2026年の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は、4月10日(金)から12日(日)まで、埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部で開催された。JLPGAツアー2026シーズン第6戦として行われた今大会を制したのは、台湾出身のウー・チャイェン。3日間通算10アンダー、206ストロークで逃げ切り、今季初優勝とツアー通算2勝目を手にした。
大会の賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円。108人が出場し、第2ラウンド終了時点で48位タイまでが決勝ラウンドに進出する方式で争われた。2026年10月現在、大会はすでに終了しているため、この記事ではJLPGA公式の最終結果を中心に、リーダーボード、予選カットライン、歴代優勝者、テレビ放送、観戦情報、ジュニアカップ、チャリティー活動まで整理する。
【2026年最新結果】ウー・チャイェンが大混戦を制して優勝

JLPGAの2026年4月12日付大会報告によると、最終日を首位で迎えたウー・チャイェンは、最終ラウンドを70でまとめ、通算10アンダーでフィニッシュした。第1ラウンド68、第2ラウンド68、最終ラウンド70という安定した3日間のプレーが優勝につながった。
最終日は序盤から上位選手がひしめき合い、最終組が前半9ホールを終えた時点では、1打差の範囲に9人が並ぶ展開となった。風によって硬さを増したグリーンや、難しいピン位置が選手を苦しめるなか、ウー・チャイェンは後半に4バーディー、1ボギーの33を記録。11番、12番で連続バーディーを奪うと、16番、17番でも連続バーディーを決め、優勝争いを一歩リードした。
最終18番ではボギーを叩いたものの、2桁アンダーを守り切った。2位との差は2打。最後まで順位が入れ替わる可能性のあった接戦を、後半の勝負強さで決着させた。
ウー・チャイェンにとって、これは2026年シーズン初優勝であり、JLPGAツアー通算2勝目となる。前年の大王製紙エリエールレディスオープンに続く勝利でもあった。
注目すべきなのは、今大会前から好調を維持していたわけではない点だ。JLPGAの大会報告では、シーズン序盤の4試合で3度の予選落ちを経験した後、パターを長尺タイプに変更したことが転機になったと紹介されている。変更後は予選通過を果たし、前週のヤマハレディースオープン葛城でも9位タイに入っていた。
今大会では初日から68をマークし、最終日までスコアを大きく崩さなかった。道具の調整を含めて自分のプレーを立て直し、接戦の最終日に結果を出した点は、2026年大会を振り返るうえで見逃せないポイントだ。
【大会概要を一覧】開催日程・賞金総額・出場人数・予選カットライン
富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは、JLPGA公認の国内女子ゴルフトーナメントだ。2026年大会は4月10日から12日までの3日間、石坂ゴルフ倶楽部で開催された。大会概要と競技条件を
| 項目 | 2026年大会の内容 |
|---|---|
| 正式大会名称 | 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン |
| 開催日程 | 2026年4月10日(金)~12日(日) |
| 開催コース | 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県比企郡鳩山町) |
| コース設定 | 6,580ヤード・パー72 |
| 賞金総額 | 1億円 |
| 優勝賞金 | 1,800万円 |
| 出場人数 | 108人 |
| 決勝進出条件 | 第2ラウンド終了時点で48位タイまで |
| 決勝進出人数 | 56人 |
| 実際の予選カットライン | 通算1オーバー、145ストローク |
| 2026年優勝者 | ウー・チャイェン |
| 優勝スコア | 通算10アンダー、206ストローク |
※大会概要はJLPGAおよび大会公式サイトの2026年公表情報に基づく。予選カットの順位は同順位の選手を含むため、決勝進出者数は56人となった。
賞金総額1億円と優勝賞金1,800万円の違い
賞金総額1億円は、出場選手の順位などに応じて配分される賞金の総額だ。優勝賞金1,800万円は、そのうち優勝者に支払われる金額を指す。両者は同じ意味ではない。
ウー・チャイェンは優勝によって1,800万円を獲得した。賞金額だけでなく、JLPGAツアーのポイントやシーズンを通じたランキング争いにも影響する勝利となった。
また、賞金総額が1億円規模の大会では、優勝者だけでなく上位選手の順位争いも見どころになる。最終日の上位陣がどの位置でホールアウトするかによって、優勝争いとともに順位が変動していく。
【リーダーボード】最終順位と注目選手のスコアを整理
2026年大会の最終リーダーボードでは、ウー・チャイェンが唯一の通算2桁アンダーを記録した。2位タイには岩井明愛と佐久間朱莉が入り、4位の岡山絵里までが通算7アンダー以上という上位争いになった。
JLPGA公式の最終成績をもとに、上位選手の結果をまとめる。
- 優勝:ウー・チャイェン 68・68・70、通算206、10アンダー
- 2位タイ:岩井明愛 70・70・68、通算208、8アンダー
- 2位タイ:佐久間朱莉 72・68・68、通算208、8アンダー
- 4位:岡山絵里 68・71・70、通算209、7アンダー
- 5位タイ:竹田麗央 69・71・70、通算210、6アンダー
- 5位タイ:稲垣那奈子 65・73・72、通算210、6アンダー
- 5位タイ:小林光希 66・71・73、通算210、6アンダー
- 5位タイ:吉田鈴 67・70・73、通算210、6アンダー
- 5位タイ:安田祐香 68・69・73、通算210、6アンダー
- 10位タイ:桑木志帆、仲村果乃、寺岡沙弥香、髙野愛姫が通算4アンダー、212で並んだ。
初日に存在感を示した稲垣那奈子
初日の主役の一人は稲垣那奈子だった。第1ラウンドで65をマークし、コースレコードタイのスコアで首位発進。最終的には通算6アンダーの5位タイで大会を終えた。
一方、前年優勝者の安田祐香も通算6アンダーで5位タイに入った。連覇には届かなかったものの、上位を維持した点は評価できる。竹田麗央も同じ順位に入り、国内女子ツアーで実力を示す選手たちが上位に顔をそろえた。
リーダーボードを確認するときのポイント
大会の順位を調べる場合は、JLPGA公式サイトの「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」大会ページにあるリーダーボードを確認するのが基本となる。ラウンド別のスコア、通算成績、最終順位を照合できるため、速報記事の順位だけを見るよりも大会全体の流れを把握しやすい。
特に注意したいのは、予選ラウンド終了時点の順位と最終順位を混同しないことだ。初日首位の選手がそのまま優勝するとは限らず、2日目のカットラインを通過しても、最終ラウンドで順位が大きく変わることがある。2026年大会も、最終日に接戦が展開された。
【開催コースとアクセス】石坂ゴルフ倶楽部の特徴と観戦の注意点
2026年大会の舞台となった石坂ゴルフ倶楽部は、埼玉県比企郡鳩山町石坂241-24に位置するゴルフ場だ。大会で使用されたコース設定は6,580ヤード、パー72。JLPGAの大会報告では、傾斜の大きいグリーンや風の影響が最終日の選手たちを苦しめたと伝えられている。
今回の優勝争いでは、単純にバーディーを積み重ねるだけでなく、グリーンの硬さやピン位置を踏まえた判断が求められた。ウー・チャイェンが後半にスコアを伸ばせたことは、難しい条件下でパッティングのリズムを整え、チャンスを確実に生かした結果といえる。
公共交通機関を利用する場合
2026年大会の公式アクセス案内では、東武東上線の高坂駅東口ロータリーから、会場行きの無料ギャラリーバスが運行され、所要時間は約15分と案内されていた。車で来場する場合は、坂戸西スマートインターチェンジ周辺から指定駐車場を利用する方式だった。
大会期間中は、ギャラリー駐車場の利用に前売り駐車券が必要で、当日販売は行われない案内だった。観戦を計画する際には、電車・バスの利用を優先し、車の場合は駐車場の場所と送迎バスの所要時間を事前に把握しておく必要がある。
なお、ここで紹介しているのは2026年大会のアクセス情報だ。次回大会の会場や交通案内が同じになるとは限らないため、次年度の観戦時には最新の大会公式案内を確認したい。
【出場選手と歴代優勝者】2026年大会の顔ぶれと大会の歩み
2026年大会には108人が出場した。大会公式サイトが4月1日時点で公表した出場予定選手には、ウー・チャイェン、岩井明愛、岩井千怜、佐久間朱莉、安田祐香、竹田麗央、渋野日向子、小祝さくら、鈴木愛、申ジエらが名を連ねていた。
海外ツアーでも活躍する選手と、国内ツアーを主戦場とする選手が同じフィールドで競い合う点は、国内女子ゴルフの大会を観戦する醍醐味の一つだ。2026年は、ウー・チャイェンが優勝を果たした一方、岩井明愛と佐久間朱莉も2位タイに入り、実力者が上位を占める結果となった。
スタジオアリス女子オープンの歴代優勝者
大会の第1回は2005年。JLPGAが2026年6月に公表した開催20回記念の記事では、初代女王は服部道子と紹介されている。その後も、横峯さくら、有村智恵、鈴木愛、申ジエ、稲見萌寧、山下美夢有など、各時代を代表する選手が優勝者として名を連ねてきた。
- 2026年:ウー・チャイェン
- 2025年:安田祐香
- 2024年:阿部未悠
- 2023年:山下美夢有
- 2022年:上田桃子
- 2021年:稲見萌寧
- 2020年:新型コロナウイルスの影響で開催中止
- 2019年:申ジエ
- 2018年:鈴木愛
- 2017年:テレサ・ルー
- 2016年:菊地絵理香
- 2015年:成田美寿々
- 2014年:リ・エスド
- 2013年:金ナリ
- 2012年:佐伯三貴
- 2011年:東日本大震災の影響で開催中止
- 2010年:有村智恵
- 2009年:横峯さくら
- 2008年:辛炫周
- 2007年:ペ・ジェヒ
- 2006年:李知姫
- 2005年:服部道子
歴代優勝者を見ると、特定の選手が長期にわたって大会を独占しているわけではなく、国内外で実績を積んだ多様な選手が優勝している。2026年のウー・チャイェンも、その歴史に新たな名前を刻んだ。
【テレビ放送・配信とチケット】2026年の観戦情報を振り返る
2026年大会はすでに終了しているが、当時のテレビ放送やチケット条件を振り返ると、観戦方法を選ぶ際の参考になる。大会公式サイトに掲載された放送予定では、地上波、CS放送に加え、ネット配信も利用できる体制が案内されていた。
テレビ放送・ネット配信の予定
- 4月10日(金):CS放送の日テレジータスで14時30分~16時に生中継。
- 4月11日(土):読売テレビ・日本テレビ系28局ネットで15時~15時55分に生中継。日テレジータスでも午前と午後に生中継。
- 4月12日(日):読売テレビ・日本テレビ系28局ネットで15時~16時25分に録画放送。日テレジータスでは6時45分~9時15分に生中継。
- ネット配信:U-NEXTでも大会のライブ配信が案内されていた。
最終日の地上波放送は録画形式だったため、優勝が決まる瞬間をリアルタイムで追いたい場合は、当時のライブ配信やCS放送の予定を確認する必要があった。放送枠は競技進行などによって変更される場合もある。
現在は大会終了後のため、上記の放送時間に新たな生中継が行われるわけではない。過去の映像や見逃し配信を探す場合は、各配信サービスの公開状況や権利上の取り扱いを確認したい。
2026年のチケット料金と観戦条件
大会公式サイトが案内していた2026年の入場券は、前売り2枚綴りが7,000円。当日券は4月10日が4,000円、11日と12日が各5,000円だった。前売り駐車券は1,000円で、特典付きの入場券も用意されていた。
高校生以下は入場無料で、小学生以下は保護者などの同伴が必要とされた。また、障がい者手帳を持つ人と介助者1人までの入場無料措置も案内されていた。2026年大会のチケットは販売期間を終えているため、これらは当時の料金情報となる。
次回の観戦を考える場合、単に入場券の価格を比較するだけでなく、駐車券の有無、送迎バスの利用、専用観戦エリアなどの特典を含めて判断したい。特に車での来場は駐車券の販売条件が観戦計画に直結するため、開催年ごとの公式案内を確認することが大切だ。
【ジュニアカップとチャリティー】大会が担うもう一つの役割
富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの特徴は、プロ選手による優勝争いだけではない。小学生ゴルファーを対象にした「スタジオアリス ジュニアカップ」や、出場選手のサイン入りグッズなどを扱うチャリティーオークションも大会を構成する重要な取り組みだ。
小学生ゴルファーが競うスタジオアリス ジュニアカップ
JLPGAの公式情報によると、ジュニアカップは2008年から実施されている小学生向けの競技部門だ。2026年の決勝大会は4月3日に兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースで開催され、関東・関西・九州の予選を勝ち抜いた66人の小学生ゴルファーが出場した。
この決勝大会は、2026年のプロツアー本戦が行われた石坂ゴルフ倶楽部とは別の会場で実施された。各クラスの優勝者は、4月12日のプロ大会表彰式で表彰される予定となっていた。
加えて、4月11日にはジュニアカップ各クラスの優勝者と渋野日向子との交流イベントも行われた。JLPGAの大会報告では、子どもたちがプロ選手の話に耳を傾け、記念撮影などを通じて交流した様子が紹介されている。
同大会の20回開催を記念したJLPGAの記事では、ジュニアカップを経験し、その後JLPGAプロフェッショナル会員となった選手が77人に上ることも紹介された。ジュニア世代に競技の機会を提供し、プロを目指すきっかけにつなげる仕組みとして、長期的な意義を持っている。
チャリティーオークションの収益と寄付先
2026年のチャリティーオークションは、4月10日20時から19日22時まで実施された。出品されたのは大会出場選手のサイン入りグッズなどで、収益は子どもたちの教育支援や医療分野への寄付に充てられる計画だった。
JLPGAが6月15日に公表した寄付報告によると、2026年大会のチャリティーイベント収益は合計166万5,391円。内訳には、チャリティーパター、ちびっこパター大会、フェイスペイント、フォトスタジオ、チャリティーフォト、チャリティーオークションが含まれる。
- チャリティーオークション:58万9,611円
- チャリティーフォト:49万1,880円
- チャリティーパター:47万6,800円
- フォトスタジオ:6万6,000円
- フェイスペイント:2万8,500円
- ちびっこパター大会:1万2,600円
寄付先として公表されたのは、あしなが育英会、埼玉医科大学、JLPGA。オークション単体の収益だけでなく、会場内の参加型イベントを組み合わせて寄付を集めた点が特徴だ。
JLPGAは、第1回大会の2005年からチャリティー活動を続けていると説明している。観戦者がプレーを見るだけでなく、写真撮影やパター企画などを通じて参加できる仕組みは、家族で楽しめる大会というコンセプトにもつながっている。
【スタジオアリス女子オープン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スタジオアリス女子オープン2026の優勝者は誰ですか?
A1:ウー・チャイェンです。4月12日の最終ラウンドを70で回り、3日間通算10アンダーの206ストロークで優勝しました。2位タイには岩井明愛と佐久間朱莉が入りました。
Q2:2026年大会の賞金総額と優勝賞金はいくらですか?
A2:賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円です。賞金総額は大会全体の配分額であり、優勝賞金はそのうち優勝者が獲得する金額です。
Q3:2026年大会の予選カットラインは何打でしたか?
A3:通算1オーバーの145ストロークでした。大会概要では第2ラウンド終了時点の48位タイまでが決勝進出の対象となり、同順位の選手を含めて56人が決勝ラウンドに進みました。
Q4:2026年大会のリーダーボードはどこで確認できますか?
A4:JLPGA公式サイトの「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」大会ページで確認できます。2026年大会は終了しているため、ライブ速報ではなく、最終順位やラウンド別スコアなどの記録を確認する形になります。
Q5:2026年大会はテレビ放送やネット配信がありましたか?
A5:ありました。地上波では読売テレビ・日本テレビ系28局ネット、CSでは日テレジータス、ネットではU-NEXTの配信が案内されていました。現在、当時の生中継は終了しており、過去映像の視聴可否は各サービスの提供状況によります。
Q6:スタジオアリス ジュニアカップとは何ですか?
A6:小学生ゴルファーを対象とした競技部門です。2026年は4月3日に決勝大会が行われ、関東・関西・九州の予選を勝ち抜いた66人が出場しました。各クラスの優勝者はプロ大会の表彰式で表彰される予定となっていました。
まとめ:2026年大会の結果から見える見どころと今後の注目点
2026年の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは、ウー・チャイェンが通算10アンダーで優勝し、岩井明愛と佐久間朱莉が2位タイに入った。賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円を懸けた大会は、最終日に上位選手が接近する混戦となり、後半のバーディーラッシュが勝敗を分けた。
大会情報を調べる際は、開催日程や賞金だけでなく、リーダーボードのラウンド別スコア、予選カットライン、出場選手の最終順位を合わせて確認することで、試合展開をより正確に理解できる。2026年大会の結果を知りたい場合は、JLPGA公式の最終成績が基本となる。
また、スタジオアリス女子オープンは、プロの競技だけで完結する大会ではない。ジュニアカップによる次世代育成や、チャリティーイベントを通じた教育・医療分野への支援も続けている。2026年大会では、チャリティーイベントの収益166万5,391円が公表された。
次回大会の開催日程、出場選手、チケット、テレビ放送・配信については、次年度のJLPGA公式発表と大会公式案内を確認するのが確実だ。2026年の最終結果を押さえたうえで、次の大会では優勝争いだけでなく、ジュニア世代の活躍や大会を通じた社会貢献にも注目したい。