長嶋万記(ながしま・まき)選手は、2026年10月現在も現役で活躍する静岡支部所属の女子ボートレーサーです。2025年11月に左膝の内側半月板を損傷して長期欠場に入りましたが、手術とリハビリを経て2026年5月に実戦復帰。現在は、復帰後の成績やB2級からの再浮上、今後の出場予定に注目が集まっています。
2023年にはG2レディースオールスターとG2レディースチャレンジカップを制し、トップクラスの実績を残しました。また、結婚・子育てと競技生活を両立しながら、一般社団法人ZEROの代表として社会貢献活動にも取り組んでいます。ここでは、公式プロフィール、2026年の最新戦績、負傷から復帰までの経緯、獲得賞金、家族に関する公表情報を整理します。
【2026年現在】長嶋万記の最新成績と復帰後の活躍

長嶋万記選手は2025年11月の下関での出走を最後に長期欠場し、左膝の治療に専念しました。その後、2026年5月5日に開幕したG2第11回レディースオールスター(丸亀)で復帰。ファン投票で選ばれる同大会に再び出場したことも、長嶋選手への支持を示す出来事でした。
復帰初戦となったレディースオールスターでは、9走の着順が3着、2着、5着、5着、4着、4着、2着、3着、6着。優勝こそ逃しましたが、9走中4走で3着以内に入り、約半年のブランクを経て実戦に戻りました。
その後も福岡、平和島、浜名湖、児島、常滑、多摩川などのレースに出走。2026年9月30日時点の競走成績データでは、全国勝率は6.56、全国2連対率は43.43%となっています。復帰直後のG2では勝利がなかったものの、6月以降には1着も記録しており、実戦を重ねながら成績を積み上げてきました。
一方、2026年8月22日の児島ヴィーナスシリーズでは、4Rでコンマ02のフライングを記録。報知新聞のレース報道によると、長嶋選手はその後、9月末まで出走し、10月1日から30日間のフライング休みに入りました。現在の出走間隔には、膝の負傷からの回復だけでなく、スタート事故に伴う休みも影響しています。
BOAT RACE公式プロフィールに掲載されている今後の出場予定は、11月1〜6日の福岡、11月10〜14日の平和島、12月1〜6日のびわこです。したがって、2026年10月27日時点では、引退を前提に動いているというより、次の開催に向けた競技生活が続いていると見るのが妥当です。
【プロフィール】長嶋万記の年齢・出身地・登録番号4190
長嶋万記選手は1981年5月28日生まれ。2026年10月現在の年齢は45歳です。静岡県出身で、常葉学園菊川高等学校を卒業後、ボートレーサーの道に進みました。登録番号は4190、登録期は91期、所属支部は静岡です。
BOAT RACE公式プロフィールとボートレース浜名湖の「SHIZUOKA BOAT RACERS FILE」では、身長164センチ、血液型AB型と紹介されています。2002年11月12日に常滑でデビューし、2003年2月23日にはびわこで初勝利を挙げました。
長嶋選手のキャリアを理解するうえで押さえたいのは、競技実績と社会活動の両方を継続してきた点です。女子レーサーとしてG2のタイトルを獲得する一方、ファンや他のアスリートを巻き込んだ支援活動にも力を注いできました。
また、レースではインコースからの逃げだけでなく、3コースからのまくり差しも見どころの一つです。2023年のG2レディースチャレンジカップでは、3コースから鮮やかなまくり差しを決めて優勝。勝負どころで展開を捉える技術が、長年の実績を支えてきました。
【左膝の半月板損傷】休場から復帰までの経緯を時系列で整理
長嶋選手の2025年末から2026年にかけての最大の転機は、左膝の内側半月板損傷でした。長期欠場の背景を把握するには、負傷、手術、リハビリ、復帰後の実戦を分けて見る必要があります。
| 時期 | 出来事 | 競技への影響 |
|---|---|---|
| 2025年11月 | 下関での出走後、左膝の内側半月板損傷による長期欠場へ | 以降の出場予定を取り消し、治療に専念 |
| 2026年1月 | 膝の手術を終え、リハビリを開始 | 実戦復帰に向けた身体機能の回復を進める |
| 2026年3月28日 | 本人のSNSで復帰に向けた計画を公表したと報道 | ボートでの練習や登録更新時の身体検査を経て復帰を目指す |
| 2026年5月5日 | 丸亀のG2レディースオールスターで実戦復帰 | 約半年ぶりにレースへ戻る |
| 2026年8月22日 | 児島のヴィーナスシリーズでフライング | 9月末まで出走後、10月に30日間のフライング休み |
| 2026年11月以降 | 福岡、平和島、びわこでの出場予定 | 次の開催で復帰後の戦いを継続する見通し |
復帰までの過程については、2026年3月の報道で、本人が4月上旬にボートへ乗る計画や、登録更新時の身体検査を経て復帰を目指す方針を示したと伝えられました。その後、5月の丸亀G2で実際にレースへ戻っています。
復帰初戦の前検では、報知新聞が長嶋選手のコメントとして、リハビリに取り組んできたことや、ファンからの投票が励みになったことを報じました。復帰戦の着順だけを見れば優勝争いには届かなかったものの、長期欠場から実戦に戻るという最初の段階を踏み出したことに意味があります。
ただし、競技復帰と完全な状態への回復は同じではありません。ボートレースでは、ターン時の荷重、スタート時の姿勢、艇の操作など、膝に負担がかかる場面が続きます。今後の評価では、単発の好着順だけでなく、複数の開催を通じて安定して走れているかにも注目したいところです。
【B2級降格の理由】勝率7.70でも実力が落ちたとは限らない
長嶋万記選手を調べると、現在の級別がB2級であることに疑問を持つ人も少なくありません。2023年にG2を2度制した実績を考えると、B2級という表示だけでは近年の実力やキャリアを十分に説明できないためです。
BOAT RACE公式の期別成績によると、2025年11月1日から2026年4月30日までの長嶋選手の成績は、出走10回、勝率7.70、2連対率80.00%、3連対率80.00%。内訳は1着4回、2着4回、5着2回で、優出1回、優勝1回でした。出走したレースでの成績そのものは高水準です。
それにもかかわらず2026年後期にB2級となった大きな背景には、左膝の負傷と長期欠場があります。ボートレーサーの級別は、半年間の勝率だけで決まるわけではありません。複勝率、事故率、出走回数なども審査に関係するため、欠場によって出走数が極端に少なくなると、通常どおりに級別を維持することが難しくなります。
BOAT RACE公式の級別解説でも、選手のランクは6か月間の成績に基づいて決定されると説明されています。今回のB2級は、単純に「実力がB2級相当まで落ちた」と解釈するのではなく、審査対象期間に十分な出走を重ねられなかった事情と合わせて考える必要があります。
もっとも、過去のタイトルだけで現在の競技力を評価するのも適切ではありません。復帰後の実戦成績、スタートの安定性、着順、勝率の推移を継続して見ることが、現状を把握するうえでの判断材料になります。
【G2優勝歴と獲得賞金】長嶋万記の年収はどれくらい?
長嶋万記選手の代表的な実績として、2023年のG2タイトル2冠が挙げられます。2月26日に蒲郡で開催された第7回レディースオールスター、11月26日に三国で開催された第10回レディースチャレンジカップで、それぞれ優勝しました。
特にレディースチャレンジカップの優勝戦では、3コースからまくり差しを決めて1着。BOAT RACEの「QUEENS CLIMAX」公式レース回顧によると、この勝利は同年2月のレディースオールスターに続くG2通算2度目の優勝でした。年間を通して大舞台で結果を残したことが、長嶋選手のキャリアを語るうえで要点です。
獲得賞金については、BOAT RACEの賞金ランキングなどで過去の実績を確認できます。公表されている年間獲得賞金は、2022年が約3,747万円、2023年が約4,823万円、2024年が約3,265万円です。2025年はクイーンズクライマックスの公式賞金ランキングで、年間3,035万4,179円が掲載されました。
これらの金額は、選手の競技成績を比較するための重要な指標です。ただし、獲得賞金は会社員の固定給と同じものではなく、年間の収入全体や手取り額をそのまま示す数字でもありません。経費や税金なども別に考える必要があるため、「獲得賞金=年収」と単純に置き換えるのは避けたいところです。
2026年は負傷による欠場と復帰後の出走が混在する年になりました。年間の最終的な獲得賞金は、2026年の競走が終わり、年間集計が確定した段階で評価する必要があります。過去の賞金実績と2026年の現在成績を分けて見ることで、復帰後の変化をより正確に捉えられます。
【結婚・子供】長嶋万記の家族と子育てについて
長嶋万記選手は、2010年に結婚し、娘が1人いることが紹介されています。一般社団法人ZEROの公式プロフィールでも、一女の母として紹介されており、競技生活と子育てを両立してきた選手として知られています。
一方、夫の氏名や職業、家族の詳しい生活状況については、本人の公表情報や主要なインタビューで広く明らかにされていません。家族に関する情報を調べる際には、結婚や子供の存在といった公表された事実と、私生活についての推測を区別することが大切です。
2022年の「やる気ラボ」のインタビューでは、長嶋選手が出産や子育てを経験したことで、仕事と休息の切り替えについて考えるようになった経緯が紹介されました。出産後は子育てをしながら競技に復帰し、練習でボートに乗れる時間の喜びを改めて感じたことも語られています。
こうした経験は、選手としてのキャリアを考えるうえでも興味深い点です。競技に専念できる時間が限られるなかで、家庭と仕事の両方を続けるには、周囲の協力や生活のリズムが欠かせない。長嶋選手は、子育てを経て競技に戻り、さらに社会貢献活動の幅も広げてきました。
【一般社団法人ZERO】マキプロジェクトと社会貢献活動
長嶋万記選手のもう一つの大きな活動が、社会貢献プロジェクトです。2009年に始めた「マキプロジェクト」は、賞金の一部を活用してオリジナルグッズを制作・販売し、その収益を被災地支援などに役立てる仕組みです。本人が資金を寄付するだけでなく、ファンや選手、協力団体の気持ちを集めることを目指してきました。
活動の拡大に伴い、長嶋選手は2015年2月に一般社団法人ZEROを設立しました。同法人の公式サイトでは、災害からの復旧・復興、教育、医療、動物愛護などの分野で活動を行っていると説明されています。チャリティ販売やイベント、支援基金などを通じて、アスリートと支援者をつなぐ役割を担っています。
活動は2026年も続いています。ZEROの公式活動報告には、2026年1月にボートレース尼崎で行われた保護犬・保護猫に関するトークイベントで応援タオルを販売し、その利益1万5,000円を同場に寄付した取り組みが掲載されています。
また、2025年には、静岡県の台風15号による被害からの復旧ボランティアへの参加や、災害対策・動物愛護に関する寄付なども報告されました。2025年5月にボートレース浜名湖で開催されたマキプロジェクトでは、公式報告によると306万8,510円の支援が集まっています。
競技活動と社会貢献を両立させている点は、長嶋選手の特徴の一つです。ボートレーサーとしての知名度やファンとのつながりを、レースの外にある支援活動にも生かしていることが分かります。
長嶋万記選手の評判を考える際も、勝率やタイトルだけでなく、ファンとの関係づくりや、長期にわたって続けてきた社会活動を合わせて見ると、選手としての全体像がつかみやすくなります。
【長嶋万記】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:長嶋万記は2026年現在、引退したのでしょうか?
A1:引退を示す公式発表はありません。BOAT RACE公式プロフィールには2026年11月の福岡・平和島、12月のびわこでの出場予定が掲載されています。最新の予定は開催変更などもあり得るため、公式の出場情報を確認するのが確実です。
Q2:長嶋万記がB2級になった理由は何ですか?
A2:左膝の内側半月板損傷による長期欠場が大きな背景です。2025年11月から2026年4月までの期別成績では出走が10回にとどまりました。同期間の勝率は7.70、2連対率は80.00%でしたが、級別は勝率だけでなく出走回数なども関係します。
Q3:長嶋万記は結婚していて、子供はいますか?
A3:公表されているプロフィールやインタビューによると、2010年に結婚し、娘が1人います。夫の氏名や職業など、家族の詳しい情報は広く公表されていません。
まとめ:【プロの結論】長嶋万記の今後を見極める3つの視点
長嶋万記選手は、2023年にG2を2度制した実績を持ち、2025年末の左膝負傷を経て2026年5月に復帰しました。現在はB2級ですが、その背景には長期欠場による出走数の不足があり、級別だけで競技力を判断することはできません。
今後の動向を見るうえで重要なのは、第一に復帰後の勝率と着順が安定しているか、第二にフライング休み明けのスタートやレース運びがどう変化するか、第三に2027年前期以降の級別がどうなるか、という3点です。過去のG2優勝歴は大きな実績ですが、現在の評価は最新の出走結果と合わせて判断する必要があります。
また、結婚・子育てを経て競技を続ける姿や、一般社団法人ZEROを通じた支援活動も、長嶋選手を理解するうえで欠かせない。2026年11月以降の出場予定を踏まえ、レースでの再浮上と社会貢献活動の両面を追うことが、長嶋万記の現在を把握するための最も確かな見方です。
主な参照資料:BOAT RACE公式プロフィール・期別成績・級別解説、ボートレース浜名湖「SHIZUOKA BOAT RACERS FILE」、報知新聞の復帰・レース報道、一般社団法人ZERO公式活動報告、やる気ラボのインタビュー、QUEENS CLIMAX公式賞金ランキング。