2026年10月26日現在、UNISON SQUARE GARDEN(ユニゾンスクエアガーデン)は、7月15日の幕張メッセ公演をもって3人体制での活動を終了し、活動休止に入っています。2026年4月27日に発表されたのは、ドラムの鈴木貴雄さんの脱退と、それに伴うバンドの活動休止でした。結成から22年にわたって同じメンバーで歩んできたバンドの決断は、多くのファンに衝撃を与えました。
当初の公式発表では、脱退に至った具体的な理由までは明らかにされていませんでした。しかし、その後、斎藤宏介さんが公式ブログでバンド内の考え方の違いについて説明し、鈴木さんも音楽専門メディアのインタビューで脱退を決断した経緯を語っています。加えて、7月15日のラストライブ後には田淵智也さん自身の活動休止も明らかになりました。現在は、3人それぞれが異なる道を歩み始めています。
【活動休止の理由】鈴木貴雄の脱退発表とメンバー間の考え方の違い

UNISON SQUARE GARDENの活動休止について、最初に押さえておきたいのは、公式発表で明らかになった事実と、その後にメンバーが語った経緯を分けて理解することです。
2026年4月27日の公式発表で明らかになったこと
所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツは、2026年4月27日、公式サイトを通じて鈴木貴雄さんが7月15日の幕張メッセ公演をもって脱退すると発表しました。これに伴い、バンドは現体制での活動を終了し、活動休止に入ると説明しています。
発表文では、突然の報告となったことをファンに謝罪するとともに、22年間3人で活動できたことへの感謝を表明しました。一方、脱退に至った詳細な事情については、この発表文では説明されていません。
また、公式側はメンバーや運営への直接の問い合わせ、SNSなどでの憶測や誹謗中傷を控えるよう呼びかけました。この段階では、脱退理由を特定できる具体的な情報は限られていました。
斎藤宏介が公式ブログで明かしたバンド内の変化
その後、音楽ナタリーなどの報道で紹介された斎藤宏介さんの公式ブログには、活動休止に至る背景が記されています。
斎藤さんによると、メンバーはここ数年、3人でバンドを存続させる方法を模索してきました。しかし、ベースの田淵智也さんがバンドとしての美学を貫こうとする一方、鈴木さんは個人としての表現を追求しており、それぞれが大切にする考え方が交わらなくなったと感じていたといいます。
斎藤さんは、双方の信念を尊重する姿勢を示しつつ、身近な人々から寄せられた「ユニゾンは続いてほしい」という声も受け止め、解散ではなく活動休止を選んだ経緯を説明しました。
ここから読み取れるのは、単純なメンバー交代の問題ではなかったということです。長年同じバンドで活動してきた3人の間で、音楽を続けるために譲れないものや、表現者として目指す方向が変化していたことが、決断の背景にありました。
鈴木貴雄本人が語った脱退の経緯
2026年8月公開の「ドラマガWeb」の独占インタビューでは、鈴木さん自身が脱退を決断したときの心境を明かしています。
鈴木さんの説明によると、自分からバンドを辞めたいと考えて脱退を選んだわけではありません。先に田淵さんから辞めたいという話があり、その状況を踏まえ、自分が身を引くことでバンドが存続できる可能性が少しでも高まるなら、その方がよいのではないかと判断したといいます。
鈴木さんは、斎藤さんもできれば一緒に活動したいと伝えてくれていたことや、自身の考えもあったことを振り返っています。それでも、状況を冷静に考えた結果、自分が脱退する選択に至ったと説明しました。
この証言は、脱退の背景を理解するうえで大切です。ただし、鈴木さんが身を引けばバンドが存続できる可能性が高まると考えていたことと、実際に活動休止が決定したことは区別する必要があります。3人の関係や考え方の違いを、単純な善悪や一方的な責任の問題に置き換えることはできません。
【時系列まとめ】活動休止発表から2026年7月15日のラストライブまで
今回の活動休止は、4月の発表から7月の最終公演まで、約2か月半の期間を経て実施されました。公式サイト、所属事務所の発表、メンバーの発信をもとに、主な出来事を整理します。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2004年7月 | バンド結成 | 斎藤宏介、田淵智也、鈴木貴雄の3人で活動を開始 |
| 2008年7月 | メジャーデビュー | シングル「センチメンタルピリオド」をリリース |
| 2026年4月27日 | 活動休止を発表 | 鈴木貴雄の脱退と現体制の活動終了を公表 |
| 2026年7月15日 | 「Sentimental Period」開催 | 幕張メッセ国際展示場で3人体制最後のライブを実施 |
| 2026年7月15日 | 田淵智也も活動休止を表明 | バンドの活動休止に合わせ、自身も活動を休止すると発信 |
| 2026年8月 | 鈴木貴雄の新たな活動が進展 | 音楽事務所MY FLAGMENTやドラムの動画レッスンサービスDRUM SUPPSに関する情報が公開 |
| 2026年10月13日 | ラストライブ映像作品の発売を発表 | 2026年12月23日にライブ映像作品とライブCDを発売予定 |
この時系列から分かるのは、活動休止が突然の解散発表という形で進んだのではなく、3人での最後の公演を明確に設定したうえで実施されたことです。ただし、発表前にどのような話し合いが行われたのか、そのすべてが公開されているわけではありません。
また、活動休止後も公式サイトでは過去のライブ映像作品などに関する発表が続いています。これは作品を通じてバンドの歴史を振り返る機会が残されていることを示しますが、新たなライブ活動や再始動が決まったことを意味するものではありません。
【Sentimental Period公演情報】幕張メッセで迎えた22年の節目
3人体制での最後のライブとなったのは、2026年7月15日(水)に千葉県の幕張メッセ国際展示場で開催された「UNISON SQUARE GARDEN LIVE 2026『Sentimental Period』」です。
公演は開場16時30分、開演18時30分。チケットはオールスタンディングのブロック指定で、料金は1万円でした。公演はすでに終了しており、2026年10月現在、新たな同名公演が発表されているわけではありません。
最後のライブで演奏された代表曲
2026年10月13日に発表された公式の映像作品情報によると、当日のライブは全編収録され、ライブ音源を収めたCDも付属する予定です。
収録曲には「オリオンをなぞる」「カオスが極まる」「シュガーソングとビターステップ」「Catch up, latency」などの代表曲が並びます。加えて、「センチメンタルピリオド」や「harmonized finale」なども含まれており、長年の活動を振り返る内容となっています。
公演のタイトルに用いられた「Sentimental Period」は、2008年のメジャーデビューシングル「センチメンタルピリオド」ともつながる名称です。バンドの出発点を想起させるタイトルが、3人での最後のライブに掲げられたことには、これまでの歩みを振り返る意味合いを見いだせます。
ライブ映像作品は2026年12月23日発売予定
ソニー・ミュージックアーティスツの10月13日付発表では、ラストライブの映像作品が12月23日(水)に発売されると案内されています。通常盤のBlu-ray、DVDに加え、ライブCDが付属する形で、完全生産限定盤には過去のライブ映像やスタジオライブ映像、ミュージックビデオ集なども収録される予定です。
会場に足を運べなかったファンや、当日の演奏を改めて振り返りたいファンにとって、映像作品は3人体制の演奏を記録として残す機会になります。一方で、映像作品の発売は過去の公演を届けるためのものであり、バンドの活動再開を示す発表とは別のものです。
【22年の歩み】ユニゾンが3人体制を貫いてきた意味
UNISON SQUARE GARDENは2004年7月に結成され、2008年7月に「センチメンタルピリオド」でメジャーデビューしました。2026年7月の活動休止まで、斎藤宏介さん、田淵智也さん、鈴木貴雄さんの3人を中心とする体制で22年間活動してきました。
代表曲の「オリオンをなぞる」はテレビアニメ「TIGER & BUNNY」のオープニングテーマとして知られ、「シュガーソングとビターステップ」はテレビアニメ「血界戦線」のエンディングテーマとして広く親しまれています。アニメ作品との接点を通じてバンドを知り、その後もライブやアルバムを追い続けてきたリスナーも少なくありません。
2024年には結成20周年を迎え、記念プロジェクトや日本武道館でのアニバーサリーライブなどを展開しました。20周年を経てなお活動を続けていたバンドが、その2年後に現体制の終了を発表したことは、長年のファンにとって大きな転換点となりました。
メンバーが変わらないことと、バンドが続くことは同じではない
3人の関係は、ボーカル、ギター、ベース、ドラムという演奏上の役割だけで成り立っていたわけではありません。作曲やアレンジ、ライブでの表現、バンドとして守りたい美学など、複数の要素が重なり合ってUNISON SQUARE GARDENの音楽を形づくってきました。
そのため、誰か1人が抜けても残るメンバーで同じ名前を使い続ければ、これまでのバンドをそのまま維持できるとは限りません。斎藤さんの説明からは、田淵さんと鈴木さんがそれぞれ大切にする表現のあり方を尊重しながらも、3人での活動を継続する方法が難しくなっていたことがうかがえます。
今回の決断は、単に演奏メンバーを補充すれば解決する問題ではなかった可能性があります。バンドの個性が、3人の関係性や価値観と深く結びついていたからこそ、活動休止という選択がなされたと考えられます。
【活動休止後の現在】斎藤宏介・田淵智也・鈴木貴雄の今後
活動休止後の3人は、それぞれ異なる方向へ歩み始めています。2026年10月時点で公表されている情報を整理すると、個人活動の継続、新たな事業への挑戦、活動休止という異なる選択が見えてきます。
斎藤宏介:TenTwentyを軸に個人活動を継続
斎藤宏介さんは、UNISON SQUARE GARDENの活動休止後も、TenTwenty名義での活動やソロでの出演を続けています。公式サイトでは、2026年9月にa flood of circleのトリビュートアルバムへの参加が発表され、11月発売予定の作品に「Honey Moon Song」で参加することが案内されました。
加えて、東京スカパラダイスオーケストラの2027年3月の公演へのゲスト出演も発表されています。こうした情報から、斎藤さんの音楽活動そのものが停止したわけではないことが分かります。
ただし、斎藤さんの個人活動が継続していることと、UNISON SQUARE GARDENの再始動が決まっていることは別問題です。現時点では、バンドとしての新しい活動日程は公表されていません。
田淵智也:自身の活動休止を表明、継続する仕事も
田淵智也さんは、2026年7月15日のラストライブ終了後、自身のSNSでバンドの活動休止に合わせて自分も活動休止すると発表しました。ORICON NEWSやテレビ朝日系の報道によると、田淵さんは一度音楽業界を離れるような気持ちであることも説明しています。
一方で、サポートベースを務める多次元制御機構よだかと、長年プロデュースに携わってきた声優音楽ユニットDIALOGUE+については、継続して関わる仕事として挙げています。
したがって、田淵さんの発信を「すべての音楽活動を例外なく終了した」と解釈するのは正確ではありません。本人が活動休止の意思を示したことと、すでに携わっている仕事の一部を継続することは、分けて理解する必要があります。
鈴木貴雄:MY FLAGMENT設立と新たな音楽活動
鈴木貴雄さんは、UNISON SQUARE GARDENを脱退した後、新たな音楽事務所MY FLAGMENTの設立を発表しました。ドラマガWebのインタビューでは、マネジメントやライブ制作など、演奏者としての活動にとどまらない取り組みについて語っています。
また、2026年8月にはドラムの動画レッスンサービス「DRUM SUPPS」がスタートしました。自身の演奏経験を生かし、ドラムを学ぶ人が楽しみながら練習を続けられる仕組みを目指す取り組みです。
一方、鈴木さんはドラマーとしての今後について、まだ方向性を決め切っていない部分があることも説明しています。新しいバンドで演奏することへの意欲を示しながら、自身の表現を生かせる環境を探している段階です。
このように、3人の現在の活動状況は一様ではありません。斎藤さんは個人名義やTenTwentyなどで活動を続け、田淵さんは活動休止を表明しつつ一部の仕事に関わり、鈴木さんは事業と新たな音楽活動の基盤づくりを進めています。
【ファンの反応と復活の可能性】活動休止をどう受け止めるべきか
ファンの反応は驚き、喪失感、そして感謝
4月27日の発表は、22年間同じ3人で活動してきたバンドの現体制が終わるという内容だったため、ファンにとって大きな知らせとなりました。公演後に公開された個人のライブレポートには、最後のライブを迎える前の複雑な気持ちや、当日はいつもどおりの演奏を楽しもうとする姿勢、3人の音楽への感謝などが記されています。
一部のファンレポートでは、活動休止という現実を受け止めきれない思いと、ライブそのものを最後まで楽しみたい気持ちが同時に語られています。こうした反応からは、ファンが単に今後の活動予定を気にしているだけでなく、3人で鳴らす音楽そのものに強い愛着を持っていたことがうかがえます。
ただし、SNSや個人ブログで見られる感想は、それぞれのファンの体験や考えを示すものであり、すべてのファンの意見を代表するものではありません。反応を紹介する際には、個人の感想と、公式に発表された事実を区別することが大切です。
解散と活動休止は違う。再始動の可能性は?
今回の発表で公式に用いられた言葉は「活動休止」です。田淵さんもラストライブ後、自身の発信で解散ではないと説明しました。一方、将来いつ再始動するのか、どのような形で活動を再開するのかについて、具体的な予定は公表されていません。
鈴木さんの脱退後に新しいドラマーを迎えて活動を再開するのか、3人が再び同じステージに立つ可能性があるのか、あるいは別の形でバンドの活動が再開されるのか。現段階では、いずれも決定事項ではありません。
再始動の可能性を考えるうえで注目すべきなのは、単に時間が経過することではなく、メンバーがそれぞれの活動を進めた先で、再びバンドとして音楽を作る意思や環境が整うかどうかです。斎藤さんは個人活動を続け、田淵さんは自身の活動休止を表明し、鈴木さんは新しい事業や演奏活動の可能性を探っています。それぞれの選択が今後どのようにつながるかは、まだ見通せません。
ネット上の噂と公式情報を見分けるポイント
活動休止のような大きな発表があると、脱退の理由やメンバー間の関係についてさまざまな推測が広がりやすくなります。しかし、本人たちが公表した説明と、根拠の示されていない憶測を同じものとして扱うことはできません。
今回の件では、公式発表に加え、斎藤さんの公式ブログ、鈴木さんのインタビュー、田淵さん自身の発信によって、それぞれの考え方や決断の経緯が少しずつ明らかになっています。情報を確認するときは、発信者が誰なのか、いつ公表されたものなのか、本人の説明なのか第三者の推測なのかを確認が必要です。
特に、メンバーの誰か一人に責任を押しつける説明や、公開されていない私的な事情を断定する情報には注意が必要です。公表された内容を丁寧に読み解けば、今回の活動休止は、3人がそれぞれの信念や音楽への向き合い方を抱えたなかで選択した、大きな節目として理解できます。
【ユニゾンスクエアガーデン活動休止】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:UNISON SQUARE GARDENはなぜ活動休止したのですか? A1:直接の契機は、2026年7月15日付での鈴木貴雄さんの脱退です。斎藤宏介さんの公式ブログでは、田淵智也さんがバンドとしての美学を貫こうとする一方、鈴木さんは個人の表現を追求しており、それぞれの考え方が交わらなくなったと説明されています。
Q2:鈴木貴雄の脱退理由は何ですか? A2:鈴木さんは、田淵さんから辞めたいという話が先にあり、自分が身を引くことでバンドが存続できる可能性が高まるなら、その選択がよいと考えたと説明しています。本人は、自分から辞めたいと思って脱退したわけではないとも語っています。
Q3:2026年7月15日の幕張メッセ公演は終了しましたか? A3:はい。2026年7月15日に幕張メッセ国際展示場で「Sentimental Period」が開催され、3人体制での最後のライブとなりました。公演の映像作品は、2026年12月23日に発売予定です。
Q4:ユニゾンスクエアガーデンは解散したのですか? A4:公式発表は「活動休止」であり、解散ではありません。ただし、再始動の時期や新しい体制について具体的な発表はなく、将来の活動再開が確約されているわけでもありません。
Q5:活動休止後、斎藤宏介と田淵智也はどうしていますか? A5:斎藤さんはTenTwentyや個人名義での活動を続けています。田淵さんはバンドの活動休止に合わせて自身も活動休止すると表明しましたが、多次元制御機構よだかとDIALOGUE+については継続して関わる仕事として挙げています。
Q6:鈴木貴雄は今後もドラマーとして活動しますか? A6:鈴木さんは音楽事務所MY FLAGMENTの設立や、ドラムの動画レッスンサービスDRUM SUPPSなど、新たな取り組みを進めています。ドラマーとしての今後については、引き続き自分の表現を生かせる環境を探していると語っています。
まとめ:22年の現体制に幕、再始動は今後の発表に注目
UNISON SQUARE GARDENの活動休止は、2026年4月27日に発表された鈴木貴雄さんの脱退をきっかけに、7月15日の「Sentimental Period」で現体制の活動を終える形となりました。結成から22年、同じ3人で音楽を作り続けてきたバンドにとって、大きな節目となる出来事です。
その背景には、田淵智也さんが大切にするバンドとしての美学と、鈴木さんが追求する個人の表現など、メンバーそれぞれの考え方の違いがありました。斎藤宏介さんの説明や鈴木さん本人のインタビューによって、発表当初には見えなかった決断の経緯も明らかになっています。
2026年10月現在、斎藤さんは個人活動を続け、田淵さんは自身の活動休止を表明しながら一部の仕事を継続、鈴木さんは新たな音楽事業に取り組んでいます。また、12月23日には3人体制最後のライブ映像作品が発売される予定です。
現時点で再始動の日程は発表されていません。「活動休止」という公式発表を「解散」と混同せず、同時に復活が決まったかのような情報にも注意する必要があります。22年間積み重ねられた音楽と、これから3人がそれぞれ選ぶ道。その両方を見守りながら、今後の公式発表を待ちたいところです。