小嶋陽菜(こじまはるな)は、AKB48の1期生として活動し、2017年にグループを卒業した後、ファッションモデルやYouTuber、そして実業家へと活動の幅を広げてきた人物です。2026年10月現在は、ライフスタイルブランド「Her lip to」を中心に、ビューティーやランジェリーなど複数の事業を展開する株式会社heart relationの創業者・代表取締役CCOを務めています。
2005年のAKB48加入から2017年の卒業までの歩み、ノースリーブスでの音楽活動、卒業を決めた背景、2018年に始動したブランドの成長、そして2026年現在の最新動向までを時系列で整理します。アイドル時代の人気を振り返るだけでなく、小嶋陽菜がどのように自身の感性を事業へと発展させてきたのかにも注目します。
【小嶋陽菜のプロフィール】生年月日・愛称・AKB48時代の基本情報

小嶋陽菜は1988年4月19日生まれ、埼玉県出身です。2026年10月現在、38歳。愛称の「こじはる」は、AKB48時代からファンやメディアに広く親しまれてきました。
2005年にAKB48の1期生として加入した小嶋は、グループの立ち上げ期から活動を続けたメンバーです。アイドルとしての活動に加え、女性誌のモデルやテレビ番組への出演など、早い段階からグループ外でも活躍していました。
その後、ファッションや美容に関する経験を積み重ね、自らブランドを企画・運営する立場へと進みます。現在は芸能活動と経営を並行しており、アイドル出身の起業家としても知られています。
基本プロフィールを整理すると、次のとおりです。
- 名前:小嶋陽菜(こじま はるな)
- 生年月日:1988年4月19日
- 年齢:38歳(2026年10月現在)
- 出身地:埼玉県
- 愛称:こじはる
- AKB48加入:2005年、1期生
- AKB48卒業:2017年4月19日
- 主な肩書:経営者、ファッションモデル、YouTuber、元AKB48メンバー
- 代表的な事業:Her lip to、Her lip to BEAUTY、ROSIER by Her lip to
- 会社での役職:株式会社heart relation 創業者・代表取締役CCO
所属会社の公式情報では、AKB48の元メンバーという経歴だけでなく、ブランドのクリエイティブや商品企画、運営全体に関わる役割も紹介されています。現在の小嶋陽菜を理解するには、芸能人としての知名度と、事業をつくる立場の両方を見る必要があります。
【AKB48在籍期間を時系列で整理】加入から卒業までの経緯
小嶋陽菜のAKB48時代は、グループが劇場を中心とする活動から全国的な人気を獲得していく時期と重なります。加入当初から活動を続け、派生ユニットやファッションモデルとしても存在感を発揮しました。
卒業を発表したのは2016年6月18日。新潟で開催された選抜総選挙で、謎のメンバー「にゃんにゃん仮面」の正体を明かしたうえで卒業を宣言しました。2017年2月には卒業コンサートを開催し、同年4月19日の劇場公演をもってグループを卒業しています。
主な出来事を年表にまとめました。
| 時期 | 出来事 | ポイント |
|---|---|---|
| 2005年 | AKB48の1期生として加入 | グループの立ち上げ期から活動 |
| 2008年 | ノースリーブスとして活動 | 高橋みなみ、峯岸みなみと3人組ユニットを結成 |
| 2009年 | 第1回選抜総選挙で6位 | 初期の総選挙から上位にランクイン |
| 2010〜2014年 | 選抜総選挙で上位を維持 | 2010年7位、2011年6位、2012年7位、2013年9位、2014年8位 |
| 2016年6月18日 | AKB48からの卒業を発表 | 「にゃんにゃん仮面」として参加した総選挙で16位となり、卒業を宣言 |
| 2017年2月21〜22日 | 「こじまつり」を開催 | 前夜祭と卒業コンサートでファンに感謝を伝える |
| 2017年4月19日 | AKB48劇場で卒業公演 | 自身の誕生日にグループを卒業 |
| 2018年6月 | Her lip toを立ち上げ | アイドル卒業後のキャリアをブランド事業へ発展させる |
| 2020年1月 | 株式会社heart relationを創業 | ブランド運営を担う事業基盤を整備 |
| 2022年2月 | 代表取締役CCOに就任 | クリエイティブと経営の両面を担う |
| 2024年8月 | yutoriとの資本業務提携を発表 | 事業の成長に向けて企業グループとの連携を進める |
| 2026年9〜10月 | 店舗展開や新商品発売を継続 | ビューティー事業の常設店舗拡大や限定商品の展開が進む |
総選挙の成績を見ると、2009年の第1回から2014年まで6年連続でトップ10入りしています。2015年は不参加でしたが、2016年には「にゃんにゃん仮面」として出馬し、16位となりました。
こうした数字は、小嶋陽菜が単に長く在籍したメンバーだっただけでなく、グループの人気を支えた存在だったことを示しています。卒業後も一定の認知度を保ち、ブランドの発信者として活動できる背景には、AKB48時代に築いた知名度とファンとの接点があります。
【小嶋陽菜のAKB48卒業理由】なぜ2017年に決断したのか
小嶋陽菜の卒業理由を理解するうえで重要なのは、2016年6月の卒業発表と、本人が後年のインタビューで語ったキャリア観です。
2016年の選抜総選挙では、「にゃんにゃん仮面」として参加した小嶋が正体を明かし、「私、小嶋陽菜はやっとAKB48を卒業します!」と宣言しました。長年、卒業のタイミングが注目されていたメンバーだけに、発表は大きな話題となりました。
卒業をめぐる経緯は、それ以前から続いていました。2014年の総選挙では卒業発表を予想する声があったものの、本人はその場で卒業を発表しませんでした。当時の報道では、握手会での事件を受けてグループを支えたいという思いも語られています。
一方、後年のダイヤモンド・シグナルのインタビューでは、卒業について、あと1年活動を続けて30代に入ることへの不安も理由の一つだったと振り返っています。長く所属したグループへの愛着がある一方で、自分自身の次のキャリアを考える時期に差しかかっていたことがうかがえます。
つまり、卒業はグループへの不満や単一の出来事だけで説明できるものではありません。AKB48での役割を十分に経験したうえで、年齢や将来の働き方を見つめ直し、次の段階へ移る決断だったと考えられます。
卒業後の動きも、この見方と整合します。小嶋は2018年にHer lip toを立ち上げ、2020年には運営会社を創業しました。卒業を単なる芸能活動の終了ではなく、自分の感性を事業として形にする転機にした点が特徴です。
【ノースリーブス・モデル・YouTube】アイドル時代から広がった活動
小嶋陽菜のキャリアは、AKB48のグループ活動だけで成り立っていたわけではありません。音楽ユニット、ファッション誌、テレビ、デジタルメディアと複数の領域で経験を積み、それらが現在のブランドづくりにもつながっています。
ノースリーブスは、AKB48の派生ユニットとして2008年に結成されました。メンバーは小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみの3人です。グループ本体とは別の音楽活動を通じて、それぞれの個性を発揮しました。2023年には結成15周年を記念したライブも開催され、長く続くユニットとしての存在感を示しています。
ファッション分野では、女性誌『sweet』のレギュラーモデルとして知られ、美容誌『MAQUIA』でもモデル活動を展開してきました。衣服やメイクを身につける側の経験を積んできたことは、後に自身のブランドで商品企画やクリエイティブを手がける際の土台になっています。
テレビではバラエティー番組や競馬関連番組などに出演し、アイドルとしての活動と並行して個人の仕事を増やしました。こうした経験は、幅広い視聴者に名前やキャラクターを知ってもらう機会となりました。
YouTubeでは「HARUNA KOJIMA's cat nap」というチャンネルを通じ、仕事の舞台裏や日常を紹介するVlogなどを発信しています。2026年2月公開の動画でも、多忙な仕事の様子が取り上げられました。テレビ出演だけでなく、本人の視点やブランドの世界観を直接届けられることが、デジタルメディアの強みです。
ノースリーブスでの音楽活動、ファッション誌での経験、YouTubeによる発信は、一見すると別々の仕事に見えます。しかし、いずれもファンや読者に向けて自分の魅力や価値観を伝える経験です。現在の小嶋陽菜にとって、これらは経営者としての活動と切り離せないキャリアの一部になっています。
【Her lip toとheart relation】小嶋陽菜が経営者へ転身した背景
小嶋陽菜の卒業後のキャリアを大きく変えたのが、ライフスタイルブランド「Her lip to」です。ブランドは2018年6月にスタートしました。当初は所属していた芸能事務所の中で運営されていましたが、事業規模の拡大に伴い、ブランドを継続的に育てるための会社が必要になりました。
そこで小嶋は2020年1月、株式会社heart relationを創業。2022年2月には代表取締役CCOに就任しました。CCOはChief Creative Officerの略で、クリエイティブ領域を統括する役職です。同社の公式紹介によると、小嶋はタレント活動を続けながら、商品企画やクリエイティブ制作に関わり、ブランド運営全体も担っています。
Her lip toの特徴は、服を販売するだけでなく、ブランドが提案するライフスタイル全体を重視していることです。公式のブランド紹介では、日常に取り入れやすいワードローブでありながら、生地やシルエットにこだわり、気品と華やかさを提案すると説明されています。
事業はアパレルにとどまりません。ビューティーブランド「Her lip to BEAUTY」やランジェリーブランド「ROSIER by Her lip to」を展開し、コンセプトストア「House of Herme」などを通じて、ブランドの世界観を店舗や体験へと広げています。
2024年8月には、heart relationが株式会社yutoriとの資本業務提携を発表し、yutoriグループに加わることを公表しました。小嶋本人も、ブランドの成長に向けて選択肢を広げるための決断だと説明しています。したがって、現在の事業は個人の発信力だけで動くものではなく、会社組織や外部パートナーとの連携も含めた体制で運営されています。
ここに、小嶋陽菜の経営者としての特徴があります。自身の好みをそのまま商品化するのではなく、企画、制作、販売、店舗体験、顧客とのコミュニケーションを一つのブランド体験として組み立てているのです。モデルとして身につける服を見せてきた経験が、商品をつくり、ブランドを育てる仕事へと発展しています。
【2026年現在の活動と実態】新店舗・商品展開から見える現在地
2026年10月現在、小嶋陽菜は芸能活動を続けながら、heart relationの代表取締役CCOとしてブランド事業にも携わっています。最新の企業発表を見ると、現在の活動はアパレル、ビューティー、ランジェリーの各領域で、商品と販売拠点の両方を広げる段階にあります。
2026年9月10日には、Her lip to BEAUTYの常設店舗がルミネ新宿ルミネ2にオープンしました。heart relationの発表によると、大阪のルクア イーレ店、有楽町マルイのROSIERとの複合店に続く、同ブランドの3店舗目の常設店舗です。オンラインで商品を紹介するだけでなく、顧客が実際に商品やブランドの雰囲気に触れられる場所を増やしています。
また、2026年10月24日には、Her lip to BEAUTYからボディクリームやパフュームオイルなどの限定商品が発売されました。ブランドの発表では、香りやセルフケアをテーマにした商品展開が続いています。これは服だけでなく、美容や日々の過ごし方まで含めて顧客との接点をつくる事業方針を示す動きです。
アパレルブランドのHer lip toでも、2026年9月に大阪エリア初の路面店がオープンするなど、リアル店舗の展開が進んでいます。こうした動きからは、EC中心で始まったブランドが、商品を直接体験できる場を持つ事業へと成長していることが読み取れます。
小嶋自身の発信も重要な役割を担っています。InstagramやYouTubeなどを通じて商品や仕事の様子を伝えられるため、ブランドの企画意図や世界観を顧客に届けやすい構造があります。ただし、企業の成長を本人の知名度だけに帰することはできません。商品開発、販売、店舗運営、顧客対応を担う組織と、それを支える経営体制が必要だからです。
つまり、小嶋陽菜の「現在」は、元AKB48メンバーとしてメディアに出演する活動と、事業責任者としてブランドを育てる活動の二本柱で成り立っています。2026年の新店舗や商品発売は、その二つの役割が並行して続いていることを示す具体的な動きです。
【プロの結論】小嶋陽菜のキャリアから読み解く、アイドル卒業後の成功条件
小嶋陽菜の歩みから見えてくるのは、アイドルとしての人気を、そのまま別の仕事に移し替えたわけではないという点です。AKB48在籍中からファッション誌やテレビで経験を積み、卒業後には自分が表現したい世界観をブランドとして具体化しました。その後、運営会社を創業し、商品や店舗を増やすことで、個人の活動を継続的な事業へと発展させています。
この経歴を理解する際には、三つの視点が役立ちます。
- 知名度と事業は別物:知名度は顧客にブランドを知ってもらう入口になりますが、長期的な成長には商品力や顧客体験、継続的な運営が必要です。
- 本人の強みを事業に接続している:ファッションや美容に関する経験を商品企画やクリエイティブに生かし、発信と商品づくりを結びつけています。
- 個人の活動から組織運営へ移行している:会社の創業や外部企業との資本業務提携は、ブランドを長期的に育てるための事業基盤を整える動きです。
反対に、元アイドルという肩書だけを見て、事業の実態や成長の理由を判断するのは十分ではありません。ブランドの公式発表で商品や店舗の展開を確認し、会社の情報で経営体制を把握し、本人のSNSやYouTubeで発信内容を見ることで、現在の活動をより立体的に理解できます。
小嶋陽菜は、AKB48卒業後に活動の中心を一つに絞ったのではなく、芸能人、モデル、発信者、クリエイティブ責任者という複数の役割を組み合わせてきました。2026年現在の姿は、アイドル時代に培った知名度と経験を土台にしながら、ブランドを持続的に運営する経営者へと歩みを進めた結果です。
【小嶋陽菜元AKB48】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:小嶋陽菜はAKB48をいつ卒業しましたか?
A1:2017年4月19日です。2016年6月の選抜総選挙で卒業を発表し、2017年2月の「こじまつり」を経て、誕生日当日の劇場公演で卒業しました。
Q2:小嶋陽菜のAKB48卒業理由は何ですか?
A2:本人の発言や後年のインタビューでは、グループへの愛着に加え、30代を迎える前に今後のキャリアを考えたいという思いがうかがえます。単一の出来事だけでなく、長期在籍を経たライフステージや将来設計が関係した決断と考えられます。
Q3:小嶋陽菜は2026年現在、何をしていますか?
A3:株式会社heart relationの創業者・代表取締役CCOとして、Her lip toを中心とするブランド事業に携わっています。ファッションモデルやYouTuberとしての活動も続けており、2026年にはビューティー分野の新店舗や商品展開も発表されています。
Q4:Her lip toはいつ始まりましたか?
A4:2018年6月にスタートしました。その後、2020年1月に株式会社heart relationを創業し、ブランド運営を担う事業基盤を整えています。
Q5:小嶋陽菜はノースリーブスでも活動していましたか?
A5:はい。高橋みなみ、峯岸みなみとともに、AKB48の派生ユニットであるノースリーブスのメンバーとして活動しました。2023年には結成15周年を記念したライブも開催されています。
Q6:小嶋陽菜は現在も経営者として活動していますか?
A6:はい。2026年10月現在、heart relationの代表取締役CCOを務めています。2024年には株式会社yutoriとの資本業務提携を発表しており、ブランド事業の拡大に向けて企業グループとの連携も進めています。
まとめ:小嶋陽菜は元AKB48からブランドを育てる経営者へ
小嶋陽菜は、2005年にAKB48の1期生として加入し、2017年に卒業するまで、グループの人気を支えるメンバーの一人として活動しました。ノースリーブスやファッションモデルとしての経験を積み重ねた後、2018年にはHer lip toを立ち上げ、2020年には株式会社heart relationを創業しています。
2026年現在は、アパレル、ビューティー、ランジェリーなどの事業を展開し、店舗や商品のラインアップを拡充しています。新店舗のオープンや継続的な商品発売は、ブランドがオンラインの発信だけにとどまらず、顧客との接点を広げていることを示しています。
小嶋陽菜の現在を知るうえで大切なのは、「元AKB48」という過去の肩書だけで評価しないことです。アイドル時代に培った発信力を、商品企画やブランド運営、組織づくりへとつなげてきた歩みこそが、現在の活動の中心にあります。芸能活動と経営を両立するキャリアは、これからもブランドの展開や本人の発信を通じて変化していくでしょう。