2026年10月27日、福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズ第3戦を2-1で制し、2年連続の日本一に王手をかけた。試合を決めたのは、延長10回に飛び出した正木智也のサヨナラホームラン。開幕から3試合連続で延長戦にもつれ込む歴史的なシリーズで、ソフトバンクが3連勝を飾った。
2026年10月28日時点で、ソフトバンクは日本一まであと1勝。パ・リーグを3年連続で制したチームは、昨季に続く頂点をつかめるのか。最新の試合結果、次戦の日程、日本一の優勝条件、歴代の優勝回数、小久保裕紀監督の戦績、そして今季の強さを日本野球機構(NPB)の公式記録や球団発表をもとに整理する。
【最新状況】ソフトバンク日本一は目前?正木智也のサヨナラ弾で3連勝

2026年の日本シリーズは、ソフトバンクとDeNAの接戦が続いている。10月24日の第1戦を3-1、25日の第2戦を4-3で制したソフトバンクは、舞台を福岡に移した27日の第3戦も2-1で勝利。3試合すべてを1点差以上の接戦で勝ち切り、シリーズを3勝0敗とした。
第3戦では、ソフトバンクの先発・松本晴が6回1失点と好投。打線はDeNAの先発・東克樹を相手に得点を奪えず、5回に先制点を許したものの、9回裏2死二塁から牧原大成の適時打で同点に追いついた。
そして延長10回裏、1死走者なしで打席に立った正木智也が、DeNAのルイーズから左翼ホームランテラスへのサヨナラ本塁打を放った。球速152キロのツーシームを捉えた一撃が、試合を決着させた。
NPBの公式戦評によると、日本シリーズの開幕から3試合連続で延長戦となったのは史上初。ソフトバンクは厳しい試合展開を3度続けて勝ち抜き、連覇へ大きく前進した。
ただし、現時点で日本一が確定したわけではない。必要な勝利数はあと1勝。第4戦を落とせばシリーズは続き、DeNAにも巻き返しの余地が残される。3連勝という結果と、日本一決定という事実は分けて捉える必要がある。
【試合結果】ソフトバンク対DeNAの3連勝を振り返る
ここまでの3試合に共通するのは、ソフトバンクが試合終盤まで粘り、勝負どころで得点を奪っていることだ。大量得点で相手を圧倒したのではなく、接戦をものにしている点に注目したい。
| 試合 | 結果 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 第1戦・10月24日 | ソフトバンク 3-1 DeNA | 延長11回に勝ち越し。庄子雄大の適時二塁打などで先勝。 |
| 第2戦・10月25日 | ソフトバンク 4-3 DeNA | 延長戦の末に競り勝ち、敵地で2連勝。 |
| 第3戦・10月27日 | ソフトバンク 2-1 DeNA | 9回に牧原大成が同点打。延長10回、正木智也がサヨナラ本塁打。 |
| 第4戦・10月28日 | 試合前 | 18時開始予定。ソフトバンクは勝てば日本一が決まる。 |
第1戦では、ソフトバンクが7回に先制した後、8回にDeNAの牧秀悟に同点本塁打を浴びた。それでも延長11回に庄子雄大の適時二塁打などで勝ち越し、3-1で逃げ切った。
第2戦も接戦となり、ソフトバンクが4-3で勝利。第3戦では9回2死から追いつき、延長10回に正木が決めた。3試合を通じて、リードを守る力だけでなく、劣勢から試合を振り出しに戻す力も示している。
このシリーズの特徴は、得点差が小さいからこそ、投手交代や守備、走塁、終盤の一打といった細かなプレーが勝敗に直結していることだ。ソフトバンクは、相手に主導権を握られる時間帯があっても、最後まで勝機を失っていない。
【優勝条件】ソフトバンクの日本一はいつ決まる?第4戦の日程と残り試合
2026年の日本シリーズは全7戦制で、先に4勝したチームが日本一となる。ソフトバンクは第3戦終了時点で3勝0敗。つまり、第4戦に勝てば4勝に到達し、2025年に続く日本一が正式に決定する。
次戦となる第4戦は、10月28日(水)18時から、みずほPayPayドーム福岡で行われる予定だ。NPBが公表している予告先発は、ソフトバンクが前田悠伍、DeNAが平良拳太郎。福岡での試合となるため、ソフトバンクは本拠地で日本一を決める機会を迎える。
第4戦で決着がつかなかった場合、シリーズは次の予定で進む。
- 第4戦:10月28日(水)18時、みずほPayPayドーム福岡
- 第5戦:10月29日(木)18時、みずほPayPayドーム福岡
- 第6戦:10月31日(土)18時30分、横浜スタジアム
- 第7戦:11月1日(日)18時、横浜スタジアム
第5戦以降は、シリーズの勝敗によって開催されない場合がある。ソフトバンクが第4戦で勝てば、第5戦以降は行われない。
注意したいのは、3勝0敗という数字だけで優勝を確定扱いしないことだ。2024年の日本シリーズでは、ソフトバンクがDeNAに2連勝した後、4連敗を喫して日本一を逃した経緯がある。今回の3連勝は大きな優位だが、最後の1勝を挙げるまではシリーズは終わらない。
【歴代記録】ソフトバンクの日本一回数は?過去の優勝年を整理
ソフトバンクの日本一回数を調べる際には、現在の球団名である「福岡ソフトバンクホークス」と、南海ホークス・福岡ダイエーホークス時代を含む球団の歴史を区別する必要がある。
球団公式発表によると、2025年の日本一は球団として12度目、福岡ソフトバンクホークスとしては8度目だった。2026年はその翌年にあたり、今回も日本一になれば球団通算13度目、現在のソフトバンク名義では9度目となる。
2025年までの日本シリーズ優勝年は、次のとおりだ。
- 1959年、1964年
- 1999年、2003年
- 2011年、2014年、2015年
- 2017年、2018年、2019年、2020年
- 2025年
特に2017年から2020年までは4年連続で日本一を達成した。2014年と2015年も連覇しており、短期決戦で結果を出し続けてきた実績がある。
一方、パ・リーグ優勝と日本一は同じ意味ではない。リーグ優勝はレギュラーシーズンの成績で決まり、日本一はセ・リーグの代表球団との日本シリーズを制して初めて獲得できる称号だ。ソフトバンクは2026年のパ・リーグを91勝49敗3分、勝率.650で終え、3年連続のリーグ優勝を達成した。ここから日本一まであと1勝というのが、現在の状況である。
【強さの理由】小久保裕紀監督の戦績と2026年ソフトバンクの実力
ソフトバンクの強さを考えるうえで、レギュラーシーズンの数字は欠かせない。2026年は143試合で91勝49敗3分、勝率.650。2位の埼玉西武ライオンズに11.5ゲーム差をつけ、パ・リーグの頂点に立った。
小久保裕紀監督の下では、2024年に91勝49敗3分、2025年に87勝52敗4分、2026年に91勝49敗3分を記録。レギュラーシーズンでは3年連続でリーグ優勝を果たしている。3シーズンの合計は269勝150敗10分であり、長いシーズンを通じて安定した戦力を維持してきたことがわかる。
2026年のチーム成績を見ると、打率は.261、本塁打は162本、チーム防御率は2.88。打線の得点力と投手陣の安定感を兼ね備えている。
日本シリーズでも、その総合力が表れている。第3戦の先発・松本晴は6回1失点と試合をつくり、救援陣が7回以降を無失点でつないだ。9回に牧原大成が同点打を放つと、延長10回は杉山一樹がDeNA打線を封じ、直後の攻撃で正木が試合を決めた。
注目すべきなのは、特定の主力選手だけに勝利を依存していない点だ。第1戦では庄子雄大、第3戦では牧原大成と正木智也が重要な場面で結果を残した。先発投手が試合をつくり、救援投手がリードを守り、打線が最後に応える。こうした役割分担が、接戦を勝ち切るための土台になっている。
小久保監督の采配を評価する際も、勝敗だけでなく、先発投手をどこまで引っ張るか、救援陣をどうつなぐか、終盤に誰を起用するかという判断を併せて見る必要がある。2026年の日本シリーズは、その総合的な判断が試される舞台になっている。
【MVPと注目点】正木智也の一発は連覇を決める決定打になるか
第3戦のヒーローとなった正木智也は、延長10回にサヨナラ本塁打を放った。NPBの公式戦評によると、正木は今季途中から1番打者に定着し、レギュラーシーズンでは28本塁打を記録。5年目の外野手として存在感を高めてきた。
この一打の価値は、単に試合を決めたことだけではない。3試合連続の延長戦という緊張感の高い状況で、ソフトバンクは第1戦、第2戦に続き、第3戦も最後の局面で勝ち切った。正木のサヨナラ弾は、チームが積み重ねてきた粘り強さを象徴するプレーになった。
ただし、日本シリーズMVPはシリーズ終了後に決まるため、第3戦終了時点で受賞者が確定しているわけではない。正木が第3戦のヒーローであることと、シリーズ全体のMVPに選ばれることは別の話だ。第4戦以降の結果や、投手陣を含む選手それぞれの貢献にも注目したい。
今後の観戦では、次の3点が判断材料になる。
- 投手陣:先発が試合をつくり、救援陣が終盤のリードを守れるか。
- 勝負どころの打撃:正木や牧原大成のように、重要な局面で得点につながる一打が出るか。
- DeNAの反撃:ソフトバンクの継投や攻撃に対応し、連敗を止められるか。
3連勝という結果はソフトバンクにとって大きなアドバンテージだが、日本一の価値は最後の1勝を挙げてこそ確定する。第4戦は、連覇を決める試合になるのか、それともシリーズが続くのかを左右する一戦となる。
【ソフトバンク日本一】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ソフトバンクの日本一はいつ決まる?
A1:2026年10月28日の日本シリーズ第4戦で勝利すれば、その時点で日本一が決まる。第3戦終了時点では3勝0敗で、あと1勝が必要だ。
Q2:ソフトバンクの歴代日本一回数は何回?
A2:2025年までに球団通算12回。現在の福岡ソフトバンクホークスとしては8回だ。2026年も日本一になれば、それぞれ13回、9回となる。
Q3:2026年の日本シリーズMVPは誰?
A3:第3戦終了時点では未確定。正木智也は第3戦でサヨナラ本塁打を放ち、試合のヒーローとなったが、シリーズMVPはシリーズ全体の結果を踏まえて決まる。
まとめ:ソフトバンク日本一の行方は第4戦が最大の焦点
2026年のソフトバンクは、パ・リーグ3連覇を達成したうえで、日本シリーズでもDeNAに3連勝。正木智也のサヨナラホームランで第3戦を制し、2年連続の日本一まであと1勝に迫った。
歴代の日本一回数は球団通算12回、現在のソフトバンク名義では8回。今回の連覇が実現すれば、それぞれ13回、9回に伸びる。小久保裕紀監督の下で積み上げたレギュラーシーズンの実績に加え、接戦での投手運用や終盤の勝負強さも、今季のチームを支える要素だ。
次の焦点は、10月28日18時開始予定の第4戦。ここで勝てば日本一が決定し、敗れればシリーズは続く。3連勝という勢いだけで判断せず、試合結果と公式発表を確認しながら、連覇が実現する瞬間を見届けたい。