愛知県春日井市の山あいに鎮座する玉野御嶽神社(たまのおんたけじんじゃ)は、境内に集まる猫たちと、毎月デザインが変わる「神社ねこ御朱印」で知られる神社です。JR定光寺駅から東海自然歩道を歩いて向かう参拝ルートは、森林浴と猫との出会いを楽しめる一方、車で訪れる場合は約1km続く狭い未舗装道路に注意が必要です。
創建は1867年(慶応3年)。木曽御嶽山の信仰を背景に歴史を重ねてきたこの神社では、縁結びや病気平癒、家内安全などを願う参拝もできます。2026年10月には、公式情報を掲載するホトカミで月替わりの猫御朱印や境内の猫に関する新しいお知らせも公開されています。猫神社と呼ばれる理由から御朱印の初穂料、定光寺駅からの行き方、駐車場のリスクまで、訪問前に押さえておきたい情報を整理します。
【猫神社と呼ばれる理由】玉野御嶽神社は猫に会える山あいの神社

玉野御嶽神社が「猫神社」と呼ばれる最大の理由は、神社の境内や周辺で暮らす猫たちの存在です。神社情報を掲載するホトカミでも、慣れた猫たちが集まる神社として紹介されており、平日も週末も猫好きの参拝者が訪れています。
一般的な観光施設のように猫との触れ合いを目的として設計された場所ではありません。山の自然に囲まれた神社を訪れ、参拝をしたり、境内でくつろぐ猫たちを静かに眺めたりできることが、この場所ならではの魅力です。
猫そのものを祀る神社なの?
ここで知っておきたいのは、玉野御嶽神社が猫を主祭神とする神社として紹介されているわけではない、という点です。祭神として挙げられているのは、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、国常立神、大己貴神、少彦名神です。
猫神社という呼び名は、境内に猫たちが集まることや、猫を題材にした御朱印が親しまれていることから広まった通称と理解するとわかりやすいでしょう。神社の本来の歴史や信仰と、猫を通じた現在の人気は、分けて考える必要があります。
2026年現在も猫たちはいる?
猫たちは現在も玉野御嶽神社の魅力の一つです。2026年2月に公開された猫専門誌「猫びより」の取材記事では、境内の猫を15匹と紹介。加えて、ホトカミに掲載された2026年10月のお知らせでは、月替わり御朱印のモデルになったペコさんや、招き猫御朱印に登場するニュータイプくん、クマオくんについても触れられています。
ただし、猫は生き物です。出会える頭数や居場所は日によって変わり、必ずすべての猫に会えるとは限りません。猫が隠れている場合も、無理に探し回ったり追いかけたりせず、自然に姿を見せてくれるのを待つのが基本です。
猫への餌やりや持ち込みについても、神社側の案内を優先しましょう。猫との時間だけを目的にするのではなく、まず神社に参拝し、境内の環境や動物たちへの配慮を忘れないことが大切です。
【創建1867年の歴史】木曽御嶽山の分霊とご利益を解説
玉野御嶽神社の歴史は、猫神社として知られるようになるよりもはるか昔にさかのぼります。春日井市公式ホームページに掲載された郷土史資料「郷土誌かすがい」と、ホトカミの神社提供情報を照らし合わせると、1867年の創建から現在に至るまでの歩みがわかります。
玉野御嶽神社の歴史を年表で確認
| 年代 | 出来事 | 歴史上のポイント |
|---|---|---|
| 1867年(慶応3年) | 創建 | 玉野御嶽山大神と称して活動が始まる。 |
| 1882年(明治15年) | 山上へ遷座 | 春日井市の郷土史資料に、山の下から山上へ移った経緯が記されている。 |
| 1888年(明治21年) | 加藤豊覚氏が活動を継承 | 一時衰えた御嶽信仰の活動を引き継いだとされる。 |
| 1907年(明治40年) | 木曽御嶽神社から御分霊を勧請 | 御嶽山信仰とのつながりが歴史資料に記録されている。 |
| 1911年(明治44年) | 現在地に神域を整え、本殿を新築して遷座 | 現在の社地につながる重要な節目。 |
| 2017年(平成29年) | 創建150年の奉祝行事 | 神社提供情報に、奉祝記念大祭などの実施が記されている。 |
歴史を理解するうえで重要なのは、1867年の創建と、木曽御嶽神社から御分霊を迎えた1907年を同じ出来事として扱わないことです。創建後に信仰活動が受け継がれ、山上への遷座や御分霊の勧請を経て、現在の神社へとつながっています。
木曽御嶽山は、古くから山岳信仰の対象となってきた山です。玉野御嶽神社も、地域の人々が御嶽信仰を継承してきた場所として位置づけられます。境内に並ぶ霊神碑なども、山を信仰の対象としてきた歴史を感じさせる見どころです。
玉野御嶽神社の祭神とご利益
ホトカミの神社提供情報によると、玉野御嶽神社の祭神は次の6柱です。
- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
- 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
- 神皇産霊神(かみむすびのかみ)
- 国常立神(くにのとこたちのかみ)
- 大己貴神(おおなむちのかみ)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
神社の案内では、縁結び・恋愛成就、病気平癒、安産祈願・子宝、厄除け、家内安全などがご利益として挙げられています。
恋愛や人間関係の良縁を願う人、家族の健康や安産を祈りたい人、日々の厄除けを願う人など、さまざまな目的で参拝できます。ただし、ご利益は信仰上の祈願に関するものであり、病気の治療などを医学的に保証するものではありません。
猫のかわいらしさが入り口になったとしても、神社の歴史や祭神を知ってから参拝すれば、訪問の意味はさらに深まります。
【月替わり御朱印】2026年10月の猫御朱印と初穂料・授与方法
玉野御嶽神社を訪れる目的として、猫との出会いと並んで人気なのが「神社ねこ御朱印」です。境内の猫たちをモチーフにしたデザインが毎月登場し、猫の表情や季節の風景を楽しめるのが特徴です。
2026年10月のモデルは最年長のペコさん
2026年10月1日付の神社のお知らせでは、月替わりの神社ねこ御朱印について、初穂料700円で頒布すると案内されています。10月のモデルは、猫たちの中でも最年長と紹介されているペコさんです。
同じく2026年9月29日には「招き猫の日」に合わせた御朱印のお知らせも公開されました。黒猫のニュータイプくんが招き猫として登場し、クマオくんもデザインに描かれています。月替わりの御朱印に加え、時期に応じた限定デザインが登場することも、御朱印を集める楽しみの一つです。
御朱印の種類と費用の目安
- 神社名の御朱印:神社への参拝記念としていただける基本の御朱印。
- 祭神名の御朱印:祭神を題材にした見開きの御朱印。
- 月替わり神社ねこ御朱印:猫のイラストを取り入れた見開きの御朱印。2026年10月の案内では初穂料700円。
- 期間限定の御朱印:招き猫の日や猫に関連する記念日などに合わせて頒布される場合がある。
神社提供情報では、御朱印帳への直書きに対応しているほか、遠方の人向けに書き置きの郵送対応も案内されています。月替わりの猫御朱印は、時期によって過去のデザインを選べる場合もあります。
ただし、頒布内容や受付方法は変更される可能性があります。特定の猫のデザインを目当てに訪れる場合は、参拝直前にホトカミの玉野御嶽神社公式情報で最新のお知らせを確認すると安心です。
御朱印をいただくときの注意点
神社提供情報に記載された御朱印の受付・対応時間は、午前9時から午後5時までです。ただし、祭礼や地域の行事、出張祭典などによって終日対応できない場合があります。
猫の撮影や境内散策を楽しむ場合も、まずは参拝を済ませ、御朱印の受付場所や当日の案内を確認しましょう。御朱印をいただくことが主な目的であれば、受付終了間際を避け、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
【アクセス・行き方】定光寺駅から東海自然歩道を歩く参拝ルート
玉野御嶽神社は、愛知県春日井市玉野町1661番地にあります。JR中央線の定光寺駅が最寄り駅で、駅から東海自然歩道の春日井コースを経由して向かうのが、公共交通機関を利用する人にとってわかりやすいルートです。
定光寺駅から徒歩約25分が目安
ホトカミの神社提供情報では、JR中央線定光寺駅から東海自然歩道春日井コースを経由して徒歩約25分と案内されています。一方、春日井市の郷土史資料では、庄内川沿いの東海自然歩道入口から境内まで徒歩約30分と記載されています。
所要時間に差があるのは、歩く速さや出発地点、道の状況などが影響するためと考えられます。初めて訪れる場合は、駅から境内まで30分程度を見込み、道に迷ったときや休憩する時間も確保しておくとよいでしょう。
初めてでも歩きやすい参拝ルートの組み立て方
- 出発:JR中央線の定光寺駅で下車する。
- 登山道入口へ:庄内川沿いの東海自然歩道春日井コースの入口を目指す。
- 山道を歩く:道標や神社への案内を確認しながら進む。
- 境内に到着:参拝を済ませ、御朱印の受付状況を確認する。
- 帰路:歩きやすい靴で、足元と日没時間に注意して駅へ戻る。
猫専門誌「猫びより」の2026年2月の記事では、道中の案内板に肉球の数が記され、神社に近づくにつれて数が減っていく様子も紹介されています。猫のモチーフが道案内にも取り入れられているのは、玉野御嶽神社らしい特徴です。
ただし、駅から神社までは平坦な市街地を歩くだけの道のりではありません。山道や勾配があるため、ヒールやサンダルよりも、滑りにくいスニーカーやトレッキングシューズが適しています。雨上がりや落ち葉の多い時期は、特に足元に注意してください。
東海自然歩道と季節の見どころ
徒歩で向かうルートの魅力は、神社に着くまでの自然も楽しめることです。春は桜やツツジ、初夏は新緑、秋は紅葉など、季節によって異なる景色に出会えます。境内も木々に囲まれており、猫だけでなく、山の空気や静かな環境を味わいたい人にも向いています。
近隣には愛岐トンネル群もありますが、こちらは公開日が限られる施設です。玉野御嶽神社の参拝と組み合わせる場合は、公開時期や当日のアクセス条件を別途確認して計画を立てましょう。
【駐車場の注意点】車で行く前に知りたい悪路と安全対策
玉野御嶽神社は車でもアクセスできますが、初めて訪れる人が特に注意したいのが、神社までの進入路です。神社提供情報によると、社殿裏側に5〜6台分の駐車スペースがある一方、そこへ向かう道は約1kmにわたって狭い未舗装道路が続きます。
駐車場があるからといって、一般的な観光施設と同じ感覚で運転できるとは限りません。道路幅や路面の状態、対向車とのすれ違いなどを考慮し、車で向かうか、駅から歩くかを事前に判断することが大切です。
車でアクセスする場合の基本情報
- 住所:愛知県春日井市玉野町1661番地
- 駐車場:社殿裏側に約5〜6台分
- 進入路:約1kmの狭い未舗装道路
- 守山スマートインターから:車で約25分が目安
- 春日井インターから:車で約30分が目安
インターチェンジからの所要時間は、ホトカミの神社提供情報に基づく目安です。道路状況や渋滞によって変わるほか、神社の近くまで来てからの未舗装路が移動の負担になる場合があります。
口コミで指摘される駐車場までのリスク
玉野御嶽神社の口コミでは、猫の人懐っこさや境内の雰囲気を評価する声がある一方、車でのアクセスについては厳しい意見も見られます。2026年のYahoo!マップの口コミには、未舗装路の勾配やぬかるみへの注意を促す投稿があり、別の投稿では悪路によるパンクの経験も報告されています。
これらは個々の利用者による体験談ですが、公式案内にある「狭い未舗装道路」という注意事項とも一致しています。天候が悪い日や路面がぬかるんでいる日は、特に慎重な判断が必要です。
運転に不安がある人、車高の低い車を利用している人、大きな車で訪れる人は、無理に進入しない選択肢も検討してください。路上駐車や近隣の私有地への無断駐車は避け、現地の案内に従いましょう。徒歩ルートを選ぶ場合も、駅周辺での駐車場所は別途確認が必要です。
結局、徒歩と車はどちらがおすすめ?
猫との出会いと自然散策を楽しみたい人には、定光寺駅から東海自然歩道を歩くルートがおすすめです。道のりには勾配があるものの、車の悪路を運転する負担を避けられ、参拝そのものを小さなハイキングとして楽しめます。
一方、足腰に不安がある人や長時間歩くのが難しい人は、車で近くまで行けることだけを理由に訪問を決めないほうがよいでしょう。未舗装路の状態や駐車条件を確認し、無理なく安全に参拝できる方法を選ぶことが大切です。
【参拝時間・口コミ・自然の見どころ】失敗しない訪問準備
参拝時間と所要時間
ホトカミに掲載された神社提供情報では、御朱印受付・対応時間は午前9時〜午後5時が目安です。祭礼や地域の行事、出張祭典などによって対応できない場合もあります。
神社での参拝自体の所要時間は約10分と案内されています。ただし、これは境内での参拝にかかる目安であり、駅からの徒歩移動、猫との時間、御朱印の受付待ちなどは含まれません。徒歩で訪れる場合は往復の移動時間も必要になるため、余裕を持った計画を立てましょう。
また、山道を歩くルートには、季節や天候によって歩きにくくなる場所があります。日没が早い季節は、明るいうちに往復できるよう出発時刻を調整してください。
口コミ・評判で多い評価と注意点
ホトカミなどの参拝記録や口コミを見ると、玉野御嶽神社は、猫との触れ合い、猫御朱印、自然に囲まれた環境が主な魅力として挙げられています。猫が近くに寄ってきたという体験や、毎月変わる御朱印を集める楽しみについても投稿されています。
一方で、境内は大規模な観光施設ではなく、山あいの小さな神社です。駐車場までの道路や徒歩での登り道については、事前に知っておくべき点として繰り返し触れられています。
Yahoo!マップでは、確認時点で総合評価3.92、口コミ8件という掲載状況でした。ただし、口コミの件数は限られており、評価点だけで神社の魅力や訪問のしやすさを判断するのは適切ではありません。猫や自然を楽しむための場所としての評価と、アクセス面での不便さを分けて考えると、実際の訪問イメージをつかみやすくなります。
こんな人におすすめ、こんな人は準備が必要
- おすすめできる人:猫が好きな人、月替わりの御朱印を集めたい人、自然の中を歩くのが好きな人、山岳信仰の歴史に興味がある人。
- 準備を整えたい人:車で訪れる予定の人、雨天や雨上がりに参拝する人、長い坂道や不整地を歩くことに慣れていない人。
- 別の計画を検討したい人:猫に必ず会えることを前提にしている人、短時間で移動も含めて済ませたい人、未舗装路の運転に不安がある人。
訪問の満足度を左右するのは、猫に何匹会えるかだけではありません。参拝の目的、御朱印の受付時間、道路や山道の状況を踏まえ、自分に合った訪問方法を選ぶことが大切です。
【玉野御嶽神社】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:玉野御嶽神社はなぜ猫神社と呼ばれているのですか?
A1:境内に人に慣れた猫たちが集まることと、猫をモチーフにした月替わり御朱印が人気を集めていることが主な理由です。猫そのものを主祭神とする神社という意味ではなく、猫と参拝を楽しめる場所として知られています。
Q2:2026年10月の猫御朱印はいくらですか?
A2:ホトカミに掲載された2026年10月のお知らせでは、月替わりの神社ねこ御朱印は初穂料700円です。10月のモデルはペコさんです。頒布状況や受付方法は変更される可能性があるため、訪問前に最新のお知らせを確認してください。
Q3:玉野御嶽神社の参拝時間は何時から何時までですか?
A3:神社提供情報では、御朱印受付・対応時間の目安は午前9時から午後5時です。祭礼や出張祭典などで対応できない場合もあります。猫との時間や御朱印を楽しみたい場合は、時間に余裕を持って訪れましょう。
Q4:定光寺駅から徒歩でどのくらいかかりますか?
A4:JR中央線の定光寺駅から東海自然歩道春日井コースを経由して、徒歩約25分が目安です。春日井市の郷土史資料では約30分と記載されているため、初めての場合は30分程度を見込むと安心です。山道を歩くので、滑りにくい靴を用意してください。
Q5:駐車場はありますか?普通の乗用車でも行けますか?
A5:社殿裏側に約5〜6台分の駐車スペースがあると案内されています。ただし、神社までの進入路は約1kmにわたり狭い未舗装道路が続き、口コミでも悪路への注意が呼びかけられています。車種や天候、路面状況によって負担が異なるため、運転に不安がある場合は徒歩ルートも検討してください。
Q6:玉野御嶽神社にはどのようなご利益がありますか?
A6:神社提供情報では、縁結び・恋愛成就、病気平癒、安産祈願・子宝、厄除け、家内安全などが挙げられています。願い事を込めて参拝するとともに、神社の歴史や祭神について知ることも、参拝をより深く楽しむ方法です。
まとめ:猫・御朱印・自然を楽しむなら事前準備が決め手
玉野御嶽神社は、愛知県春日井市の山あいにある、1867年創建の歴史ある神社です。木曽御嶽山の信仰を受け継ぐ場所でありながら、境内に集まる猫たちや月替わりの神社ねこ御朱印によって、猫好きの参拝者にも親しまれています。
2026年10月にはペコさんをモデルにした月替わり御朱印が案内され、猫たちの存在は現在も神社の大きな魅力です。縁結びや病気平癒、安産祈願、家内安全などを願う参拝先としても訪れることができます。
アクセスでは、定光寺駅から東海自然歩道を歩く約25〜30分のルートと、約1kmの狭い未舗装道路を車で進むルートの違いを理解しておくことが大切です。駐車場の台数も限られるため、運転に不安がある人は徒歩での参拝を検討しましょう。
猫との出会いだけを目的にするのではなく、神社への参拝、御朱印、山の自然、歴史を合わせて楽しむ。それが玉野御嶽神社を訪れる際のポイントです。出発前に参拝時間と御朱印の最新情報を確認し、歩きやすい靴と余裕のあるスケジュールで出かけてみてください。