2026年6月24日、FIFAワールドカップ2026のグループC第3節で、モロッコ代表とハイチ代表がアトランタ・スタジアムで対戦した。試合結果はモロッコ4-2ハイチ。モロッコは前半に2度リードを許しながらも、そのたびに同点に追いつき、後半に2点を追加して逆転勝利を収めた。
得点を記録したのは、モロッコのアクラフ・ハキミ、イスマエル・サイバリ、スフィアン・ラヒミ、ジェシム・ヤシンの4人。対するハイチは、モロッコのGKヤシン・ブヌのオウンゴールとウィルソン・イシドルの得点で2度リードした。最終節で勝ち点3を獲得したモロッコは、ブラジルに次ぐグループCの2位で決勝トーナメント進出を決めた。FIFAの大会日程、CONCACAFの試合レポート、Jリーグ公式サイトの試合データから、得点経過やスタメン、試合時間、勝敗を分けたポイントを振り返る。
【試合結果】モロッコ対ハイチは4-2!2度のビハインドを覆した逆転勝利

モロッコ対ハイチの一戦は、事前の戦績だけでは予想しにくい展開となった。モロッコは2022年カタール大会でベスト4に進出した実績を持ち、今大会のグループCでもブラジルと引き分け、スコットランドに勝利していた。一方、ハイチは1974年以来となるワールドカップ出場で、グループステージ最後の試合に臨んだ。
試合が動いたのは前半10分。ハイチのレニー・ジョセフが放ったヒールシュートがモロッコのGKヤシン・ブヌに当たり、オウンゴールとなった。ハイチが先制したものの、モロッコは39分にハキミが決めて同点に戻す。
しかし、ハイチは43分にイシドルの強烈なミドルシュートで再びリードを奪った。モロッコも前半終了間際の45分+1分にサイバリが得点し、2-2でハーフタイムを迎えた。
後半は両チームとも勝ち越しを狙う展開が続いたが、最後に攻撃の厚みを見せたのはモロッコだった。78分に途中出場のラヒミが逆転ゴールを決め、89分には同じく途中出場のヤシンが追加点。終盤の2得点によって、モロッコが4-2で勝利した。得点者と時間はCONCACAFの公式試合レポートでも確認できる。
この結果、モロッコはグループCを無敗の勝ち点7で終え、ブラジルに次ぐ2位で決勝トーナメントへ進出。ハイチは3試合を終えて3敗となり、4位で大会を去った。
【得点経過】前半の2度の失点から後半の逆転までを時系列で解説
モロッコ対ハイチの試合速報を振り返るうえで注目したいのは、得点が生まれた時間帯と、失点後の反応だ。前半は両チームがリードを奪い合い、後半はモロッコが交代選手の活躍によって試合を決定づけた。
- 10分|ハイチ 1-0 モロッコ:レニー・ジョセフのヒールシュートがGKヤシン・ブヌに当たり、オウンゴールでハイチが先制。
- 39分|ハイチ 1-1 モロッコ:アクラフ・ハキミがゴールを決め、モロッコが同点に追いつく。
- 43分|ハイチ 2-1 モロッコ:ウィルソン・イシドルが強烈なロングシュートをゴール左上へ決め、ハイチが再びリード。
- 45分+1分|ハイチ 2-2 モロッコ:ハキミの供給からイスマエル・サイバリがボックス内で合わせ、前半終了間際に同点とする。
- 78分|ハイチ 2-3 モロッコ:途中出場のスフィアン・ラヒミが勝ち越しゴールを決める。
- 89分|ハイチ 2-4 モロッコ:途中出場のジェシム・ヤシンが追加点を挙げ、勝利を決定づける。
前半の要点は、モロッコが失点しても攻撃のリズムを失わず、2度とも追いついたことだ。特にサイバリの同点弾は、ハイチが再びリードした直後に生まれた。2-2で前半を終えたことで、モロッコは後半に勝ち越しを狙える状況を保った。
一方、ハイチにとっては、前半に2度リードを奪いながら、いずれも相手の反撃を止められなかった点が痛かった。試合を通して奮闘したものの、終盤にはモロッコの選手交代を含む攻撃の変化に対応しきれなかった。
【試合データ】開催日時・会場・観客数・スコアを一覧で確認
モロッコ対ハイチは、現地時間の2026年6月24日午後6時にアトランタ・スタジアムでキックオフされた。日本時間では6月25日午前7時に相当する。会場は米ジョージア州アトランタのスタジアムで、Jリーグ公式サイトの試合データには観客数68,239人が記録されている。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 大会 | FIFAワールドカップ2026 | グループC第3節 |
| 開催日 | 2026年6月24日 | アトランタ現地時間 |
| 試合時間 | 18:00キックオフ | 日本時間は6月25日7:00 |
| 会場 | アトランタ・スタジアム | 米ジョージア州アトランタ |
| 最終スコア | モロッコ 4-2 ハイチ | 前半終了時は2-2 |
| モロッコの得点者 | ハキミ、サイバリ、ラヒミ、ヤシン | 39分、45分+1分、78分、89分 |
| ハイチの得点 | ブヌのオウンゴール、イシドル | 10分、43分 |
| 観客数 | 68,239人 | Jリーグ公式試合データ |
| シュート数 | モロッコ21本、ハイチ8本 | 枠内シュートは11本対3本 |
| コーナーキック | モロッコ9本、ハイチ1本 | 攻撃機会の比較 |
| グループC最終順位 | モロッコ2位、ハイチ4位 | モロッコは決勝トーナメント進出 |
スタッツを見ると、モロッコはシュート数で21対8、枠内シュートで11対3とハイチを上回った。コーナーキックも9対1だった。スコアだけを見ると接戦だが、攻撃機会の総量ではモロッコが優位に立っていたことが分かる。
ただし、シュート数が多ければ必ず勝てるわけではない。この試合の前半が示すように、ハイチは限られた攻撃機会から2得点を挙げた。モロッコの勝利を理解するには、スタッツだけでなく、失点後の反応や交代選手の働きも合わせて見る必要がある。
【スタメン】モロッコ代表・ハイチ代表の先発メンバー一覧
両チームの先発メンバーは、Jリーグ公式サイトの試合記録に掲載されている。モロッコはブヌをゴールキーパーに置き、ハキミやアムラバトら経験豊富な選手と、サイバリら攻撃に関わる選手を組み合わせた布陣で臨んだ。ハイチはジョニー・プラシドを守護神に、イシドルやジョセフらを前線に配置した。
モロッコ代表のスタメン
- GK:ヤシン・ブヌ
- DF:アクラフ・ハキミ、レドゥアン・ハルハル、シャディ・リアド、アナス・サラー=エディン
- MF:ソフィアン・アムラバト、イスマエル・サイバリ、ビラル・エル・ハンヌス、ニール・エル・アイナウイ
- FW:ブラヒム・ディアス、アユブ・エル・カービ
ハイチ代表のスタメン
- GK:ジョニー・プラシド
- DF:ジャン=ケビン・デュベルヌ、リカルド・アデ、ハンネス・デルクロワ、マルタン・エクスペリエンス
- MF:ジャン=リクネル・ベルガルド、ダンリー・ジャン・ジャック、ジョスエ・カシミル
- FW:ルベン・プロビデンス、レニー・ジョセフ、ウィルソン・イシドル
モロッコの先発では、右サイドから攻撃を組み立てるハキミの存在が際立った。ハキミは39分の同点弾に加え、前半終了間際のサイバリのゴールにも関与している。単に得点を決めるだけでなく、チャンスを生み出す役割を果たした。
ハイチでは、プラシドのセーブも見逃せない。CONCACAFの試合レポートによると、30分にはハキミの1対1の場面を止めたうえ、直後のエル・カービのシュートにも対応する連続セーブを見せた。最終的には4失点したものの、GKが試合序盤から劣勢を食い止める場面もあった。
【勝敗を分けたポイント】モロッコの交代策と攻撃の選択肢
モロッコ対ハイチのハイライトを振り返ると、勝敗を分けた大きな要因の一つが後半の選手交代だった。モロッコは後半70分にラヒミ、ヤシン、アズディン・ウナヒを投入。ラヒミはサイバリに代わってピッチに入り、ヤシンはエル・カービに代わって出場した。両選手が78分と89分に得点を挙げている。
この交代が効果的だった理由は、終盤にも前線の攻撃力を維持できた点にある。先発選手が長時間プレーした後でも、途中出場の選手が得点を狙える状態でピッチに入り、試合の流れを変えた。とりわけラヒミの勝ち越し弾は、2-2の均衡を破る重要な一撃となった。
もう一つの要点は、モロッコが失点後も攻撃を継続したことだ。オウンゴールで先制され、さらにイシドルのゴールで再びリードを許しても、同点に戻すための攻撃を続けた。前半終了間際に追いついたことで、後半を一方的に追いかける展開にせずに済んだ。
一方のハイチは、前半に2度リードするなど、相手にとって厄介な攻撃を見せた。イシドルのロングシュートはその象徴だ。しかし、シュート数やコーナーキック数で下回り、試合終盤にはモロッコに追加点を許した。少ないチャンスを得点につなげる力は見せたものの、リードを維持することができなかった。
この試合から読み取れるのは、逆転勝利が単に個人の決定力だけで生まれたわけではないということだ。モロッコは失点後に立て直し、前半のうちに2度追いつき、後半には交代選手の得点で試合を決めた。攻撃の選択肢を最後まで確保したことが、4-2という結果につながった。
【グループCの順位】モロッコは2位突破、ハイチは3連敗で敗退
モロッコ対ハイチは、両チームにとってグループC最終節だった。モロッコはすでにブラジルとの1-1の引き分け、スコットランド戦の1-0の勝利で勝ち点4を獲得していた。ハイチ戦で勝ち点3を加え、合計7ポイントでグループステージを終えた。
グループCの最終順位では、ブラジルも勝ち点7を獲得したが、得失点差でモロッコを上回り首位となった。モロッコは2位で決勝トーナメントに進出。ハイチはスコットランド戦、ブラジル戦、モロッコ戦で3連敗し、グループ4位で敗退した。
モロッコにとって、この4-2の勝利は単なる最終節の白星ではない。前半に2度リードを許す苦しい展開を乗り越え、決勝トーナメント進出を自力で確定させた一戦だった。2022年大会でベスト4に進んだチームが、2026年大会でもグループステージを突破したことは、チームの継続的な競争力を示す結果となった。
なお、大会全体を振り返ると、モロッコは決勝トーナメントのラウンド32でオランダをPK戦の末に下し、ラウンド16ではカナダに3-0で勝利。その後、準々決勝でフランスに0-2で敗れた。ハイチ戦は、モロッコが今大会のノックアウトステージへ進むうえで重要な節目となった。
【モロッコ対ハイチ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:モロッコ対ハイチの試合結果とスコアは?
A1:2026年6月24日に行われたFIFAワールドカップ2026グループC第3節は、モロッコがハイチに4-2で勝利した。前半は2-2で折り返し、後半78分のラヒミ、89分のヤシンのゴールでモロッコが勝ち越した。
Q2:試合時間は何時で、スタメンや得点経過はどこで確認できる?
A2:キックオフはアトランタ現地時間の18時で、日本時間では6月25日午前7時だった。FIFAの大会日程、CONCACAFの試合レポート、Jリーグ公式サイトの試合データで、スコアや先発メンバー、得点時刻を確認できる。読売新聞の試合詳細ページや時事通信の試合速報を探す場合も、掲載された試合日と更新情報を確認すると整理しやすい。
Q3:モロッコ対ハイチのハイライト動画はDAZN Japanで見られる?
A3:DAZN Japanの公式チャンネルや番組情報で、試合名と「FIFAワールドカップ2026」を組み合わせて検索すると探しやすい。実際の公開状況や視聴できる地域は配信条件によって変わるため、FIFA公式の試合ハイライトも併せて確認したい。
まとめ:モロッコ対ハイチは終盤の決定力が光った4-2の逆転劇
モロッコ対ハイチは、2026年6月24日のグループC第3節で行われ、モロッコが4-2で勝利した。ハイチは前半に2度リードを奪ったものの、ハキミとサイバリの得点で追いつかれ、後半にはラヒミとヤシンのゴールで突き放された。
試合を読み解くうえで押さえたいのは、前半の得点経過だけでなく、シュート数21対8、枠内シュート11対3というデータ、そして後半の交代選手が2得点を挙げた事実だ。モロッコは攻撃機会を積み重ねながら、最後まで得点を狙える選手を投入し、勝利を確実なものにした。
モロッコ代表はこの勝利でグループ2位突破を決め、ハイチ代表は3連敗で大会を終えた。試合結果、スタメン、試合速報、得点経過を確認する際は、最終スコアだけでなく、得点時刻や公式スタッツ、グループ順位まで照合すると、一戦が持つ意味をより正確に理解できる。