お笑いコンビ「2700」のツネさんは、なぜコンビを脱退したのでしょうか。2011年の「キングオブコント」で準優勝し、「右ヒジ左ヒジ交互に見て」のリズムネタで一世を風靡した2700。2023年8月、ツネさんはアメリカ進出への挑戦を理由に脱退を発表しました。
そして2026年10月19日、元相方の八十島さんがXで、脱退時に交わしたというヒジネタの使用禁止の約束について不満を表明。ところが翌20日には、ツネさんからの電話による謝罪を経て、ネタを2人で共有する方向で話がまとまりました。9月30日公開のCHANTO WEBのインタビューで明かされた渡米挑戦の実情や現在の仕事も含め、騒動の経緯と2人の関係を整理します。
【脱退理由】2700のツネはなぜアメリカ進出を決断したのか

ツネさんが2700を離れた直接の理由は、アメリカで一人で挑戦したいという長年の夢でした。2023年8月7日、お笑いナタリーなどが報じた脱退発表では、ツネさんがアメリカ挑戦に力を注ぐ意向を表明。八十島さんも、その意思を尊重すると説明していました。
ただし、アメリカ進出という決断は、突然思いついたものではありません。ツネさんは2026年9月30日公開のCHANTO WEBのインタビューで、中学生の頃からアメリカへの憧れがあったと語っています。
海外への挑戦を具体的に意識するきっかけの一つとなったのが、アメリカのジャパンフェスでの経験でした。イベントへの出店を手伝う機会を得たツネさんは、現地のステージでも体を張った芸を披露。観客の反応を受けて、アメリカで芸人として活動したいという思いが強まったといいます。
ニューヨークのアポロ・シアターを目指す構想も、こうした海外挑戦の延長線上にありました。2021年にはカジサックさんのYouTubeチームに参加し、同年12月にはアメリカで勝負する意向を表明。海外でのステージ経験やオーディションへの挑戦を重ねてきました。
一方、八十島さんには海外進出への同じ思いがあったわけではありません。コンビを続けながら海外を目指すのではなく、ツネさんが自分の夢を追うために脱退するという選択になりました。
この経緯から見ると、脱退の根本にあったのは、単純な不仲やコンビの解散ではなく、将来の活動方針の違いです。八十島さんは2700という名前を残して活動を続け、ツネさんは個人として新しい道を進むことになりました。
【経歴・年表】2700の結成から脱退、2026年の騒動まで
今回の騒動を理解するには、2700がブレイクした時期から脱退後までの経緯を押さえる必要があります。FANYマガジンの発表内容やお笑いナタリー、日刊スポーツ、CHANTO WEBなどの報道・インタビューをもとに、主な出来事をまとめました。
| 時期 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2008年2月 | 2700を結成 | 八十島さんとツネさんのコンビとして活動開始 |
| 2008年 | キングオブコント決勝進出 | 結成初年度から大舞台を経験 |
| 2011年 | キングオブコント準優勝 | ヒジを使ったリズムネタで広く知られる存在に |
| 2019年 | ツネさんが謹慎処分を経験 | 本人の後年のインタビューによると、事務所を通さずに受けた仕事が原因 |
| 2021年 | カジサックさんのYouTubeチームに参加 | 動画制作にも携わり、同年にアメリカ挑戦を表明 |
| 2023年8月7日 | ツネさんの脱退を発表 | アメリカ挑戦を理由に、八十島さんは2700の活動を継続 |
| 2025年12月 | ツネさんが膝の半月板を損傷し手術 | 2026年のインタビューで、ZUMBAの活動にも影響したと説明 |
| 2026年10月19日 | 八十島さんがXでヒジネタについて苦言 | 脱退時に交わした約束と、その後のネタ使用が争点に |
| 2026年10月20日 | ツネさんが謝罪し、八十島さんが和解を報告 | ヒジネタを2人で共有する方向で合意 |
2700の代表的な実績は、2011年のキングオブコント準優勝です。しかし、ツネさんのキャリアは順風満帆だったわけではありません。
CHANTO WEBのインタビューでは、ブレイク後に仕事が減り、不動産会社の営業職やエアコンクリーニング、ウーバーの配達員、キッチンカーなど、芸人以外の仕事にも取り組んできた経緯が明かされています。コンビの知名度だけで生活を維持できるとは限らないという現実が、キャリアの背景にありました。
こうした経験を経て、ツネさんは芸人としての活動に加え、動画制作やフィットネスなど複数の分野に挑戦するようになりました。脱退は、単にコンビを離れる出来事ではなく、仕事の軸を組み直す転機でもあったのです。
【2026年10月19日の騒動】八十島のX発言とヒジネタ使用問題の真相
2026年10月19日夜、2700の八十島さんはXで、ツネさんが脱退時の約束を守っていないとして不満を表明しました。きっかけは、ツネさんがTikTokの動画で、2700の代表ネタである「右ヒジ左ヒジ交互に見て」を披露していたことです。
日刊スポーツやJ-CASTニュースなどの報道によると、八十島さんは脱退当時のやり取りについて、ツネさんがアメリカでスタンダップコメディーに挑戦するために脱退を申し出た際、2700のネタを今後使わないこと、ヒジネタも披露しないことを条件として伝えたと説明しました。ツネさんはそれに「わかりました」と答えたというのが、八十島さん側の説明です。
八十島さんが問題視したのは、ヒジネタを披露したことだけではありません。脱退から数年が経過しても、アメリカでの本格的な活動が実現していないように見える一方、2700時代のネタは使い続けているという点にも不満を示しました。
八十島さんは投稿で「もう応援はしない」と表明し、元相方への厳しい言葉を重ねました。コンビの代表作を支えてきた相方だからこそ、脱退後の活動と約束の扱いに対する落胆が表面化したと考えられます。
ただし、ここで整理しておきたいのは、八十島さんの投稿が、脱退時の約束について本人の立場から説明したものだという点です。今回の報道で確認できるのは、当事者間でネタを使わないという約束があったこと、そしてツネさん自身も翌日に謝罪したことです。
ネタの使用をめぐって、契約書の内容や裁判所による判断などが公表されたわけではありません。そのため、今回の問題を法的な権利帰属まで確定した争いとして扱うのは適切ではありません。
【不仲説の真相】ツネと八十島は決裂したのか?翌日の謝罪と和解
10月19日のX投稿だけを見ると、2人の関係は完全に決裂したようにも映ります。しかし、翌20日には状況が変わりました。ツネさんは自身のXで、八十島さんに電話して直接謝罪したと報告しています。
ツネさんは、ヒジネタを披露しないと約束していたにもかかわらず、使ってしまったことについて謝罪。八十島さんの思いを聞き、自分の気持ちも伝えたうえで、ネタを共有することになったと説明しました。
同じ20日夜、八十島さんもTikTokで経緯を報告しています。説明によると、ツネさんは脱退後の最初の1年ほどはヒジネタを披露する依頼を断っていたものの、周囲から求められるうちに断れなくなっていったと話したそうです。
八十島さんが「ヒジネタは使いたいんか?」と尋ねると、ツネさんは使いたいと答えました。そこで八十島さんは、ヒジネタを自分だけのものとするのではなく、2人で共有するという考えを示し、ツネさんもこれを受け入れたと報じられています。
この展開で重要なのは、ネタをめぐる問題は和解に向かったものの、2700が再結成することまで決まったわけではないという点です。ネタの共有とコンビとして再び活動することは別の話です。
また、2人の間に以前から不満があった可能性はあります。ツネさんはCHANTO WEBのインタビューで、ブレイク後の不安や焦りから、コンビ内の関係が次第に悪くなったと振り返っています。しかし、過去の関係の変化だけを根拠に、現在も全面的に不仲であると断定することはできません。
少なくとも2026年10月の一連の出来事では、SNS上で強い言葉が飛び交った翌日に、電話で直接話し合い、ネタの扱いについて合意が成立しました。今回の騒動は、絶縁が確定したというよりも、脱退時の約束をめぐる認識の違いが表面化し、話し合いによって一定の決着を見た出来事と捉えるのが妥当です。
【ツネの現在と2026年最新情報】アメリカ挑戦・ZUMBA・収入事情
2026年現在のツネさんは、2700時代の芸人活動だけにとどまらず、ZUMBAインストラクターやYouTubeなど、新しい仕事の基盤づくりに取り組んでいます。
9月30日公開のCHANTO WEBのインタビューでは、ZUMBAの資格を取得し、各地のイベントやスタジオでレッスンを行っていると説明しました。掲げている目標は「1年後に1万人と踊る」こと。リズムネタで培った音楽性や人を楽しませる経験を、フィットネスの分野につなげようとしています。
ただし、2026年秋時点では、膝のけがが活動の制約になっています。本人によると、2025年12月に別の運動が原因で膝の半月板を損傷し、手術を受けました。2026年9月の取材時点では、回復は8割程度と説明しており、ZUMBAを本格的に踊るためにリハビリを続けていました。
アメリカ進出についても、状況を正確に整理する必要があります。10月19日の八十島さんの投稿では、ツネさんがまだアメリカに行っていないという趣旨の指摘がありました。しかし、9月30日公開の本人インタビューでは、ツネさんはアメリカのジャパンフェスでステージに立った経験や、現地でのオーディションなど、2年間にわたる挑戦について語っています。
つまり、渡米経験そのものがなかったわけではありません。一方で、アメリカに移住して継続的に活動するという目標は、ビザの問題に直面しています。ツネさんは、現地で活動するための実績が不足しているとの助言を受け、ビザ申請を断念したと説明。将来的な挑戦を諦めたわけではなく、まずは日本で実績を積み上げる考えを示しています。
現在の収入については、具体的な月収や年収の数字は公表されていません。本人のインタビューから確認できるのは、芸人としての仕事に加え、動画編集、YouTube、エアコンクリーニング、キッチンカーなど、複数の仕事を経験してきたことです。
キッチンカー事業については、売り上げが思うように伸びず、膝の手術によって実質的に稼働できなくなったことから、2026年9月の取材時点では休止していると話しています。一方、ZUMBAインストラクターとしての活動や、家族との日常を発信する「ツネファミリーちゃんねる」などは、新たな活動の柱となっています。
こうした現状を踏まえると、「アメリカで成功している」「海外生活を続けている」「芸人を辞めて別の仕事だけをしている」といった単純な説明は、実情を十分に反映していません。ツネさんは海外での経験を積んだ一方、ビザやけがといった課題に直面しながら、日本で仕事の基盤を整え直している段階です。
【2700の今後】八十島の活動継続と新メンバー募集、ネタの行方
ツネさんが脱退した後も、2700というコンビ名は残っています。2023年8月の発表時、八十島さんは「脱退という形なので、2700は残ります」と説明し、新しいメンバーを募集する意向を示しました。
その後も八十島さんは2700八十島として活動を続けています。2026年10月時点でも、Xのプロフィールなどでは新メンバーを探していることが示されており、コンビの活動を完全に終了させたわけではありません。
一方、ツネさんは個人としての挑戦を続けています。今回、ヒジネタを2人で共有することで話がまとまったことは、代表ネタの扱いをめぐる問題に一定の整理がついたことを意味します。しかし、それが新生2700への合流や再結成を意味するものではありません。
今後の焦点は、八十島さんがヒジネタを超える新しい芸を作り、2700としてどのような活動を展開するのか、そしてツネさんがZUMBAや芸人活動を通じてどこまで新しい実績を積み上げられるのかという点です。
今回の騒動から見えてくるのは、コンビの代表作が、単なる一つのネタ以上の意味を持っていることです。ファンにとっては2人の思い出を象徴する作品であり、演者にとっては長年積み上げてきたキャリアの一部でもあります。脱退によって活動の形が変わった後も、誰がどのように披露するのかという問題は残ります。
同時に、SNSでの発信は当事者の不満を広く伝える一方、話し合いによる解決よりも先に対立を大きく見せることがあります。今回も、19日の厳しい投稿だけで判断すれば絶縁のように見えましたが、翌日には本人同士の話し合いによる和解が報告されました。最新情報を追う際は、最初の発言だけでなく、その後の説明や訂正まで確認することが大切です。
【ツネ 2700 脱退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2700のツネはなぜ脱退したのですか?
A1:長年の夢だったアメリカでのコメディー活動に挑戦するためです。2023年8月に脱退を発表し、八十島さんはツネさんの意思を尊重して2700の活動を継続しました。
Q2:2026年10月19日の八十島のX発言で何が問題になったのですか?
A2:脱退時に2700のネタやヒジネタを使わないと約束したのに、ツネさんがTikTokなどでヒジネタを披露していたという問題です。翌20日にはツネさんが電話で謝罪し、ヒジネタを2人で共有する方向で合意したと報じられました。
Q3:ツネは現在アメリカに住んでいるのですか?
A3:2026年9月公開のインタビューでは、アメリカでのステージ経験やオーディションについて語っています。一方、本格的な移住や継続的な活動拠点の確立については、ビザの問題から実現していません。今後の再挑戦を目指し、日本で実績を積む考えを示しています。
Q4:ツネと八十島は不仲で、2700は解散したのですか?
A4:ツネさんは2023年8月に脱退しましたが、2700は解散していません。2026年10月の騒動では一時的に厳しい言葉が交わされたものの、翌日にはネタの扱いについて話し合い、和解を報告しています。再結成が決まったわけではありません。
Q5:ツネの現在の仕事や収入はどうなっていますか?
A5:ZUMBAインストラクターやYouTubeなどに取り組んでいます。キッチンカー事業は売り上げや膝の手術の影響で、2026年9月時点では休止していました。具体的な月収や年収は公表されていません。
まとめ:ツネの脱退とヒジネタ騒動から見える2人の現在
2700のツネさんが脱退した理由は、アメリカでコメディーに挑戦するという長年の夢を追うためでした。八十島さんはその意思を尊重し、コンビ名を残して活動を続ける道を選びました。
2026年10月19日のX発言で明らかになったのは、脱退時のネタ使用をめぐる約束と、その後の活動に対する双方の認識の違いです。しかし、翌20日にはツネさんが謝罪し、ヒジネタを共有することで話がまとまりました。騒動は、少なくともネタの使用をめぐっては和解に向かっています。
ツネさんは現在、ZUMBAインストラクターや動画発信など、新しい仕事の基盤を築いています。アメリカでの経験はあるものの、本格的な移住や活動拠点の確立には課題が残っています。一方、八十島さんは2700の活動を継続し、新メンバーを探しています。
【プロの結論】今回の出来事を理解するうえで大切なのは、脱退、解散、再結成、ネタの使用権をそれぞれ別の問題として捉えることです。ツネさんの脱退はコンビの解散ではなく、ネタを共有する合意も再結成を意味しません。また、アメリカ進出についても、渡米経験があることと、現地に移住して継続的な活動基盤を確立することは異なります。
2011年のキングオブコント準優勝から15年。2700の代表ネタは、2人のキャリアを象徴する存在であり続けています。今後は八十島さんがどのように2700を発展させるのか、ツネさんが新たな活動でどこまで成果を上げるのか、それぞれの歩みに注目が集まります。