グループステージは合計72試合。その後、ラウンド32から決勝までのノックアウトステージ32試合が行われ、全104試合で大会が完結した。
以下では、FIFAの試合結果記録をもとにグループ別のスコアと決勝トーナメントの結果をまとめる。PK戦で決着した試合は、90分・延長戦終了時のスコアとPK戦の結果を分けて記載した。
グループステージ全72試合の結果
グループA:メキシコ 2-0 南アフリカ、韓国 2-1 チェコ、チェコ 1-1 南アフリカ、メキシコ 1-0 韓国、チェコ 0-3 メキシコ、南アフリカ 1-0 韓国。
グループB:カナダ 1-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ、カタール 1-1 スイス、スイス 4-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ、カナダ 6-0 カタール、スイス 2-1 カナダ、ボスニア・ヘルツェゴビナ 3-1 カタール。
グループC:ハイチ 0-1 スコットランド、ブラジル 1-1 モロッコ、ブラジル 3-0 ハイチ、スコットランド 0-1 モロッコ、スコットランド 0-3 ブラジル、モロッコ 4-2 ハイチ。
グループD:アメリカ 4-1 パラグアイ、オーストラリア 2-0 トルコ、トルコ 0-1 パラグアイ、アメリカ 2-0 オーストラリア、トルコ 3-2 アメリカ、パラグアイ 0-0 オーストラリア。
グループE:コートジボワール 1-0 エクアドル、ドイツ 7-1 キュラソー、ドイツ 2-1 コートジボワール、エクアドル 0-0 キュラソー、キュラソー 0-2 コートジボワール、エクアドル 2-1 ドイツ。
グループF:オランダ 2-2 日本、スウェーデン 5-1 チュニジア、オランダ 5-1 スウェーデン、チュニジア 0-4 日本、日本 1-1 スウェーデン、チュニジア 1-3 オランダ。
グループG:イラン 2-2 ニュージーランド、ベルギー 1-1 エジプト、ベルギー 0-0 イラン、ニュージーランド 1-3 エジプト、エジプト 1-1 イラン、ニュージーランド 1-5 ベルギー。
グループH:サウジアラビア 1-1 ウルグアイ、スペイン 0-0 カーボベルデ、ウルグアイ 2-2 カーボベルデ、スペイン 4-0 サウジアラビア、カーボベルデ 0-0 サウジアラビア、ウルグアイ 0-1 スペイン。
グループI:フランス 3-1 セネガル、イラク 1-4 ノルウェー、ノルウェー 3-2 セネガル、フランス 3-0 イラク、ノルウェー 1-4 フランス、セネガル 5-0 イラク。
グループJ:アルゼンチン 3-0 アルジェリア、オーストリア 3-1 ヨルダン、アルゼンチン 2-0 オーストリア、ヨルダン 1-2 アルジェリア、アルジェリア 3-3 オーストリア、ヨルダン 1-3 アルゼンチン。
グループK:ポルトガル 1-1 コンゴ民主共和国、ウズベキスタン 1-3 コロンビア、ポルトガル 5-0 ウズベキスタン、コロンビア 1-0 コンゴ民主共和国、コロンビア 0-0 ポルトガル、コンゴ民主共和国 3-1 ウズベキスタン。
グループL:ガーナ 1-0 パナマ、イングランド 4-2 クロアチア、イングランド 0-0 ガーナ、パナマ 0-1 クロアチア、パナマ 0-2 イングランド、クロアチア 2-1 ガーナ。
ラウンド32の結果:16試合
- 6月28日:南アフリカ 0-1 カナダ。
- 6月29日:ドイツ 1-1 パラグアイ(PK戦3-4)、オランダ 1-1 モロッコ(PK戦2-3)、ブラジル 2-1 日本。
- 6月30日:フランス 3-0 スウェーデン、コートジボワール 1-2 ノルウェー、メキシコ 2-0 エクアドル。
- 7月1日:イングランド 2-1 コンゴ民主共和国、アメリカ 2-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ、ベルギー 3-2 セネガル(延長戦)。
- 7月2日:ポルトガル 2-1 クロアチア、スペイン 3-0 オーストリア、スイス 2-0 アルジェリア。
- 7月3日:アルゼンチン 3-2 カーボベルデ(延長戦)、コロンビア 1-0 ガーナ、オーストラリア 1-1 エジプト(PK戦2-4)。
このラウンドでは、ドイツがパラグアイにPK戦で敗れ、オランダもモロッコにPK戦で敗退した。日本に加え、過去の優勝国や強豪国も早い段階で大会を去る結果となった。
ラウンド16の結果:8試合
- 7月4日:パラグアイ 0-1 フランス、カナダ 0-3 モロッコ。
- 7月5日:ブラジル 1-2 ノルウェー、メキシコ 2-3 イングランド。
- 7月6日:ポルトガル 0-1 スペイン、アメリカ 1-4 ベルギー。
- 7月7日:アルゼンチン 3-2 エジプト、スイス 0-0 コロンビア(PK戦4-3)。
ラウンド16最大の注目点は、ブラジルがノルウェーに1-2で敗れたことだ。日本を破ったブラジルも次の試合で姿を消し、ノルウェーが準々決勝へ進出した。一方、スペインはポルトガルを1-0で下し、優勝へ向けて一歩前進した。
準々決勝・準決勝・3位決定戦・決勝の結果
- 準々決勝・7月9日:フランス 2-0 モロッコ。
- 準々決勝・7月10日:スペイン 2-1 ベルギー。
- 準々決勝・7月11日:ノルウェー 1-2 イングランド(延長戦)、アルゼンチン 3-1 スイス(延長戦)。
- 準決勝・7月14日:フランス 0-2 スペイン。
- 準決勝・7月15日:イングランド 1-2 アルゼンチン。
- 3位決定戦・7月18日:フランス 4-6 イングランド。
- 決勝・7月19日:スペイン 1-0 アルゼンチン(延長戦)。
決勝トーナメントを通じて、スペインはオーストリア、ポルトガル、ベルギー、フランス、アルゼンチンを順に退けた。特に準決勝のフランス戦を2-0で制し、決勝でも無失点のまま延長戦で勝ち切ったことが、優勝を支える大きな要因となった。
【最終順位一覧】日本は21位、上位16チームと全48か国の成績を整理
FIFAが2026年7月20日に公表した最終順位では、スペインが1位、アルゼンチンが2位、イングランドが3位、フランスが4位となった。日本は21位。大会は48チーム参加となったため、従来の32チーム大会とは順位の意味合いも異なる。
最終順位1位~24位
1位スペイン、2位アルゼンチン、3位イングランド、4位フランス、5位ノルウェー、6位ベルギー、7位タイ・モロッコ、7位タイ・スイス、9位メキシコ、10位コロンビア、11位ブラジル、12位アメリカ、13位ポルトガル、14位カナダ、15位エジプト、16位パラグアイ。
17位オランダ、18位ドイツ、19位コートジボワール、20位クロアチア、21位日本、22位オーストラリア、23位コンゴ民主共和国、24位ガーナ。
最終順位25位~48位
25位タイ・エクアドル、25位タイ・南アフリカ、27位スウェーデン、28位オーストリア、29位ボスニア・ヘルツェゴビナ、30位アルジェリア、31位セネガル、32位カーボベルデ。
33位イラン、34位韓国、35位トルコ、36位スコットランド、37位ウルグアイ、38位サウジアラビア、39位チェコ、40位ニュージーランド、41位カタール、42位キュラソー、43位パナマ、44位ヨルダン、45位ハイチ、46位ウズベキスタン、47位チュニジア、48位イラク。
なお、FIFAの最終順位では、同じステージで敗退したチームについて、大会全体の勝ち点、得失点差、総得点などの基準を適用する。すべてのチームが単純に「何回戦まで進んだか」だけで順位づけされるわけではない。
日本がラウンド32で敗退しながら21位となったのも、この順位決定の仕組みによる。グループステージの勝ち点や得失点差を含む大会全体の成績が、同じラウンドで敗れたチーム同士の順位を分けた。日本はグループFで2位だったが、最終順位は大会全体での21位という別の評価になる。
【歴代優勝国と比較】スペイン2度目の戴冠と48チーム制の意味
スペインの2026年大会優勝は、2010年南アフリカ大会以来2度目。FIFAの歴代優勝国の記録に照らすと、最多優勝はブラジルの5回で、ドイツとイタリアが各4回、アルゼンチンが3回。スペインはフランス、ウルグアイと並ぶ2回目の優勝国となった。
今回のスペインは、グループHの初戦でカーボベルデと0-0で引き分けたものの、その後はサウジアラビア、ウルグアイに勝利。決勝トーナメントでもオーストリア、ポルトガル、ベルギー、フランス、アルゼンチンを退けた。初戦のつまずきから立て直し、失点を抑えながら勝ち上がった点は、長丁場の大会で結果を残すうえで重要な要素となった。
今大会のもう一つの特徴は、48チーム・104試合という新しい大会形式だ。従来の32チーム制より出場国が増え、グループステージの後にラウンド32が設けられた。3位チームの一部も決勝トーナメントに進出できる仕組みとなり、グループで2位以内に入ることだけでなく、勝ち点や得失点差を積み重ねることが重要になった。
この形式は、出場機会の拡大という利点がある一方、優勝を狙うチームには従来以上の試合数とコンディション管理が求められる。ノックアウトステージでは延長戦やPK戦も勝敗を左右し、ブラジル、ドイツ、オランダといった強豪国も早期敗退を余儀なくされた。
【プロの結論】日本代表の21位をどう評価するべきか
日本代表の成績を評価する際は、グループFの2位通過と大会最終順位21位を分けて考える必要がある。グループステージでは無敗で勝ち点5を獲得し、7得点を記録した。攻撃面で成果を残した一方、ブラジル戦では先制後に追いつかれ、試合終了間際に決勝点を許した。
この結果から見える課題は、強豪国に先制した後の試合運びと、終盤の守備対応だ。ノックアウトステージは一度の敗戦で大会が終わるため、グループステージのように引き分けで勝ち点を得ることはできない。リードを守る時間帯の判断、交代策、相手の攻撃に対する守備の連係が、勝ち上がりを左右する。
また、順位だけでチームの実力を断定するのも適切ではない。日本はブラジルに1-2で敗れたが、先制点を挙げて接戦に持ち込んだ。大会全体の順位は結果を比較するうえで有用な指標である一方、対戦相手の強さ、得点機会、失点の時間帯などを合わせて見ることで、次につながる課題が具体的になる。
【サッカーワールドカップ2026結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワールドカップ2026の優勝国はどこですか?
A1:スペインです。2026年7月19日の決勝でアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破り、2010年大会以来、通算2度目の優勝を達成しました。決勝ゴールは延長106分のフェラン・トーレスによるものです。
Q2:日本代表は何位で、ブラジル戦は何対何でしたか?
A2:日本代表の最終順位は21位です。グループFを1勝2分けの2位で突破しましたが、ラウンド32でブラジルに1-2で敗れました。日本は佐野海舟のゴールで先制したものの、カゼミーロとガブリエウ・マルティネッリの得点で逆転されました。
Q3:ワールドカップ2026は何チームが参加し、全何試合が行われましたか?
A3:48チームが参加し、全104試合が行われました。開催国はカナダ、メキシコ、アメリカの3か国で、大会期間は2026年6月11日から7月19日までです。グループステージ72試合と、決勝トーナメント32試合で構成されました。
まとめ:W杯2026の結果から見える世界の勢力図と日本代表の次の課題
FIFAワールドカップ2026は、スペインがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で下して優勝し、イングランドが3位、フランスが4位となった。48チーム・104試合という大会規模の拡大により、決勝トーナメントの競争は一層厳しくなり、強豪国でも早期敗退が起こる大会となった。
日本代表はグループFを2位で突破し、ブラジル戦でも先制するなど存在感を示した。しかし、終盤の失点によってラウンド32で敗れ、最終順位は21位。次の大会に向けては、強豪相手にリードを奪った後の試合管理、終盤の守備、決定機を勝利につなげる力が焦点となる。
大会結果を振り返る際は、優勝国や最終順位だけでなく、グループ順位表、得失点差、延長戦やPK戦の経緯まで確認することが大切だ。数字と試合内容を合わせて見ることで、スペインの優勝を支えた安定感、日本代表が示した可能性、そして世界のサッカー勢力図の変化をより立体的に理解できる。