無塩トマトジュースを選ぶとき、気になるのは「どの商品がおいしいのか」「栄養成分に違いはあるのか」「毎日飲むならどれが安いのか」という3つのポイントと考えられます。2026年は、スーパーで手に入りやすい定番商品から、国産トマトにこだわったストレートジュース、産地直送の高価格帯商品まで、選択肢が広がっています。
比較の際に見逃せないのが、食塩無添加という表示と、実際の食塩相当量の違いです。農林水産省の日本農林規格(JAS)やメーカーの公式商品情報を確認すると、原材料がトマトだけでも、トマト自体に由来するナトリウムが含まれる場合があります。価格も100mlあたり約29〜367円と大きな開きがあり、単純に高い商品ほど優れているとは限りません。
【2026年最新】無塩トマトジュースのおすすめは目的別に選ぶ

無塩トマトジュースのおすすめランキングを考えるうえで、最初に整理したいのは、商品ごとの役割です。毎日の飲みやすさ、価格、濃厚さ、国産原料へのこだわりは、それぞれ別の評価軸になります。
以下は、メーカー公式の商品説明、原材料、栄養成分、入手しやすさを基準にした用途別のおすすめです。すべての商品を同じ条件で試飲した順位ではなく、購入目的に合わせた比較として参考にしてください。
1位:カゴメトマトジュース 食塩無添加
毎日続けるための最初の1本として有力な選択肢です。720mlなどの家庭用サイズに加え、200mlの紙容器や190g缶も展開されています。メーカー公式情報によると、200mlあたり39kcal、リコピン15.9〜27.8mg、GABA24mg。機能性表示食品で、リコピンとGABAの機能に関する届出表示もあります。
原材料は「トマト(輸入又は国産(5%未満))」です。国産トマト100%にこだわる商品ではありませんが、スーパーで購入しやすい定番品を探す人に向いています。
2位:デルモンテ 食塩無添加トマトジュース
トマトの濃厚さや、とろりとした飲み口を求める人におすすめです。キッコーマンの公式商品情報では、完熟トマトをブレンドした100%トマトジュースとして紹介されています。原材料は「トマト(輸入)」で、800mlのペットボトルがあります。
200mlあたり40kcal、リコピン18〜29mg、GABA53〜245mg。栄養成分にはトマトの作柄による変動幅があり、GABAやリコピンの数値だけで、別の商品より必ず優れていると判断することはできません。
3位:伊藤園 熟トマト
原材料のシンプルさを重視する人に向いた商品です。伊藤園の公式商品情報では、完熟トマトを100%使用し、食塩を使用していないトマトジュースとして紹介されています。730gのペットボトルがあり、原材料表示は「トマト」です。
200mlあたり36kcal、リコピン14〜34mg、GABA42mg。食塩相当量は0〜0.25gと表示されており、食塩を加えていないことと、食塩相当量が常にゼロであることは別だと分かります。
4位:カゴメトマトジュースプレミアム 食塩無添加
国産トマトの風味を楽しみたい人には、数量限定で販売されるプレミアム商品も候補になります。公式情報では、国産トマトを使用したストレートジュースで、生のトマトをかじったような味わいと、さらっとした飲み口が特徴とされています。
720ml商品では、200mlあたり39kcal、食塩相当量0g、カリウム600mg、リコピン21mg、GABA130mg。定番の輸入原料主体の商品とは原料や製法が異なり、価格だけでなく、味や産地へのこだわりで選びたい商品です。数量限定のため、販売時期や店頭在庫には注意してください。
【味・栄養・価格を比較】スーパーで買える定番と国産プレミアム
無塩トマトジュースを比較するときは、商品名の印象よりも、原材料と栄養成分、購入価格を並べて確認するのが確実です。特に、食塩相当量やリコピン、GABAは商品ごとに表示値が異なります。
| 商品 | 味・特徴 | 栄養成分の目安(200ml) | 価格・コスパ |
|---|---|---|---|
| カゴメトマトジュース 食塩無添加 | 日常使いしやすい定番。輸入原料主体で、国産原料は5%未満の可能性がある | 39kcal、食塩相当量0〜0.18g、リコピン15.9〜27.8mg、GABA24mg | 720mlのスーパー掲載例では税込約214〜279円。100mlあたり約30〜39円 |
| デルモンテ 食塩無添加トマトジュース | 完熟トマトをブレンドした濃厚な味わい。料理や割り材にも使いやすい | 40kcal、食塩相当量0〜0.19g、リコピン18〜29mg、GABA53〜245mg | 800ml。メーカー希望小売価格はオープン価格のため、販売店で確認 |
| 伊藤園 熟トマト | 完熟トマト100%。原材料のシンプルさを重視する人向け | 36kcal、食塩相当量0〜0.25g、リコピン14〜34mg、GABA42mg | 730g。オープン価格のため、店頭価格と容量を確認 |
| カゴメトマトジュースプレミアム 食塩無添加 | 国産トマト使用のストレートタイプ。季節感や産地を重視する人向け | 39kcal、食塩相当量0g、リコピン21mg、GABA130mg | 数量限定品。販売時期と店舗によって価格・在庫が異なる |
価格は2026年に確認できる商品情報と一部スーパーの掲載例を参考にしています。カゴメの720ml商品は、イオン系ネットスーパーで税込213.84〜278.64円の掲載例があり、100mlあたりに換算すると約29.7〜38.7円です。地域や店舗、セールによって価格は変わります。
一方、国産原料や産地直送にこだわった商品を含む通販比較では、100mlあたり約367円に達する商品も紹介されています。これは市場全体の平均価格ではなく、比較対象に含める商品や容量によって変わる価格帯です。小容量の高付加価値商品と、大容量の定番品を同じ基準で評価しないことが大切です。
たとえば、720mlで税込258円の商品なら、100mlあたり約35.8円です。毎日200ml飲む場合、1本で約3.6日分、1日あたりの費用は約72円になります。容量の大きさだけでなく、実際に飲み切れるかどうかもコスパを左右します。
味の評判を比較する際は、甘み、酸味、青臭さ、粘度の4点に注目しましょう。「濃厚で飲みごたえがある」という評価は、別の人には「重くて飲みにくい」と感じられることがあります。口コミを読む場合も、評価点だけではなく、自分の好みに近い感想かどうかを見極めるのがポイントです。
【表示の見方】無塩・無糖・無添加は同じ意味ではない
無塩トマトジュース選びで誤解されやすいのが、「食塩無添加」「無糖」「無添加」の違いです。いずれも健康的な印象を与える表示ですが、意味する内容は異なります。
食塩無添加:製造時に食塩などのナトリウム塩を添加していないことを示します。トマト自体に由来するナトリウムが含まれることはあるため、栄養成分表示の食塩相当量が必ず0gになるわけではありません。
無糖・糖類無添加:糖類を添加していないことなど、食品表示基準に定められた条件に関係する表示です。トマトに自然に含まれる糖類までなくなるわけではありません。砂糖を加えていない商品でも、炭水化物や糖質は含まれます。
無添加:何を添加していないのか、対象を確認する必要があります。「無添加」とだけ書かれている場合、食塩、糖類、保存料、香料など、どの成分を指しているのかが商品によって異なる可能性があります。原材料表示を確認し、具体的な表示内容で判断しましょう。
消費者庁の食品表示に関する資料では、食塩無添加などの表示には一定の要件が示されています。商品名やパッケージの大きな文字だけで判断せず、原材料名と栄養成分表示をセットで読むことが大切です。
原材料が「トマト」のみなら、基本的にはトマトを主原料とするシンプルな商品です。「トマト(輸入)」とあれば原料の産地に関する情報が得られますが、製造国と原料原産地は別の情報です。日本国内で製造された商品でも、原料に輸入トマトを使用する場合があります。
【国産と輸入の違い】JAS定義と産地表示の読み方
日本農林規格(JAS 1419:2024)では、トマトジュースは、トマトを破砕して搾汁する、または裏ごしして皮や種子などを除去したもの、あるいは濃縮トマトを希釈して搾汁の状態に戻したものなどと定義されています。これらには、食塩を加えたものも含まれます。
つまり、JAS上のトマトジュースであることと、無塩であることは同じ意味ではありません。購入時には、商品名に加えて原材料表示を確認し、食塩が使われていないかを見分ける必要があります。
国産トマトジュースを探す場合は、次の3点を区別すると選びやすくなります。
- 国産トマト使用:原料となるトマトの産地が国内であることを確認する。
- 国内製造:日本国内で製造されたことを示す情報であり、原料まで国産とは限らない。
- 産地が明確な商品:都道府県や地域、生産者などの情報が示されていれば、原料の背景を把握しやすい。
国産品の魅力は、産地や生産者へのこだわり、品種、収穫時期、ストレート製法などにあります。ただし、国産であれば必ず栄養価が高い、輸入品よりおいしいというわけではありません。トマトの品種や熟度、加工方法によって味や成分は変わります。
ストレートタイプはトマトを搾汁したものを原料とし、濃縮還元タイプは濃縮したトマトを水分で元の状態に戻したものです。製法の違いは味を選ぶ手掛かりになりますが、ストレートだから必ず優れている、濃縮還元だから栄養が少ない、と単純には判断できません。
また、産地直送の商品では、原料の産地が明確なものや、生産者が栽培方法を詳しく説明しているものもあります。価格が高い場合は、国産原料であることだけでなく、容量、製法、栽培方法、送料など、価格差の理由を確認しましょう。
【塩分・血圧と栄養】食塩無添加でも成分表示は確認する
無塩トマトジュースを選ぶ理由の一つに、食塩摂取量を抑えたいという目的があります。食塩を加えたタイプと比較すれば、食塩の追加を避けられる点はメリットです。ただし、食塩無添加と表示されていても、食塩相当量が完全にゼロとは限りません。
たとえば、カゴメの食塩無添加商品は200mlあたり0〜0.18g、デルモンテの商品は0〜0.19g、伊藤園の熟トマトは0〜0.25gと表示されています。いずれもトマト由来の成分などによる変動があり、製品や原料の状態によって数値が変わります。
健康管理を目的に飲む場合は、1本あたりの食塩相当量だけでなく、1日に飲む量も考慮してください。200mlの商品を2本飲めば、摂取する栄養成分も基本的に2本分になります。無塩という表示だけを根拠に、飲む量を増やす必要はありません。
リコピンとGABAは、商品によって表示量が異なります。リコピンはトマトに含まれる色素成分です。GABAについては、カゴメの食塩無添加トマトジュースのように、機能性表示食品として、血圧が高めの人の血圧を下げる機能が報告されている旨を表示する商品があります。
ただし、機能性表示食品は医薬品ではなく、トマトジュースを飲めば高血圧が治るという意味ではありません。食生活全体や医師の指示に従った健康管理が基本です。降圧薬などを服用している人は、商品の摂取上の注意を確認し、医師や薬剤師に相談してください。
カリウムも確認したい成分です。トマトジュースにはカリウムが含まれ、商品によっては200mlあたり数百mgに達します。カリウムは食事から摂取する大切なミネラルですが、腎機能が低下している人や医師からカリウム制限を指示されている人は、自己判断で飲む量を増やさず、医師や管理栄養士に相談しましょう。
栄養成分を比較するときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
- 食塩相当量:食塩摂取を管理する目的に合っているか。
- エネルギー・糖質:食事全体のバランスに合っているか。
- リコピン・GABA:商品ごとの表示量や機能性表示の内容が目的に合っているか。
- カリウム:摂取制限や医師からの指示がないか。
【プロの結論】おいしく続ける無塩トマトジュースの選び方
無塩トマトジュース選びで最も大切なのは、単純な人気順位よりも、味、価格、原材料、飲む目的のバランスです。どれほど栄養成分の表示が魅力的でも、味が好みに合わず飲み残してしまえば、日常的な習慣にはつながりません。
毎日の習慣にしたい人:まずはカゴメやデルモンテなど、スーパーで購入しやすい定番商品の小容量タイプや通常サイズから試してみましょう。飲み切れる容量を選び、100mlあたりの価格で比較すると、無理なく続けやすくなります。
濃厚な味が好きな人:メーカーの商品説明で、とろりとした飲み口や濃厚さを特徴としている商品を候補にします。酸味や青臭さが気になる場合は、冷やして飲む、少量から試す、料理に使うといった方法もあります。
国産原料にこだわりたい人:「国産」「国内製造」という表現だけで決めず、原材料表示や原料原産地の情報を確認しましょう。産地が明確な商品や、国産トマトを使用したストレートタイプも選択肢になります。
価格を最優先する人:容量が異なる商品を100mlあたりに換算し、送料やまとめ買いの条件も含めて比較してください。スーパーの大容量品と産地直送の小容量品では、価格差が大きくなることがあります。価格が高いこと自体は、栄養価や味の優位性を保証しません。
味の好みが分からない場合は、最初からケース買いをするより、異なるメーカーの商品を1本ずつ購入する方が失敗を避けやすくなります。好みが分かった段階で、大容量品やまとめ買いに切り替えるのが現実的です。
また、飲む時間帯や飲み方も、自分に合った継続方法を考える手掛かりになります。朝食に添える、食事と一緒に飲む、スープや煮込み料理に使うなど、飲料としてだけでなく料理の材料として活用すれば、味に飽きにくくなります。
【トマトジュース無塩】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:無塩トマトジュースはスーパーで買えますか?
A1:はい。カゴメ、デルモンテ、伊藤園などの食塩無添加・食塩不使用タイプは、スーパーで購入できる代表的な候補です。ただし、店舗によって取扱商品や容量が異なるため、売り場の原材料表示を確認してください。
Q2:食塩無添加と食塩相当量0gは同じですか?
A2:同じではありません。食塩無添加は製造時に食塩などのナトリウム塩を添加していないことを示しますが、トマト自体に由来するナトリウムが含まれる場合があります。食塩相当量の表示も確認しましょう。
Q3:無塩トマトジュースなら糖質もゼロですか?
A3:いいえ。食塩無添加は糖質を含まないという意味ではありません。トマトには自然に糖類が含まれるため、糖質を気にしている人は炭水化物や糖質の表示を確認してください。
Q4:国産と輸入のトマトジュースでは、どちらがおすすめですか?
A4:産地へのこだわりを重視するなら、国産トマト使用や産地が明確な商品が候補になります。一方、毎日のコスパや入手しやすさを優先するなら、輸入原料を使用した定番商品も選択肢です。産地だけでなく、味、製法、価格を合わせて比較してください。
Q5:血圧が気になる場合、無塩トマトジュースを飲めばよいですか?
A5:食塩の追加を避けられる点はメリットですが、飲むだけで高血圧を治療できるわけではありません。機能性表示食品には血圧に関する機能を表示した商品もありますが、医薬品とは異なります。治療中の人は医師や薬剤師に相談し、食事全体の塩分管理を優先してください。
まとめ:2026年は味・価格・原材料の3点で選ぶ
無塩トマトジュースは、商品によって味の濃さ、栄養成分、原料原産地、価格が異なります。スーパーで買える定番商品は毎日の習慣に取り入れやすく、国産トマトを使用したストレートタイプは、産地や製法へのこだわりを重視する人に向いています。
価格を比較する際は、100mlあたり約29〜367円という幅を参考にしながら、商品の容量、購入店舗、送料を含めて考えることが大切です。高価格帯の商品が必ずしも自分にとって最適とは限りません。
最後に確認したいのは、原材料表示と食塩相当量です。食塩無添加・無糖・無添加の意味を区別し、栄養成分を自分の目的に合わせて読み解けば、商品選びで迷いにくくなります。
最初の1本は、近所のスーパーで買える定番品から。味が好みに合うかを確かめ、価格と原材料を比較しながら、自分にとって無理なく続けられる商品を見つけることが、失敗しない選び方です。