栃木県宇都宮市にある「みずほの自然の森公園」は、豊かな平地林や花壇、子どもが水遊びを楽しめるせせらぎ水路、大型遊具などを備えた市民の憩いの場です。無料駐車場は490台分あり、バーベキューパークやイベントスペースも利用できます。自然の中で過ごしたい家族連れはもちろん、グループでのアウトドアや地域イベントの会場を探している人にも適した公園です。
この公園には、全国都市緑化フェア「マロニエとちぎ緑花祭2000」の会場跡地から2007年の開園に至るまでの歴史があります。2026年10月時点の宇都宮市公式サイトとNPOみずほの自然の森公園の利用案内をもとに、見どころ、駐車場・アクセス、バーベキューの料金と予約方法、管理棟の設備、直近のイベント情報まで整理します。お出かけ前に知っておきたい注意点も確認しておきましょう。
【見どころ】平地林・花壇・水遊び・大型遊具を満喫できる公園

みずほの自然の森公園の魅力は、自然を残した景観と、子どもから大人まで利用できる施設が共存していることです。宇都宮市西刑部町・平塚町にまたがる園内には、木々に囲まれた空間や広場、花壇、散策・運動に利用できるエリアが整備されています。
平地林と「みんなの広場」で自然を楽しむ
園内の中心的な魅力は、豊かな平地林を生かした緑の景観です。都市部の公園でありながら、木立の中を歩いたり、自然を眺めながら休憩したりできるため、遠出をせずに気分転換したい日にも向いています。
子ども連れなら「みんなの広場」も注目です。宇都宮市の施設案内によると、広場には大型遊具と水流れ施設が設置されています。遊具遊びと自然散策を組み合わせられるため、家族で過ごす休日の候補になります。
せせらぎ水路は夏季限定。水遊びの時期に注意
水遊びを目的に訪れるなら、せせらぎ水路の稼働時期を確認しておきましょう。宇都宮市公式サイトでは、例年5月から9月上旬まで水遊びを楽しめる施設として紹介されています。ただし、季節や運転日程によって利用できる状況は変わります。
2026年10月は、通常の稼働期間を過ぎている時期です。水遊びを第一の目的にする場合は、翌シーズンに向けて稼働案内を確認するのがよいでしょう。水路が稼働していない日でも、園内の散策や遊具遊びなど、別の楽しみ方があります。
フラワーガーデンと散策・運動エリア
フラワーガーデンには大きな花壇があり、季節ごとの花を楽しめます。花の見頃は植物や気候によって変わるため、特定の花を目的にする場合は、NPOみずほの自然の森公園が発信する季節のたよりなどを参考にすると計画を立てやすくなります。
また、園内にはウォーキング・ジョギングコース、健康広場、里山の水辺などもあります。遊具で遊ぶだけでなく、散策や軽い運動を楽しみたい人にも利用しやすい構成です。公園全体を一度に回ろうとせず、広場で遊ぶ時間と休憩時間を分けておくと、子ども連れでもゆったり過ごせます。
【歴史】マロニエとちぎ緑花祭2000の会場跡地から2007年の開園へ
みずほの自然の森公園は、最初から現在のような自然公園として計画されたわけではありません。宇都宮市公式サイトによると、前身となったのは「マロニエとちぎ緑花祭2000」の会場です。その後、2007年4月1日に公園として開園しました。
宇都宮競輪場の移転候補地だった時代
開園までの経緯をたどると、宇都宮競輪場の移転計画が重要な節目として浮かび上がります。1996年には、現在の公園周辺を競輪場の移転先候補とし、競技施設などを核にした運動公園を整備する構想が報じられました。
しかし、1997年には財政改革の流れの中で移転計画が凍結され、2000年には移転中止が報じられています。当時の日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞の報道記録にも、この計画の浮上、凍結、中止に関する経緯が残っています。
競輪場の移転が実現しなかったことで、現在の公園は、既存の平地林や緑を生かした市民の憩いの場として整備される道をたどりました。大規模な競技施設を中心とする構想から、自然環境や交流を重視する公園へと方向性が変わった点は、この場所を理解するうえで押さえておきたいポイントです。
開園までの主な年表
| 時期 | 出来事 | 現在の公園との関係 |
|---|---|---|
| 1996年 | 宇都宮競輪場の移転候補地として構想が報じられる | 運動公園を中心とした整備構想が浮上 |
| 1997年 | 財政改革の中で移転計画が凍結 | 競輪場を核とした整備構想が停滞 |
| 2000年 | 競輪場の移転中止が報じられる | 既存の平地林を生かす公園整備につながる経緯の一つ |
| 2000年 | マロニエとちぎ緑花祭2000の会場として利用 | 後の公園整備につながる会場となる |
| 2007年4月1日 | みずほの自然の森公園として開園 | 現在の市民利用・イベント利用の拠点がスタート |
この歴史から見えてくるのは、公園が単なるイベント会場の跡地ではなく、土地の利用方針が変わる中で、地域の緑を生かす方向に整備された施設だということです。現在の平地林や広場を楽しむ際にも、その背景を知っておくと、公園の役割がより分かりやすくなります。
【駐車場・アクセス】490台無料、車なら宇都宮上三川ICから約5分
車で訪れやすいことも、みずほの自然の森公園の特徴です。宇都宮市公式サイトでは、駐車場は東側392台、西側98台の合計490台で、料金は無料と案内されています。駐車場の利用時間は公園の開園時間と同じです。
開園時間と休園日
- 9月1日~4月30日:午前8時~午後5時
- 5月1日~8月31日:午前8時~午後6時
- 休園日:12月29日~1月3日
- 駐車場:490台、無料
2026年10月は秋冬の開園時間にあたるため、通常の閉園時刻は午後5時です。閉園間際に到着すると、遊具や散策を楽しむ時間が短くなるため、余裕を持った出発がおすすめです。なお、イベント開催日などは通常と異なる利用条件になる可能性があります。
車でのアクセス
最寄りの高速道路の出口は、北関東自動車道の宇都宮上三川インターチェンジです。宇都宮市公式サイトでは、インターチェンジから車で約5分と案内されています。所在地は栃木県宇都宮市西刑部町・平塚町地内で、管理棟の住所は西刑部町1861番地です。
公共交通機関でのアクセス
バスを利用する場合は、JR宇都宮駅西口から関東バスの「本郷台西汗」行きに乗車し、「高島橋」で下車、江川沿いに東ゲートまで徒歩で向かうルートが宇都宮市公式サイトで案内されています。バスの運行本数や時刻は日によって異なるため、出発前に確認しておきましょう。
駐車台数はイベント時の運用にも注意
通常の来園では、宇都宮市公式サイトに掲載された490台を基準に考えると分かりやすいでしょう。一方、NPOの交通案内図にはイベントスペース分を含む別の駐車台数表記もあります。大規模な催事では一般来園者とイベント参加者の駐車場所が異なる可能性があるため、イベント当日は主催者や管理棟の案内を確認しておくと安心です。
【バーベキューパーク】料金1,030円、予約は2か月前から
みずほの自然の森公園には、木立の中でバーベキューを楽しめる専用施設があります。宇都宮市公式サイトとNPOみずほの自然の森公園の案内によると、炉は10基あり、利用料金は1炉につき1日1,030円です。入園料や駐車場代がかからないため、食材などを自分たちで用意して楽しみたいグループにも利用しやすい施設です。
料金・利用時間・設備
- 利用料金:1炉1日1,030円(税込)
- 利用時間:午前10時~午後3時30分
- 炉の数:10基
- 利用人数:1炉につき最大10人
- 付属品:鉄板・金網各1枚
- 支払い:当日受付時に現金またはキャッシュレス決済
NPOの利用案内では、未就学児は人数に含めず、小学生以上を1人として数えるとされています。また、中学生以下だけでの利用はできず、予約できる回数は月1回までです。人数や利用条件は予約前に確認しておきましょう。
予約方法はオンラインと電話・窓口を確認
NPOみずほの自然の森公園の案内では、利用希望日の2か月前の同一日から予約できるとされています。同一日が存在しない場合は、1か月前の月初日から予約する扱いです。予約方法として、宇都宮市公共施設予約システムを使ったオンライン予約と、公園管理事務所の窓口・電話での予約が紹介されています。
ただし、宇都宮市公式サイトの施設紹介には、予約状況照会システムは空き状況の確認用であり、システム上では予約を受け付けていないという案内もあります。予約方法の記載に違いがあるため、予約を確実に成立させたい場合は、管理棟に電話して最新の受付方法と空き状況を確認するのが確実です。
予約・問い合わせ先は、みずほの自然の森公園管理棟、電話028-657-5222です。祝日や休日は利用者が多くなるため、日程が決まったら早めに問い合わせるとよいでしょう。
食材・炭・持ち物は事前準備が必要
バーベキューパークでは、食材や炭の販売はありません。トングや着火用具なども用意されていないため、必要なものを持参する必要があります。使用できる燃料は炭で、ガスコンロなどの調理器具は使用できません。
また、使用後は鉄板や金網を洗って元の場所に戻し、ごみは持ち帰るルールです。園内は全面禁煙で、ペットの同伴もできません。天候によっては利用できなくなる場合もあるため、荒天予報の日は管理棟に確認してください。
バーベキューを目的に訪れる場合は、食材の準備だけでなく、予約確定、利用人数、必要な備品、終了時刻までに片付けられるかを事前に整理しておくと、当日の行き違いを減らせます。
【管理棟・トイレ・赤ちゃん駅】小さな子ども連れにうれしい設備
子どもと一緒に出かける際に気になるのが、トイレや授乳、オムツ替えの場所です。NPOみずほの自然の森公園の施設案内によると、園内の管理棟は休憩所と事務所を兼ねており、休憩スペースにトイレと「赤ちゃん駅」が設けられています。
赤ちゃん駅で授乳・オムツ替えに対応
赤ちゃん駅は、授乳やオムツ替えができるスペースです。小さな子ども連れの場合、屋外で長く過ごすと授乳やオムツ替えのタイミングが気になるものですが、管理棟にこうした設備があることは、家族で訪れる際の安心材料になります。
利用する際は、場所や当日の利用状況を管理棟で確認するとスムーズです。公園内の遊び場と管理棟の位置を先に把握しておけば、休憩やトイレのために移動する際にも慌てずに済みます。
イベントスペースは団体利用にも対応
園内には、文化・産業イベントや催事などに使えるイベントスペースもあります。宇都宮市公式サイトによると、利用時間は午前9時から午後4時30分まで、料金は1日47,660円で、事前予約が必要です。
NPOの施設案内では、イベントスペースは約1ヘクタールの広さがあると紹介されています。地域の催しや団体イベントを計画している場合は、利用条件や会場の使い方を管理棟に相談するとよいでしょう。障がい者の福祉活動など、条件に該当する利用では使用料の減免制度も案内されています。
【イベント情報・2026年最新】11月28日は第20回落ち葉まつりの予定
みずほの自然の森公園は、普段の散策やバーベキューだけでなく、季節のイベント会場としても利用されています。NPOみずほの自然の森公園が2026年10月に掲載したイベント情報では、今後の催しとして落ち葉まつりと親子たこあげまつりが案内されています。
2026年秋から2027年初めの予定
- 2026年11月28日(土):第20回落ち葉まつり
- 2027年2月6日(土):親子たこあげまつり
2026年10月26日時点では、落ち葉まつりが次の注目イベントです。NPOの告知では、秋の自然を楽しめる催しを予定していると案内されています。開催時間や具体的なプログラムなどは、最新の主催者発表を確認してから出かけましょう。
前年の2025年に開催された第19回落ち葉まつりについて、NPOの開催報告は参加者が1,500人だったと伝えています。焼きいも、昔遊び、バルーンアート、綿あめ、地元の模擬店、ビンゴゲームなどが紹介されており、地域の交流イベントとして親しまれている様子がうかがえます。ただし、これらは2025年の開催内容であり、2026年も同じ企画が実施されるとは限りません。
目的別に考える、おすすめの訪問タイミング
遊具や自然散策を中心に楽しみたいなら、イベントのない通常日が向いています。駐車場や園内が比較的落ち着いている時間帯を選びやすく、子どものペースに合わせて休憩も取りやすいためです。
季節の催しや地域の雰囲気を楽しみたい場合は、落ち葉まつりなどの開催日が候補になります。ただし、催事当日は駐車場の利用状況や園内の混雑が通常日と異なる可能性があります。イベントへの参加が目的なら主催者の案内を優先し、通常の公園利用が目的なら開催日を避ける選択も検討しましょう。
水遊びを最優先にする場合は、せせらぎ水路の稼働時期である5月から9月上旬が目安です。花壇を楽しみたい場合は、季節のたよりなどで花の状況を確認してから訪れると、目的に合った過ごし方を選びやすくなります。
【みずほの自然の森公園】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:みずほの自然の森公園は入園料がかかりますか?
A1:入園料は無料です。宇都宮市公式サイトによると、駐車場も無料で、東側392台・西側98台の合計490台分が案内されています。ただし、有料のバーベキューパークやイベントスペースを利用する場合は、別途料金がかかります。
Q2:バーベキューパークの予約はどこでできますか?
A2:NPOの利用案内では、宇都宮市公共施設予約システムによるオンライン予約と、管理棟の窓口・電話での予約が案内されています。一方、宇都宮市公式サイトにはシステムでは予約を受け付けていないとの記載もあるため、管理棟の電話028-657-5222で最新の受付方法と空き状況を確認してください。利用料金は1炉1日1,030円です。
Q3:赤ちゃんの授乳やオムツ替えができる場所はありますか?
A3:NPOみずほの自然の森公園の施設案内によると、管理棟の休憩スペースに、授乳やオムツ替えができる「赤ちゃん駅」とトイレがあります。小さな子ども連れで訪れる場合は、管理棟の場所を先に確認しておくと安心です。
まとめ:無料で楽しめる自然公園、目的に合わせた事前確認が満足度を左右する
みずほの自然の森公園は、平地林や花壇、せせらぎ水路、大型遊具などを備え、散策・水遊び・バーベキュー・地域イベントまで幅広い楽しみ方ができる公園です。マロニエとちぎ緑花祭2000の会場跡地から、2007年4月1日の開園へと至った経緯には、宇都宮競輪場の移転計画の凍結・中止という歴史もあります。
2026年の基本情報では、入園無料、駐車場490台無料、バーベキューは1炉1日1,030円。管理棟にはトイレや赤ちゃん駅があり、家族連れにも利用しやすい設備が整っています。秋のイベントを楽しむなら、11月28日(土)に予定されている第20回落ち葉まつりも候補になります。
失敗しないための判断基準は、訪問目的を先に決めることです。水遊びなら稼働時期、バーベキューなら予約と持ち物、イベント参加なら開催内容と駐車場の運用を確認しましょう。最新の開園時間や施設利用条件は宇都宮市公式サイト、予約・催事の詳細はNPOみずほの自然の森公園の案内と管理棟への問い合わせで確認しておくと、当日の予定を立てやすくなります。