2026年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、侍ジャパンに選出された平良海馬、石井大智、松井裕樹の3投手が出場を辞退した。発表された理由は、左ふくらはぎの肉離れ、左アキレス腱損傷、コンディション不良とそれぞれ異なり、代替選手として藤平尚真、隅田知一郎、金丸夢斗が追加選出された。
一方、今井達也も2026年大会への不参加を表明しているが、負傷によって代表を離れた3投手とは経緯が異なる。侍ジャパン公式サイトの発表、MLB公式サイト日本語版の報道、大会結果を整理すると、辞退と未選出の違いや、選手交代が発生した時期が明確になる。2026年10月28日時点で、WBC開幕前の変更から大会終了までの経緯を振り返る。
【2026年最新】侍ジャパン辞退選手一覧とWBCの変更点

2026年のWBCで、当初の出場予定メンバーから正式に辞退が発表された投手は平良海馬、石井大智、松井裕樹の3人だ。いずれも大会開幕前の変更であり、侍ジャパンはそれぞれ藤平尚真、隅田知一郎、金丸夢斗を追加選出した。
侍ジャパン公式サイトが公表した選手変更のお知らせでは、辞退した選手、発表日、変更後の登録選手が明示されている。2026年のWBC出場辞退選手を調べる際は、報道の速報だけでなく、この公式発表を基準にすると整理しやすい。
| 発表日 | 辞退選手 | 公式に発表された理由 | 追加選出選手 |
|---|---|---|---|
| 2026年2月11日 | 平良海馬 | 左ふくらはぎの肉離れ | 藤平尚真 |
| 2026年2月13日 | 石井大智 | 左アキレス腱損傷 | 隅田知一郎 |
| 2026年2月26日 | 松井裕樹 | コンディション不良 | 金丸夢斗 |
| 2026年1月6日(日本時間) | 今井達也 | メジャー移籍1年目の準備や家族を優先する意向を表明 | 辞退に伴う直接の代替選手発表なし |
※今井達也は、正式選出後に負傷などで出場辞退した3投手とは異なり、大会への不参加を早い段階で表明したケースとして区別している。
特に注目されたのは、投手陣で短期間に3人の離脱が続いたことだ。平良と石井の変更が発表された後、2月26日には松井の辞退も明らかになった。救援陣の編成を見直す必要が生じた点で、今回の変更は単なる名簿上の入れ替えにとどまらなかった。
【辞退理由を詳しく解説】平良海馬・石井大智・松井裕樹に何があった?
平良海馬|左ふくらはぎの肉離れで2月11日に辞退
埼玉西武ライオンズの平良海馬は、2026年2月11日にWBC出場辞退が発表された。侍ジャパン公式サイトによると、理由は左ふくらはぎの肉離れだった。
日刊スポーツなどの報道では、平良は練習中に左足の違和感を訴え、球団から軽い肉離れで全治2~3週間と診断されたことが伝えられている。大会本番が迫る時期に、国際大会で必要となる投球強度まで状態を戻せるかが問題となった。
平良は終盤を任せられる救援投手として期待されていた。短いイニングを高い出力で抑える役割では、脚のコンディションが投球動作や出力に影響する可能性がある。代表への思いだけで出場を決められる状況ではなく、故障の回復を優先する判断となった。
平良の辞退を受け、楽天の藤平尚真が追加選出された。2月11日の公式発表により、辞退と代替選手の関係が明確になっている。
石井大智|左アキレス腱損傷で2月13日に辞退
阪神タイガースの石井大智は、左アキレス腱損傷のため出場を辞退した。侍ジャパン公式サイトが選手変更を公表したのは2026年2月13日で、代わって西武の隅田知一郎が追加選出された。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と踵をつなぐ重要な組織だ。投手は投球時に下半身を使って体重移動し、軸足や踏み出す足で身体を支えるため、下肢の故障は投球動作全体に影響し得る。
ただし、公式に示された理由は「左アキレス腱損傷」であり、損傷の程度や復帰までの具体的な期間について、辞退発表だけから断定することはできない。
石井は救援投手としての役割が期待されていた。平良に続く離脱となったことで、侍ジャパンは投手陣の再編を迫られた。隅田の追加選出は、先発・中継ぎを含めた投手運用を改めて組み立てるうえでも重要な変更だった。
松井裕樹|コンディション不良で2月26日に辞退
サンディエゴ・パドレスの松井裕樹は、2026年2月26日にWBC出場辞退が発表された。侍ジャパン公式サイトが示した理由は「コンディション不良」で、追加選出されたのは中日ドラゴンズの金丸夢斗だった。
テレ東スポーツやスポーツニッポンの報道によると、松井は2月19日のキャンプでライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した際、21球を投げたところで左足の付け根に違和感を訴え、途中降板していた。その後も調整を続けていたが、WBCで実戦登板できる状態に到達することが難しくなった。
ここで区別したいのは、公式発表の理由と、報道された経過の違いだ。公式に公表された辞退理由はコンディション不良であり、左足付け根の違和感は、その判断に至るまでの経緯として報じられた情報である。
松井はメジャーリーグでプレーする左腕で、国際大会の経験もある投手だった。大会直前の離脱は、単に投手を1人補充すれば済む問題ではない。左腕の起用場面、救援陣の負担、終盤の継投など、チーム全体の運用に関わる変更となった。
【代替選手を比較】藤平尚真・隅田知一郎・金丸夢斗が追加選出された理由
平良、石井、松井の辞退後、侍ジャパンは藤平尚真、隅田知一郎、金丸夢斗を追加選出した。3人の追加招集は、侍ジャパン公式サイトの選手変更発表で確認できる。
藤平尚真|平良海馬の辞退に伴い追加選出
楽天の藤平尚真は、2月11日に平良の代替選手として選出された。藤平自身も国際大会での登板経験があり、代表の投手陣に加わることになった。
ただし、藤平が平良とまったく同じ起用法を担うと決まっていたわけではない。代表では相手打線や試合展開、各投手の状態に応じて役割が調整されるため、登録変更と実際の登板配置は分けて考える必要がある。
隅田知一郎|石井大智の辞退を受けて選出
西武の隅田知一郎は、石井の出場辞退に伴い追加選出された。2月13日の公式発表に記載されており、選出の経緯は明確だ。
隅田は先発投手としての経験を持つ左腕である。救援投手の辞退を受けて追加されたからといって、元の選手と同じ役割に固定されるとは限らない。代表チームにとっては、投手層の厚みを確保し、試合ごとの起用選択肢を広げる意味があった。
金丸夢斗|松井裕樹の辞退で追加招集
中日の金丸夢斗は、松井の辞退に伴い2月26日に追加選出された。松井の離脱によって左腕の戦力構成を見直す必要が生じた時期に、若い投手が代表メンバーに加わることになった。
一方で、左投手という共通点だけで松井と金丸の役割が同一だったと判断するのは適切ではない。球種、投球スタイル、経験、当日のコンディションなど、実際の起用を左右する要素は複数ある。
3人の追加選出に共通しているのは、辞退した選手の名前だけでなく、代表全体の投手運用を再構築する必要があった点だ。WBCのような短期決戦では、登録できる選手数に限りがあり、直前の故障がチーム編成に与える影響も大きい。
【今井達也のWBC辞退理由】選出後の辞退と未選出は何が違う?
今井達也は2026年1月、アストロズへの入団会見でWBCに参加しない意向を表明した。MLB公式サイト日本語版によると、会見は現地時間1月5日に行われ、日本時間では1月6日に当たる。
今井はメジャー移籍1年目のシーズンを控えており、会見では新しい環境への適応や家族のことを優先する考えを説明した。参加するかどうかを問われた際には、現時点では出場する予定がないと述べている。
これは、平良、石井、松井のように、出場予定メンバーとして公表された後、負傷やコンディション不良によって辞退したケースとは性質が異なる。今井の場合は、大会への不参加を早い段階で表明した経緯が中心となる。
侍ジャパンの「辞退」と「未選出」の違い
検索時に混同しやすいのが、「辞退」「不参加」「未選出」という言葉だ。それぞれの意味を分けると、選手の状況を正確に理解しやすくなる。
- 出場辞退:代表選手として選出・発表された後、故障やコンディションなどの理由で大会への出場を取りやめること。
- 不参加の表明:大会に出場しない意向を本人が表明すること。正式選出後の辞退とは限らない。
- 未選出:最終的な代表メンバーに選ばれていないこと。本人が辞退したことを意味するわけではない。
この区別は、今井達也のWBC辞退理由を調べる際にも重要になる。今井はメジャーでのルーキーイヤーに向けた準備や家族のことを優先する考えを明らかにしたが、平良らのように公式発表で故障による出場辞退とされた選手とは経緯が異なる。
また、予備登録や候補選手として名前が挙がったことと、最終メンバーとして正式に選出されたことも同じではない。候補入りの情報だけを根拠に「代表辞退」と断定すると、実際の選出経緯を誤って伝える可能性がある。
【発表日を時系列で整理】2026年の辞退情報とWBC大会結果
2026年のWBCをめぐる主な動きを時系列で追うと、今井の不参加表明から始まり、開幕前に3投手の出場辞退が発表されたことが分かる。
- 1月6日(日本時間):今井達也が入団会見でWBC不参加の意向を表明。
- 2月11日:平良海馬の左ふくらはぎの肉離れによる辞退と、藤平尚真の追加選出を発表。
- 2月13日:石井大智の左アキレス腱損傷による辞退と、隅田知一郎の追加選出を発表。
- 2月26日:松井裕樹のコンディション不良による辞退と、金丸夢斗の追加選出を発表。
- 3月15日:WBC準々決勝で日本がベネズエラに5対8で敗れ、大会を終えた。
侍ジャパン公式サイトの選手変更発表と大会結果を照らし合わせると、3人の正式な出場辞退はいずれもWBC開幕前に起きていたことが確認できる。
ただし、日本が準々決勝で敗退したことと、3投手の辞退を直接結び付けるのは慎重であるべきだ。短期決戦の結果は、打撃、守備、先発投手の内容、継投、相手チームの戦力など多くの要素によって決まる。選手の離脱はチーム編成に影響するものの、それだけで大会結果を説明することはできない。
【侍ジャパン歴代辞退選手】過去のWBCでも故障による変更は起きていた
代表選手の辞退や変更は、2026年に限った出来事ではない。過去のWBCでも、故障などによって大会前や大会期間中にメンバー変更が行われている。
2017年大会では、捕手の嶋基宏が故障により出場を辞退し、炭谷銀仁朗が追加招集された。侍ジャパン公式の当時の発表でも、嶋の辞退と炭谷の追加選出が公表されている。
2023年大会では、鈴木誠也が出場を辞退した。侍ジャパン公式サイトは2023年2月28日に選手変更を発表しており、大会直前の辞退が代表編成に影響した事例の一つだ。
加えて、過去のWBCでは黒田博樹、石井弘寿、村田修一らの故障に伴う離脱や交代も報じられている。日刊スポーツがまとめた過去の大会の記録では、2006年、2009年、2017年などに選手変更が発生していた。
こうした歴代の辞退事例に共通するのは、代表への選出が、そのまま本大会への出場を保証するものではないという点だ。選手の身体の状態や所属球団での調整、国際大会の日程などを踏まえ、最終的な出場判断が行われる。
特に投手は、短期間に高い負荷がかかる可能性がある。故障の状態を抱えたまま無理に出場するより、回復を優先する判断が必要になる場合もある。代表の戦力を考える際には、選出された選手の実績だけでなく、健康状態と代替選手の準備も重要な要素となる。
【侍ジャパン辞退】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のWBCで正式に出場辞退した侍ジャパンの選手は誰ですか?
A1:平良海馬、石井大智、松井裕樹の3投手です。侍ジャパン公式サイトは、それぞれ2026年2月11日、2月13日、2月26日に選手変更を発表しました。
Q2:平良海馬、石井大智、松井裕樹の代替選手は誰ですか?
A2:平良の代わりに藤平尚真、石井の代わりに隅田知一郎、松井の代わりに金丸夢斗が追加選出されました。3人とも投手で、追加選出の経緯は侍ジャパン公式サイトの発表で確認できます。
Q3:今井達也はなぜWBCを辞退したのですか?
A3:今井は2026年1月の入団会見でWBC不参加の意向を表明しました。メジャー移籍1年目の準備や家族のことを優先する考えを説明しています。選出後に故障で出場辞退した3投手とは、経緯が異なります。
Q4:松井裕樹の辞退理由は故障ですか、それともコンディション不良ですか?
A4:侍ジャパン公式サイトが発表した辞退理由は「コンディション不良」です。報道では、2月19日のライブBPで左足付け根に違和感を訴えて途中降板した経緯が伝えられています。公式発表の表現と報道された症状の経過を区別して理解することが大切です。
Q5:「侍ジャパン辞退」と「未選出」は同じ意味ですか?
A5:同じではありません。辞退は、選出・発表された選手が出場を取りやめることを指します。未選出は最終メンバーに選ばれていない状態です。また、今井達也のように大会への不参加を早期に表明したケースも、選出後の正式な辞退とは区別して考える必要があります。
まとめ:2026年の侍ジャパン辞退情報を正しく見極めるポイント
2026年のWBCでは、平良海馬が左ふくらはぎの肉離れ、石井大智が左アキレス腱損傷、松井裕樹がコンディション不良を理由に出場を辞退した。侍ジャパンはそれぞれ藤平尚真、隅田知一郎、金丸夢斗を追加選出し、開幕前に投手陣の再編を進めた。
一方、今井達也はメジャー移籍1年目の準備や家族のことを優先する考えから、早い段階でWBC不参加の意向を表明している。正式選出後に故障などで辞退した選手と、最初から出場しない意向を示した選手を同じ扱いにしないことが、情報を正確に理解するうえで欠かせない。
侍ジャパンの辞退情報を確認する際は、選手名だけでなく、公式発表日、発表された理由、追加選出された選手、本人が表明した内容を順番に確認したい。速報記事や候補選手の情報だけで判断せず、侍ジャパン公式サイトと信頼できる報道を照合することが、2026年のWBC出場辞退選手を正確に把握するための基本となる。